1. 2016/09/06(火) 18:15:14
■英語を習っても話せない問題
そもそもの問題は「読み書き」と「喋り」の隔たりにある。
英語だという共通点だけで「読み書き」と「自在な会話」というまったく別の働きを必要とする分野を同じ教科にするのは、おそろしく無理がある。
英会話は本来、体育・音楽・美術と同じエリアに分類されなければいけない。
出典:livedoor.blogimg.jp
日本で暮らしてるぶんには、日本語があるから大丈夫。誰も日本語を捨ててまで、英語を生活の中心に置きたいとは考えていない。
仕事で必要としている人以外、日本人は英語を話せないことに、日常的にコンプレックスを感じていない。
時代や海外情勢が変わろうと、この国内に根深く巣くう土俗的感情が変わらないかぎりは、いつも同じことである。そして、その感情を変えるつもりはない。そこを変えると日本という国がなくなるのではないかという、根源的恐怖を抱いているからである。
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2020年、この国の教育が劇的に変わる。その理念は「自分で考え、表現する人間を育てる」ことにあるそうだ。 「画一的な詰め込み教育」からの離脱が子どもたちに何をもたらすかを考えた前回に続き、今回は、教育改革のもうひとつの大きな柱である「国際化(英語教育)」問題を考えてみたい。 なぜ日本人はいつまでたっても英語が話せるようにならないのか? 答えはこの国の歴史を振り返ればわかるはずだ。