ガールズちゃんねる

好きな俳句、短歌、詩 part3

172コメント2024/03/05(火) 11:54

  • 1. 匿名 2024/02/14(水) 15:24:58 

    みなさんの好きな作品を教えてください。
    私は馬場あき子の
    『針の穴一つ通してきさらぎの梅咲く空にぬけてゆかまし 』です。

    +6

    -1

  • 2. 匿名 2024/02/14(水) 15:25:40 

    好きな俳句、短歌、詩 part3

    +2

    -0

  • 3. 匿名 2024/02/14(水) 15:26:03 

    はるすぎてぇ〜

    なつきにけらしぃ〜

    しろたへのぉぉぉ〜

    ころもほすてふぅ〜

    あまのてるひもぉ〜

    +17

    -3

  • 4. 匿名 2024/02/14(水) 15:26:06 

    なんでもおまんこ   谷川俊太郎
     
     
    なんでもおまんこなんだよ
    あっちに見えてるうぶ毛の生えた丘だってそうだよ
    やれたらやりてえんだよ
    おれ空に背がとどくほどでっかくなれねえかな
    すっぱだかの巨人だよ
    でもそうなったら空とやっちゃうかもしれねえな
    空だって色っぽいよお
    晴れてたって曇ってたってぞくぞくするぜ
    空なんか抱いたらおれすぐいっちゃうよ
    どうにかしてくれよ
    そこに咲いてるその花とだってやりてえよ
    形があれに似てるなんてそんなせこい話じゃねえよ
    花ん中へ入っていきたくってしょうがねえよ
    あれだけ入れるんじゃねえよお
    ちっこくなってからだごとぐりぐり入っていくんだよお
    どこ行くと思う?
    わかるはずねえだろそんなこと
    蜂がうらやましいよお
    ああたまんねえ
    風が吹いてくるよお
    風とはもうやってるも同然だよ
    頼みもしないのにさわってくるんだ
    そよそよそよそようまいんだよさわりかたが
    女なんかめじゃねえよお
    ああ毛が立っちゃう
    どうしてくれるんだよお
    おれのからだ
    おれの気持ち
    溶けてなくなっちゃいそうだよ
    おれ地面掘るよ
    土の匂いだよ
    水もじゅくじゅく湧いてくるよ
    おれに土かけてくれよお
    草も葉っぱも虫もいっしょくたによお
    でもこれじゃまるで死んだみたいだなあ
    笑っちゃうよ
    おれ死にてえのかなあ

    +3

    -18

  • 5. 匿名 2024/02/14(水) 15:26:33 

    梅の花 一輪咲いても 梅は梅(そりゃそうだ)

    +9

    -0

  • 6. 匿名 2024/02/14(水) 15:26:41 

    菜の花や月は東に日は西に
    与謝蕪村

    +9

    -0

  • 7. 匿名 2024/02/14(水) 15:27:31 

    いと美しゅうてきたり

    +1

    -0

  • 8. 匿名 2024/02/14(水) 15:27:57 

    咳をしても一人

    +15

    -0

  • 9. 匿名 2024/02/14(水) 15:28:02 

    >>4

    消えろ

    +5

    -1

  • 10. 匿名 2024/02/14(水) 15:28:08 

    夜なのに 僕が見るのは あおいそら

    レジ横は 春夏秋冬 ホットけない

    +0

    -0

  • 11. 匿名 2024/02/14(水) 15:28:13 

    好きな俳句、短歌、詩 part3

    +28

    -0

  • 12. 匿名 2024/02/14(水) 15:28:24 

    みんな違って みんないい

    +6

    -1

  • 13. 匿名 2024/02/14(水) 15:28:38 

    うち日さす 宮道みやぢを人は 満ち行ゆけど わが思ふ君は ただ一人のみ

    +2

    -1

  • 14. 匿名 2024/02/14(水) 15:29:14 

    散る桜 残る桜も 散る桜

    +14

    -0

  • 15. 匿名 2024/02/14(水) 15:29:32 

    ちはやふる かみよもきかず 竜田川 からくれないに みずくくるとは

    +5

    -0

  • 16. 匿名 2024/02/14(水) 15:30:05 

    紅梅に干してをくなり洗ひ猫

    +0

    -0

  • 17. 匿名 2024/02/14(水) 15:30:07 

    はるがすみ
    どてののどかさ
    ふわりとかすめる
    きあげはのかげ

    +1

    -0

  • 18. 匿名 2024/02/14(水) 15:30:15 

    DAISOの歌
    ハッピー プライス パラダイス
    ダイソー!
    ハッピー プライス パ~ラダイス
    ハイパー プライス パラダイス
    ダイソー!

    +8

    -0

  • 19. 匿名 2024/02/14(水) 15:31:17 

    万葉集から

    夏の野の
    繁みに咲ける
    姫百合の
    知らえぬ恋は
    苦しきものを

    大伴坂上郎女

    +4

    -0

  • 20. 匿名 2024/02/14(水) 15:32:12 

    白鳥は哀しからずや空の青海のあをにも染そまずただよふ

    +16

    -0

  • 21. 匿名 2024/02/14(水) 15:32:18 

    あまり言葉のかけたさに
    あれ見さいなう、空行く雲の速さよ

    +3

    -0

  • 22. 匿名 2024/02/14(水) 15:32:20 

    🌸【ほれぼれと 桜吹雪の中をゆく
     さみしき修羅の 一人となりて】🌸
                 岡野弘彦

    桜吹雪の中を一人去っていく、泥水次郎長の後ろ姿を思い浮かべてしまう歌です。

    +4

    -0

  • 23. 匿名 2024/02/14(水) 15:32:24 

    東風吹かば にほひをこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ

    +10

    -0

  • 24. 匿名 2024/02/14(水) 15:32:39 

    工藤吉生「膝蹴りを暗い野原で受けている世界で一番すばらしい俺」

    +4

    -1

  • 25. 匿名 2024/02/14(水) 15:32:49 

    >>1
    伊藤園のサラリーマン川柳

    +2

    -0

  • 26. 匿名 2024/02/14(水) 15:33:15 

    サラダ記念日

    +0

    -4

  • 27. 匿名 2024/02/14(水) 15:34:16 

    梅散れば
    次に咲くのは
    桜かな🌸

    +4

    -0

  • 28. 匿名 2024/02/14(水) 15:34:34 

    夏草や
    兵どもが
    夢のあと

    +10

    -0

  • 29. 匿名 2024/02/14(水) 15:34:45 

    願はくは花の下にて春死なむ その如月の望月のころ 西行

    +13

    -0

  • 30. 匿名 2024/02/14(水) 15:35:10 

    >>9
    理解できないならお前が消えろ

    +2

    -9

  • 31. 匿名 2024/02/14(水) 15:35:53 

    冬蜂の死にどころなく歩きけり

    +1

    -0

  • 32. 匿名 2024/02/14(水) 15:36:34 

    五月雨は梅雨か時鳥
    我が名をあげよ雲の上まで

    +1

    -0

  • 33. 匿名 2024/02/14(水) 15:36:36 

    >>9
    暴言怖い。通報しました。

    +4

    -4

  • 34. 匿名 2024/02/14(水) 15:36:56 

    帳帳も垂れたるを
    大君来ませ婿にせん
    御肴には何よけむ
    あはびさだをかかせよけむ
    あはびさだをかかせよけむ

    +0

    -0

  • 35. 匿名 2024/02/14(水) 15:37:01 

    >>23
    いま咲いてるしね
    近所の空き家になった家で咲いてる梅の花を見るたびこの歌を思い出すよ

    +6

    -0

  • 36. 匿名 2024/02/14(水) 15:37:48 

    >>4
    立てば松茸
    垂れれば膾
    揺れる姿は象の鼻

    +1

    -3

  • 37. 匿名 2024/02/14(水) 15:37:48 

    キプリングのif
    ウィンブルドンのセンターコート前にも書いてある人生の教訓
    長いので抜粋

    IF YOU CAN MEET WITH TRIUMPH AND DISASTER
    AND TREAT THOSE TWO IMPOSTORS JUST THE SAME,"

    you 'll be a Man, my son !

    +0

    -1

  • 38. 匿名 2024/02/14(水) 15:38:06 

    夏草や兵どもが夢の跡

    +2

    -0

  • 39. 匿名 2024/02/14(水) 15:38:16 

    >>19
    私もこの歌、好きです!
    坂上郎女良いですよね〜

    同じく郎女から
    酒杯に 梅の花浮かべ 思ふどち
    飲みてののちは 散りぬともよし
    (盃に梅の花を浮かべて、気心の知れた仲間同士で飲むのは楽しい。
    飲んだ後ならば梅の花も散っても構わないよ。)
    みたいな感じの意味。

    +2

    -0

  • 40. 匿名 2024/02/14(水) 15:38:34 

    ランボーの「酔どれ船」

    +0

    -0

  • 41. 匿名 2024/02/14(水) 15:39:06 

    小景異情

    +0

    -0

  • 42. 匿名 2024/02/14(水) 15:39:26 

    俵万智さんの

    親は子を
    育ててきたと
    言うけれど
    勝手に赤い
    畑のトマト

    すごく印象に残ってて
    多分 生涯 忘れられない

    +7

    -2

  • 43. 匿名 2024/02/14(水) 15:39:50 

    仏にはさくらの花をたてまつれわがのちの世を人とぶらはば(西行)

    +3

    -0

  • 44. 匿名 2024/02/14(水) 15:39:59 

    かの女は森の花ざかりに死んでいった、かの女は余所にもっと青い森があると知つていた

    +0

    -0

  • 45. 匿名 2024/02/14(水) 15:40:31 

    これからの季節に。

    🌸世の中に 絶へて桜の なかりせば
     春の心は のどけからまし🌸
                在原業平

    +8

    -0

  • 46. 匿名 2024/02/14(水) 15:40:45 

    和泉式部
    あらざらむ この世の外の 思ひ出に
    今ひとたびの 逢ふこともがな

    +5

    -0

  • 47. 匿名 2024/02/14(水) 15:41:28 

    四季の歌

    秋を愛する人は 心深き人
    愛を語るハイネのような 僕の恋人

    この間久しぶりに聞いたけど、ドイツの詩人のハイネさんなんですね
    幼少期の私は何だかわからず歌ってたな…
    良い詩です

    +4

    -0

  • 48. 匿名 2024/02/14(水) 15:41:35 

    せきをしても一人


    +2

    -0

  • 49. 匿名 2024/02/14(水) 15:43:21 

    かもめ来よ 
    我が天金の
    書の上に    若山牧水

    +2

    -0

  • 50. 匿名 2024/02/14(水) 15:43:44 

    柱も床も乾いている
    ああ今日は良い天気だ
    ああお前は何をしてきたのだと

    …たまに思い出す
    このフレーズ
    誰かの詩ですか?それとも流行歌の歌詞でしたっけ。

    +1

    -0

  • 51. 匿名 2024/02/14(水) 15:43:51 

    空蝉の 唐織り衣なにかせん 綾も錦も君ありてこそ

    散りぬべき 時知りてこそ世の中の 花も花なれ人も人なれ

    +8

    -0

  • 52. 匿名 2024/02/14(水) 15:44:25 

    >>36
    せせらぎに
    心静かに手を添えて
    外に漏らすな松茸のつゆ

    +5

    -0

  • 53. 匿名 2024/02/14(水) 15:44:39 

    自分の感受性くらい

    バカモノよって茨木さんに叱られる

    +3

    -0

  • 54. 匿名 2024/02/14(水) 15:45:32 

    >>36
    ひどいww

    +1

    -0

  • 55. 匿名 2024/02/14(水) 15:47:27 

    つゆとおち つゆときえにしわがみかな
    なにわのことも ゆめのまたゆめ

    秀吉辞世の句、あれほどの栄華を極めても最期ははかないのね

    +7

    -0

  • 56. 匿名 2024/02/14(水) 15:47:36 

    有名だけど、木下龍也の

    絶望もしばらく抱いてやればふと弱みを見せるそのときに刺せ

    +5

    -0

  • 57. 匿名 2024/02/14(水) 15:49:28 

    今すぐにキャラメルコーン買ってきて そうじゃなければ妻と別れて

    佐藤真由美

    この短歌にはガツンと来ました
    もちろん不倫はダメだけど

    +5

    -3

  • 58. 匿名 2024/02/14(水) 15:49:32 

    夜ドイツを思うと眠れなくなる
    どうしても目が塞がらず熱い涙が流れる
    年は来て年は去る
    切ない憧れはますます増す
    神様どうぞお守りください

    これは誰?

    +1

    -1

  • 59. 匿名 2024/02/14(水) 15:50:04 

    >>4
    これ一見バカみたいな受け狙いの詩みたいだけど、童貞弱者男性の生きることへの絶望を描いた作品だと考えるとちょっと胸を打つ。

    +11

    -1

  • 60. 匿名 2024/02/14(水) 15:51:24 

    パウル・ツェラン『迫奏』

    +0

    -0

  • 61. 匿名 2024/02/14(水) 15:52:19 

    チッチとサリーの詩

    ちい恋通信も終わっちゃったしさみしいな
    好きな俳句、短歌、詩 part3

    +5

    -0

  • 62. 匿名 2024/02/14(水) 15:52:29 

    短歌
    さくらさくら いつまで待っても来ぬ人と死んだ人とは同じさ 桜!

    これをもとに演歌の夜桜お七が出来た。

    +5

    -0

  • 63. 匿名 2024/02/14(水) 15:53:52 

    テーブルに
    君の丸みの マスクかな

    フルポン村上の俳句好きです

    +7

    -0

  • 64. 匿名 2024/02/14(水) 15:55:12 

    まどみちお
    「やぎさんゆうびん」
    「ぞうさん」
    「ふしぎなポケット」

    谷悦子『まど・みちお―研究と資料 』も興味深かったです。






    +2

    -0

  • 65. 匿名 2024/02/14(水) 15:57:22 

    この杯を受けてくれ
    どうぞなみなみ注がしておくれ
    花に嵐の喩えもあるぞ
    さよならだけが人生だ

    もとは漢詩なんだけど井伏鱒二の意訳がすばらしい

    +11

    -0

  • 66. 匿名 2024/02/14(水) 15:58:53 

    >>50
    中原中也の「山羊の歌」より「帰郷」だと思います

    +2

    -1

  • 67. 匿名 2024/02/14(水) 16:00:53 

    >>1
    由良のとを 渡る舟人 かぢをたえ
    ゆくへも知らぬ 恋の道かな

    +3

    -0

  • 68. 匿名 2024/02/14(水) 16:02:50 

    一枚の膜を隔てて愛しあう
    君の理性をときに寂しむ

    焼き肉とグラタンが好きという少女よ
    私はあなたのお父さんが好き

    俵万智

    不倫じゃなければ手放しで好きなんだけど

    +6

    -2

  • 69. 匿名 2024/02/14(水) 16:03:08 

    >>2
    小野小町と与謝野晶子について書かれた随筆、片山廣子『二人の女歌人』、良かったです。めっちゃ短いので、青空文庫でサクッと読めます。

    +2

    -1

  • 70. 匿名 2024/02/14(水) 16:04:40 

    散りぬべき 時知りてこそ 世の中の
    花も花なれ 人も人なれ

    細川ガラシャ婦人の辞世の句。聞いてるか老害ども

    +6

    -0

  • 71. 匿名 2024/02/14(水) 16:06:52 

    山村暮鳥 風景 純銀もざいく
    いちめんのなのはないちめんのなのはなーーってやつ

    +3

    -0

  • 72. 匿名 2024/02/14(水) 16:06:55 

    >>52
    道鏡は座ると膝が三つでき

    +1

    -0

  • 73. 匿名 2024/02/14(水) 16:08:28 

    体などくれてやるから君の持つ愛と名のつく全てをよこせ

    岡崎裕美子

    +5

    -0

  • 74. 匿名 2024/02/14(水) 16:09:08 

    >>36
    益荒男の猛き
    槍もて駆け入りたい
    いつかの夢か時鳥
    乙女の丘へ

    +2

    -0

  • 75. 匿名 2024/02/14(水) 16:09:28 

    五月雨や大河を前に家二軒(与謝蕪村)

    +0

    -0

  • 76. 匿名 2024/02/14(水) 16:09:40 

    母の手を握って炬燵しまわれる

    +0

    -0

  • 77. 匿名 2024/02/14(水) 16:11:10 

    >>59
    昔は童貞である事は大恥で
    女性にそれを笑われたら男子は生きていけない
    そんな時代だったから

    +4

    -0

  • 78. 匿名 2024/02/14(水) 16:11:16 

    仏壇の菓子うつくしき冬至かな

    正岡子規

    +4

    -0

  • 79. 匿名 2024/02/14(水) 16:11:58 

    >>55
    戦国武将の辞世の句ってなんかいいよね。
    伊達政宗の句↓とかも好き。

    曇りなき 心の月を先立てて 浮世の闇を照らしてぞ行く

    +6

    -0

  • 80. 匿名 2024/02/14(水) 16:12:00 

    そういやペットボトルの「お~いお茶」は俳句見て買うなあ

    巫女着替え我に戻りて夏帽子
    山笑う歩き続けるだけのこと
    草野球夕陽まるごと打ってやる
    雪だるま冷蔵庫の中秘密基地

    とか好き

    +4

    -0

  • 81. 匿名 2024/02/14(水) 16:12:15 

    柔肌の熱き血潮に触れもみで
    悲しからずや道を説く君

    +4

    -0

  • 82. 匿名 2024/02/14(水) 16:16:30 

    >>41
    ふるさとは

    +0

    -0

  • 83. 匿名 2024/02/14(水) 16:17:12 

    「干からびた犯罪」 萩原朔太郎

    これを読むと『罪と罰』が脳裏をよぎります

    +0

    -0

  • 84. 匿名 2024/02/14(水) 16:21:10 

    平兼盛
    しのぶれど 色に出でにけり 我が恋は 物や思ふと 人の問ふまで

    +6

    -0

  • 85. 匿名 2024/02/14(水) 16:22:35 

    契りあらば六つの巷に待て暫しおくれ先立つことはありとも
    大谷吉継

    +0

    -0

  • 86. 匿名 2024/02/14(水) 16:23:02 

    見渡せば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋の秋の夕暮れ
    藤原定家

    +3

    -0

  • 87. 匿名 2024/02/14(水) 16:25:15 

    鳥海昭子さんの「ラジオ深夜便 誕生花の花と短歌365日」は私の宝物です。既に絶版かもしれませんが図書館などにはあるかもしれません。その名の通り一年365日の花と短歌を一日一首。とりわけ好きなのは

    「季(とき)外(そ)れて咲くタンポポの小ささよ それでいいのよそれでいいのよ」

    季節をはずれて咲いた小さなタンポポの花。周囲に馴染めず悩んでいた頃に、そんな自分でもいいじゃないか、と思える一首でした。

    +5

    -0

  • 88. 匿名 2024/02/14(水) 16:26:28 

    落ちていた 俺の名刺の裏にハゲ

    毛髪川柳より

    +2

    -1

  • 89. 匿名 2024/02/14(水) 16:27:24 

    わが君の 命に代わる魂の緒を 何を問いけんもののふの道

    鳥居強右衛門

    +1

    -0

  • 90. 匿名 2024/02/14(水) 16:29:23 

    武士の猛き心にくらぶれば数にも入らぬ我が身ながらも

    +1

    -0

  • 91. 匿名 2024/02/14(水) 16:29:52 

    >>68
    焼き肉〜は挑戦的ですよね。不倫相手の子供すら挑発する女の浅ましさがよく表れている。
    結局不貞の子を産んだんだっけ?よっぽどの男なんだろうねえ。

    +3

    -1

  • 92. 匿名 2024/02/14(水) 16:30:20 

    >>1
    甲本ヒロトさんの
    僕の右手
    歌ですが詩として素晴らしいと思います。
    この歌詞にはモデルになった日本人のPUNKROCKERが居られます。
    子供の頃にダイナマイトをイタズラして
    右手を無くし辛く大変な思いをしたそうです

    +2

    -0

  • 93. 匿名 2024/02/14(水) 16:31:26 

    北原白秋『あめふり』

    +3

    -0

  • 94. 匿名 2024/02/14(水) 16:33:53 

    まだあげ初めし前髪の
    林檎のもとに見えしとき
    前にさしたる花櫛の
    花ある君と思ひけり

    やさしく白き手をのべて
    林檎をわれにあたへしは
    薄紅の秋の実に
    人こひ初めしはじめなり

    わがこゝろなきためいきの
    その髪の毛にかゝるとき
    たのしき恋の盃を
    君が情に酌みしかな

    林檎畑の樹の下に
    おのづからなる細道は
    誰が踏みそめしかたみぞと
    問ひたまふこそこひしけれ

    +3

    -0

  • 95. 匿名 2024/02/14(水) 16:37:23 

    >>66
    有名な中原中也だったのか。

    若い若い頃に
    教科書か歌詞カードでみたよーな。
    気がしてました。
    ありがとうございました。
    全貌わかりました。

    ああ、
    ゾクッとくる名詩。

    +2

    -0

  • 96. 匿名 2024/02/14(水) 16:39:32 

    >>92
    そうだったんですね
    歌はよく聞いていましたが知らなかったです

    +1

    -0

  • 97. 匿名 2024/02/14(水) 16:43:42 

    世の中はかくこそありけれ吹く風の
    目に見ぬ人も 恋しかりけり

    マッチングアプリ元祖

    +1

    -2

  • 98. 匿名 2024/02/14(水) 16:45:36 

    数々の 腑に落ちにくい 事柄も 姉の一喝 全て帳消し

    +1

    -0

  • 99. 匿名 2024/02/14(水) 16:47:22 

    おーいお茶の俳句

    夕暮れに栞はさめば秋終わる
    きれいだな春の野さいが光ってる

    +2

    -0

  • 100. 匿名 2024/02/14(水) 16:54:03 

    >>96
    このグールと言うバンドのボーカルマサミさんですね
    トピズレしてしまいました。
    ごめんなさい
    好きな俳句、短歌、詩 part3

    +2

    -0

  • 101. 匿名 2024/02/14(水) 16:56:19 

    貫河の瀬々のやはら手枕やはらかに
    寝る夜はなくて親離くる夫

    親離くる夫はましてうるはし
    しかさらば矢矧の市に沓買ひにかむ

    沓買はば線鞋の細底を買へ
    さし履きて表裳とり着て宮路かよはむ

    +2

    -0

  • 102. 匿名 2024/02/14(水) 16:57:51 

    >>53
    茨木のり子のこだわりの自宅の写真満載の本『茨木のり子の家』、すごく良かったです。

    +0

    -0

  • 103. 匿名 2024/02/14(水) 17:13:05 

    朝寝髪我は梳らじうるはしき
    君が手枕触れてしものを

    +0

    -0

  • 104. 匿名 2024/02/14(水) 17:16:19 

    おう なつだぜ
    おれは げんきだぜ
    あまり ちかよるな
    おれの こころも かまも
    どきどきするほど
    ひかってるぜ

    おう あついぜ
    おれは がんばるぜ
    もえる ひをあびて
    かまを ふりかざす すがた
    わくわくするほど
    きまってるぜ

    +1

    -0

  • 105. 匿名 2024/02/14(水) 17:24:06 

    >>77
    笑うのは主に男だし男に笑われる方が辛かった

    +0

    -0

  • 106. 匿名 2024/02/14(水) 17:24:14 

    二人して 結びし紐を ひとりして 我は解き見じ 直に逢ふまでは

    +2

    -0

  • 107. 匿名 2024/02/14(水) 17:34:22 

    物思ふと人には見えじ下紐の下ゆ恋ふるに月そ経にける

    +2

    -0

  • 108. 匿名 2024/02/14(水) 17:37:04 

    >>9
    れっきとした谷川俊太郎の作品だろ
    創作だとでも思ったのか?

    +3

    -0

  • 109. 匿名 2024/02/14(水) 17:42:49 

    ひさかたの 天の香具山 鋭喧に さ渡る鵠 弱細 たわや腕を 枕かむとは 吾はすれど さ寝むとは 吾は思へど 汝が著せる 襲の裾に 月立ちにけり


    高光る 日の御子 やすみしし 我が大君 あらたまの 年が来経れば あらたまの 月は来経行く 諾な諾な 君待ち難に 我が著せる 襲の裾に 月立たなむよ

    +2

    -0

  • 110. 匿名 2024/02/14(水) 18:03:53 

    麻苧らを麻笥にふすさに績まずとも
    明日着せさめやいざせ小床に

    +1

    -0

  • 111. 匿名 2024/02/14(水) 18:08:38 

    >>4
    谷川俊太郎作「なんでもおま〇こ」は俗悪な詩なのか - 名古屋作曲の会(旧:名大作曲同好会)
    谷川俊太郎作「なんでもおま〇こ」は俗悪な詩なのか - 名古屋作曲の会(旧:名大作曲同好会)nu-composers.hateblo.jp

    谷川俊太郎を知らない人はいないでしょう。 日本で最も高名な詩人の一人で、小学生の国語の教科書に載っている詩「いるか」や、合唱曲としても有名な「生きる」 、鋭い切り口で孤独をとらえた「二十億光年の孤独」なんかが有名ですね。 彼の詩は、非常にシビアであり...


    結局のところこの詩は、「性=死」であるという極めて重いメッセージ性を持っています。

    詩の主人公である少年は、今まさに思春期のただ中にあって、耐えがたいほどの煩悶を抱えています。

    平たく言えばヤりたくてしょうがないということです。

    世間ではこういうことを、「下品だ」とか「汚らしい」とかすぐ言いますよね。

    だから誰しも、こういった性的衝動、それによる悶えや苦しみは隠し、目を逸らそうとするわけです。

    でも、これって生き物である僕たちの宿命じゃないですか。

    僕たちの先祖、祖父母、あるいは両親だって、この宿命の渦に飲み込まれて僕たちまで命を繋げてきたわけですよ。

    そして、この少年は今まさにその事実を知ろうとしているのです。

    +4

    -2

  • 112. 匿名 2024/02/14(水) 18:19:42 

    >>75
    与謝蕪村好き〜
    月天心貧しき町を通りけり
    行く春や重たき琵琶の抱き心

    +1

    -0

  • 113. 匿名 2024/02/14(水) 19:12:52 

    夜をこめて 鳥の空音は 謀るとも
    よに逢坂の 関は許さじ

    +2

    -0

  • 114. 匿名 2024/02/14(水) 19:17:57 

    >>1
    ヘルマン・ヘッセのさようなら世界夫人
    この詩に高校生時代に曲付け
    後にレコードとして出した人がいます。
    昨年亡くなった頭脳警察と言うバンドのボーカル、パンタさんとても好きでした

    +1

    -1

  • 115. 匿名 2024/02/14(水) 19:18:12 

    ひとり
    ただ
    くずれさるのを待つだけ

    +1

    -0

  • 116. 匿名 2024/02/14(水) 19:54:38 

    国語で習った高村光太郎の「智恵子抄 レモン哀歌」です🍋
    そんなにもあなたはレモンをまつてゐた
    かなしく白くあかるい死の床で
    私の手から取った1つのレモンを
    あなたのきれいな歯がガリリと噛んだ

    コレすごい好き。哀しすぎてこみ上げてくるものがある。

    +2

    -0

  • 117. 匿名 2024/02/14(水) 20:11:57 

    面白きこともなき世をおもしろく
    住みなすものは心なりけり

    +3

    -0

  • 118. 匿名 2024/02/14(水) 20:15:48 

    この世をば我が世とぞ思ふ望月の欠けたることもなしと思へば

    +1

    -0

  • 119. 匿名 2024/02/14(水) 20:27:36 

    白河の清きに魚も棲みかねて
    もとの濁りの田沼恋しき

    +4

    -0

  • 120. 匿名 2024/02/14(水) 20:41:16 

    >>94
    島崎藤村  初恋

    +0

    -0

  • 121. 匿名 2024/02/14(水) 21:01:43 

    都々逸ですが、

    遠くはなれて逢いたいときは 月が鏡になればよい

    +4

    -0

  • 122. 匿名 2024/02/14(水) 21:05:32 

    雨の県道あるいてゆけば
    なんでしょうぶちまけられて
    これはのり弁

    シースルーエレベーターを借り切って
    心ゆくまで土下座がしたい

    +4

    -0

  • 123. 匿名 2024/02/14(水) 21:12:51 

    >>116
    智恵子抄、いいですよね。私は「人に」が好きです。

    +3

    -0

  • 124. 匿名 2024/02/14(水) 21:29:37 

    五月待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする

    情景が浮かんでキレイな歌だなって思う
    あと、詠み人しらずなのにちゃんと後世に伝わってるのがこの歌のすごさというか歌としての良さを表してると思う

    +2

    -0

  • 125. 匿名 2024/02/14(水) 21:39:28 

    うつそみと 思ひし時に たづさはり 我がふたり見し 出立の 百枝槻の木 こちごちに 枝させるごと 春の葉の 茂きがごとく 思へりし 妹にはあれど 頼めりし 妹にはあれど 世間を 背きしえねば かぎるひの 燃ゆる荒野に 白栲の 天領巾隠り 鳥じもの 朝立ちい行きて 入日なす 隠りにしかば 我妹子が 形見に置ける みどり子の 乞ひ泣くごとに 取り与ふ 物しなければ 男じもの 脇ばさみ持ち 我妹子と 二人我が寝し 枕付く 妻屋のうちに 昼は うらさび暮らし 夜は 息づき明かし 嘆けども 為むすべ知らに 恋ふれども 逢ふよしをなみ 大鳥の 羽がひの山に 汝が恋ふる 妹はいますと 人の言へば 岩根さくみて なづみ来し よけくもぞなき うつそみと 思ひし妹が 灰にてませば

    +2

    -0

  • 126. 匿名 2024/02/14(水) 21:41:17 

    >>46
    和泉式部なら
    とゞめおきて誰をあわれと思ふらん子はまさるらん子はまさりけり 
    が一度見てから忘れられないです。

    +1

    -1

  • 127. 匿名 2024/02/14(水) 21:45:18 

    >>104
    懐かしいなりゅうじ

    +0

    -0

  • 128. 匿名 2024/02/14(水) 21:46:46 

    ふるさとはとおくにありておもうもの
    そしてかなしくうたうもの

    +2

    -0

  • 129. 匿名 2024/02/14(水) 21:51:44 

    風交り 雨降る夜の 雨交り 雪降る夜は すべもなく 寒くしあれば 堅塩を とりつづしろひ 糟湯酒 うちすすろひて しはぶかひ 鼻びしびしに しかとあらぬ ひげ掻き撫でて 我れをおきて 人はあらじと 誇ろへど 寒くしあれば 麻衾 引き被り 布肩衣 ありのことごと 着襲へども 寒き夜すらを 我れよりも 貧しき人の 父母は 飢ゑ凍ゆらむ 妻子どもは 乞ふ乞ふ泣くらむ この時は いかにしつつか 汝が世は渡る

    天地は 広しといへど 我がためは 狭くやなりぬる 日月は 明しといへど 我がためは 照りやたまはぬ 人皆か 我のみやしかる わくらばに 人とはあるを 人並に 我れも作るを 綿もなき 布肩衣の 海松のごと わわけさがれる かかふのみ 肩にうち掛け 伏廬の 曲廬の内に 直土に 藁解き敷きて 父母は 枕の方に 妻子どもは 足の方に 囲み居て 憂へさまよひ かまどには 火気吹き立てず 甑には 蜘蛛の巣かきて 飯炊く ことも忘れて ぬえ鳥の のどよひ居るに いとのきて 短き物を 端切ると いへるがごとく しもと取る 里長が声は 寝屋処まで 来立ち呼ばひぬ かくばかり すべなきものか 世間の道

    世間を 憂しとやさしと 思へども
    飛び立ちかねつ 鳥にしあらねば

    +1

    -0

  • 130. 匿名 2024/02/14(水) 22:09:14 

    多摩川にさらす手作りさらさらに
    なにぞこの児のここだ愛しき

    +2

    -0

  • 131. 匿名 2024/02/14(水) 22:13:21 

    ・ステージへ両手を伸ばし大好きなあなたに夢を見せてと迫る
    ・新人をパートが潰すと転職のたび同じ愚痴吐きおり友は
    ・産むという魚にもできることできす突風を踏み踏んで歩めリ

    +0

    -0

  • 132. 匿名 2024/02/14(水) 22:34:18 

    みだれ髪を京の島田にかへし朝
    ふしてゐませの君ゆりおこす

    +0

    -0

  • 133. 匿名 2024/02/14(水) 22:38:55 

    二人してさす一張の
    傘に姿をつゝむとも
    情の雨のふりしきり
    かわく間まもなきたもとかな

    顔と顔とをうちよせて
    あゆむとすればなつかしや
    梅花の油黒髪の
    乱れて匂ふ傘のうち

    恋の一雨ぬれまさり
    ぬれてこひしき夢の間や
    染めてぞ燃ゆる紅絹の
    雨になやめる足まとひ

    歌ふをきけば梅川よ
    しばし情を捨てよかし
    いづこも恋に戯ぶれて
    それ忠兵衛の夢がたり

    こひしき雨よふらばふれ
    秋の入日の照りそひて
    傘の涙を乾さぬ間に
    手に手をとりて行きて帰らじ

    +1

    -0

  • 134. 匿名 2024/02/14(水) 22:44:40 

    なみだは
    にんげんのつくることのできる
    一ばん小さな
    海です

    +2

    -0

  • 135. 匿名 2024/02/14(水) 22:54:44 

    遮断機のように夕闇降りてきてかなしみを積む貨車は途切れず
    伊沢玲

    +0

    -0

  • 136. 匿名 2024/02/14(水) 23:37:31 

    >>118
    教科書に書いてなかったっけ?確か、歴史の授業で覚えた気がする

    +0

    -0

  • 137. 匿名 2024/02/14(水) 23:58:54 

    >>136
    道長

    +0

    -0

  • 138. 匿名 2024/02/15(木) 00:10:07 

    筒井つの井筒にかけしまろがたけ過ぎにけらしな妹見ざる間に

    +1

    -0

  • 139. 匿名 2024/02/15(木) 00:11:39 

    かなしくなったときは 海を見にゆく
    古本屋のかえりも 海を見にゆく

    あなたが病気なら 海を見にゆく
    こころ貧しい朝も 海を見にゆく

    ああ 海よ
    大きな肩とひろい胸よ

    どんなつらい朝も どんなむごい夜も
    いつかは終わる

    人生はいつか終わるが
    海だけは終わらないのだ

    かなしくなったときは 海を見にゆく

    一人ぼっちの夜も 海を見にゆく

    +2

    -0

  • 140. 匿名 2024/02/15(木) 00:13:45 

    足柄の 崖の小菅の 菅枕 何故か巻かさん 児ろせ手枕

    +1

    -0

  • 141. 匿名 2024/02/15(木) 00:15:51 

    はつゆき ふった
    こなゆき だった
    くつの下で きゅっきゅとないた

    どかゆき ふった
    のしのし ふって
    ずんずん つもり
    ねゆきに なった

    べたゆき ふって
    ぼたゆき ふって
    ざらめゆきに なって
    もうすぐ 春だ

    +0

    -0

  • 142. 匿名 2024/02/15(木) 00:26:53 

    誰が袖ふれし梅が香ぞ 春に問はばや 物言う月に逢ひたやなう

    +0

    -0

  • 143. 匿名 2024/02/15(木) 00:29:11 

    今結た髪がはらりと解けた
    いかさま心も誰そに解けた

    +0

    -0

  • 144. 匿名 2024/02/15(木) 00:44:05 

    なにとなく君に待たるるここちして出でし花野の夕月夜かな

    +1

    -0

  • 145. 匿名 2024/02/15(木) 00:51:34 

    信濃なる千曲の川のさざれ石も君し踏みてば玉と拾はむ

    +1

    -0

  • 146. 匿名 2024/02/15(木) 00:52:27 

    が恋はまさかも愛し草枕
    多胡の入野の奥も愛しも

    +1

    -0

  • 147. 匿名 2024/02/15(木) 00:55:48 

    春きぬと人はいへともうくひすの
    なかぬかきりはあらしとそ思ふ

    +0

    -0

  • 148. 匿名 2024/02/15(木) 01:43:03 

    >>4
    数ある谷川俊太郎の詩のなかでも、これを貼るのは悪ふざけだろうな。と思うけど、
    この詩が載っている詩集「夜のミッキーマウス」持っています。悪ふざけの人(決めつけてごめんね)は他にも心を打つ谷川俊太郎の詩はたくさんあるので是非読んでみてほしいです。

    +5

    -0

  • 149. 匿名 2024/02/15(木) 06:55:16 

    八雲立つ出雲八重垣妻籠みに
    八重垣つくるその八重垣を

    +2

    -0

  • 150. 匿名 2024/02/15(木) 06:58:03 

    逢へらくは 玉の緒しけや 恋ふらくは 富士の高嶺に 降る雪なすも

    +1

    -0

  • 151. 匿名 2024/02/15(木) 07:38:34 

    >>139
    いいね!山に住んでるから余計に

    +0

    -0

  • 152. 匿名 2024/02/15(木) 07:47:04 

    けふのうちに
    とほくへ いってしまふ わたくしの いもうとよ
    みぞれがふって おもては へんに あかるいのだ
    (あめゆじゅ とてちて けんじゃ)

    うすあかく いっさう 陰惨な 雲から
    みぞれは びちょびちょ ふってくる
    (あめゆじゅ とてちて けんじゃ)

    青い蓴菜の もやうのついた
    これら ふたつの かけた 陶椀に
    おまへが たべる あめゆきを とらうとして
    わたくしは まがった てっぽうだまのやうに
    この くらい みぞれのなかに 飛びだした
    (あめゆじゅ とてちて けんじゃ)

    蒼鉛いろの 暗い雲から
    みぞれは びちょびちょ 沈んでくる
    ああ とし子
    死ぬといふ いまごろになって
    わたくしを いっしゃう あかるく するために
    こんな さっぱりした 雪のひとわんを
    おまへは わたくしに たのんだのだ
    ありがたう わたくしの けなげな いもうとよ
    わたくしも まっすぐに すすんでいくから
    (あめゆじゅ とてちて けんじゃ)

    はげしい はげしい 熱や あえぎの あひだから
    おまへは わたくしに たのんだのだ

    銀河や 太陽、気圏などと よばれたせかいの
    そらから おちた 雪の さいごの ひとわんを……

    …ふたきれの みかげせきざいに
    みぞれは さびしく たまってゐる

    わたくしは そのうへに あぶなくたち
    雪と 水との まっしろな 二相系をたもち
    すきとほる つめたい雫に みちた
    このつややかな 松のえだから
    わたくしの やさしい いもうとの
    さいごの たべものを もらっていかう

    わたしたちが いっしょに そだってきた あひだ
    みなれた ちやわんの この 藍のもやうにも
    もう けふ おまへは わかれてしまふ
    (Ora Orade Shitori egumo)

    ほんたうに けふ おまへは わかれてしまふ

    +2

    -0

  • 153. 匿名 2024/02/15(木) 08:06:49 

    きみはぼくのとなりでねむっている
    しゃつがめくれておへそがみえている
    ねむってるのではなくてしんでるのだったら
    どんなにうれしいだろう
    きみはもうじぶんのことしかかんがえていないめで
    じっとぼくをみつめることもないし
    ぼくのきらいなあべといっしょに
    かわへおよぎにいくこともないのだ
    きみがそばへくるときみのにおいがして
    ぼくはむねがどきどきしてくる

    ゆうべゆめのなかでぼくときみは
    ふたりっきりでせんそうにいった
    おかあさんのこともおとうさんのことも
    がっこうのこともわすれていた
    ふたりとももうしぬのだとおもった
    しんだきみといつまでもいきようとおもった
    きみとともだちになんかなりたくない
    ぼくはただきみがすきなだけだ

    +0

    -0

  • 154. 匿名 2024/02/15(木) 09:27:43 

    >>57
    さりげなく家族のことは省かれて語られてゆく君の一日
    俵万智

    不倫は作品にしやすいのかな

    +2

    -0

  • 155. 匿名 2024/02/15(木) 10:46:39 

    雨の中
    君と出会った
    放課後に
    行けたら行くわ
    タイムマシンで

    +2

    -0

  • 156. 匿名 2024/02/15(木) 11:40:03 

    夜もすずし
    寝覚めの仮庵
    手枕も
    ま袖も秋に
    隔てなき風

    +0

    -0

  • 157. 匿名 2024/02/15(木) 12:24:06 

    清水へ祇園をよぎる桜月夜 こよひ逢ふ人みなうつくしき

    +0

    -0

  • 158. 匿名 2024/02/15(木) 12:27:57 

    旅に病んで 夢は枯野をかけめぐる

    +0

    -0

  • 159. 匿名 2024/02/15(木) 13:12:08 

    遊びをせんとや生れけむ
    戯れせんとや生れけん
    遊ぶ子供の声聞けば
    わが身さへこそゆるがるれ

    +0

    -0

  • 160. 匿名 2024/02/15(木) 13:23:30 

    東屋の妻とも終に成らざりけるもの故に
    何とてむねを合せ初めけむ

    +0

    -0

  • 161. 匿名 2024/02/15(木) 13:58:15 

    天の原 月すむ秋を まふたつに
    ふりわけ見れば ちゃうど仲麻呂

    +0

    -0

  • 162. 匿名 2024/02/15(木) 15:46:08 

    印画紙に 写せぬ君の 笑い声

    +0

    -0

  • 163. 匿名 2024/02/15(木) 18:32:36 

    万葉集のお歌をのせてくれた人ありがとう。

    身近になかなか万葉集好きな人いないからなあ。

    貧窮問答歌、東歌すごくいいよね。

    万葉集は、浦島太郎とか竹取の翁とかのってて、すごく面白いんだけどとっつきにくいんだよね。


    浅香山 影さえ見ゆる 山の井の 浅き心を 我が思はなくに


    「うたのちちはは」のうちの一首をどうぞ。

    +2

    -0

  • 164. 匿名 2024/02/15(木) 19:56:22 

    憶良らは今はまからむ子泣くらむ
    それその母も我を待つらむそ

    +1

    -0

  • 165. 匿名 2024/02/16(金) 08:15:03 

    >>24
    工藤吉生さん好きだからうれしい! やっぱりこれですよね~
    第二歌集の『沼の夢』もよかったなー
    好きな俳句、短歌、詩 part3

    +0

    -0

  • 166. 匿名 2024/02/16(金) 15:35:39 

    虎に乗り古屋を越えて青淵に蛟竜捕り来む剣太刀

    +0

    -0

  • 167. 匿名 2024/02/17(土) 09:34:37 

    月やあらぬ 春や昔の 春ならぬ
    わが身は一つ もとの身にして

    +0

    -0

  • 168. 匿名 2024/02/17(土) 09:35:49 

    唐衣着つつなれにしつましあればはるばる来ぬる旅をしぞ思ふ

    +1

    -0

  • 169. 匿名 2024/02/17(土) 09:37:54 

    人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞむかしの 香ににほひける

    +0

    -0

  • 170. 匿名 2024/02/18(日) 08:41:29 

    あをによし奈良の都は咲く花の薫ふがごとく今盛りなり

    +0

    -0

  • 171. 匿名 2024/02/23(金) 02:55:54 

    だまして下さい言葉やさしく 永瀬清子


    だまして下さい言葉やさしく
    よろこばせて下さいあたたかい声で。
    世慣れぬわたしの心いれをも
    受けて下さい、ほめて下さい。
    あああなたには誰よりもわたしが要ると
    感謝のほほえみでだまして下さい。


    その時わたしは
    思いあがつて傲慢になるでしようか
    いえいえわたしは
    やわらかい蔓草のようにそれを捕えて
    それを力に立ちがりましょう。


    もつともつとやさしくなりましよう
    もつともつと美しく
    心ききたる女子になりましよう。


    ああわたしはあまりにも荒地にそだちました。
    飢えた心にせめて一つほしいものは
    わたしがあなたによろこばれると
    そう考えるよろこびです。
    あけがたの露やそよかぜほどにも
    あなたにそれが判つて下されば
    わたしの瞳はいきいきと若くなりましよう。
    うれしさに涙をいつぱいためながら
    だまされだまされてゆたかになりましよう。
    目かくしの鬼を導くように
    ああわたしをやさしい拍手で導いて下さい。

    +0

    -0

  • 172. 匿名 2024/03/05(火) 11:54:34 

    >>3
    あまのかぐやまじゃないの?

    +0

    -0

コメントを投稿する

トピック投稿後31日を過ぎると、コメント投稿ができなくなります。

関連キーワード