1. 2016/10/22(土) 13:38:19
● 召田さんは、午後4時から翌日午前10時まで勤務し、そのあとは休み、という勤務体系だ。通常は月に11日の勤務が多く、多くても法律で13日までの勤務と決まっているので、3連休を2回取れる月もある。営業所には仮眠室もあるので、業務中でも体力的にきつくなれば休んでいる。
「残業はないし、連休も多いし、ほかの会社に入社した同級生の話を聞くと、なんてホワイト(労働条件が良い)なんだろうと思う」(召田さん)。
●厚生労働省によると、2015年の大卒初任給は20万2000円。年収にすると300万以下だが、ドライバーの場合、年収400万円台は「余裕」で、腕のいいドライバーなら600万~700万円を稼ぐ1年目もいる、という。
● 社員同士の仲の良さを反映してか、社内恋愛の多さを指摘する社員も多い。入社2年目のある女性ドライバーは「私も社内恋愛中です。同僚とダブルデートすることもあります。相手もドライバーで、互いの仕事に理解もあるし、休みをあわせられるのでうれしい」と告白する。「営業所によっては、同期入社した女性ドライバーの半分以上が社内恋愛中」と話すドライバーもいた。営業所を超えた部活もあるなど、仲のよさを否定する社員はいない。
隔日勤務のスケジュール例。月に2度、3連休がある月も
出典:www.nikkei.com
+363
-45
新卒でタクシードライバーとして入社する大卒社員が増えている。タクシー大手の国際自動車(東京・港)は、2012年は10人だった大卒ドライバーを、2015年には109人まで増やした。17年卒では新卒全体で180人を目指すなど、新卒有効求人倍率が1.74倍と売り手市場が続くなか、新卒採用市場に異変を起こしそうな新たな潮流だ。なぜタクシードライバーなのか。大卒の若手社員たちに話を聞いた。 ■「なんてホワイトな仕事なんだろう」 東京・赤坂にある国際自動車の本社会議室。ここに毎月末、16人の若手社員が集まり、17年卒の新卒採用、18年卒のインターンに向けた議論を重ねている。彼らは全員20歳