1. 2025/08/02(土) 16:25:31
7月中旬の平日の昼下がり、東京・JR上野駅。汗をふきふき訪れたみどりの窓口の入り口には、すでに「25分以上待ち」と表示されていた。隣には長距離きっぷを購入できる指定席券売機が9台設置されているが、こちらはガラガラだ。
ワイシャツ姿の中年男性は混み合うみどりの窓口を避け、指定席券売機の前にやってきた。しかし、画面表示を見るなり、「あー、わからない」と、声を上げ、みどりの窓口に引き返した。
島根県・出雲に行くという別の中年男性も指定席券売機できっぷを購入しようとした。だが、画面と格闘すること5分以上、やっぱり買えない。尋ねると、あらかじめ調べたきっぷが「表示されない」のだと言う。操作を最初から3回繰り返したもののうまくいかず、係員を呼んだ。それでも、ダメだ。原因は「よくわからない」と、係員は言う。
「もういいです。とりあえず新幹線のきっぷだけ買います」と係員に告げ、券売機でJR岡山駅までのきっぷを購入すると、男性は足早に改札口に向かった。
同じ日、JR大宮駅のみどりの窓口は「45分待ち」。窓口前の座席で待つ人の大半が高齢者だった。
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夏休みに入り、お盆も近づいてきた。今年もJR「みどりの窓口」の混雑は苛烈になりそうだ。JR東日本は改善策を打ち出しているが、間に合うのか。 | 概要