1. 2024/07/25(木) 11:23:44
――最近では「風呂キャンセル界隈」という言葉が生まれるなど、「お風呂に入らない」若者も増えたと言います。これは皮膚にどんな影響を及ぼしますか?
「まずシンプルに言えることは、不潔ですね。特にこれからの季節は湿気も多く発汗も多くなります。汗はかいた直後はそこまで匂いませんが、数時間放っておくと酸化することで匂いの原因にもなります。その汗を洗い流さずそのままにしていると、雑菌の餌となってしまいます。特に皮脂の分泌が多い部位では、マラセチアというカビの菌が増殖し、脂漏性皮膚炎になる恐れがあります」
――「風呂キャンセル」を長年続けていくと、どうなるのでしょうか。
「歳を取れば取るほど皮膚が薄くなり、かぶれやすくなります。若いうちはいいかもしれませんが、加齢後の肌に劣化が起こる可能性があります。また極端な話になりますが、アカツキ病という皮膚疾患にかかる可能性もなくはありません。これは垢が黒いウロコのように溜まって感染症を引き起こすもの。患者さんの中には、『がんかと思ったら単純にお風呂入っていないだけだった』という例もあります」
出典:contents.oricon.co.jp
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今年、X上で話題となった「風呂キャンセル界隈」という新たなネットスラング。その言葉通り、「お風呂に入るのが面倒」などの理由で入浴をキャンセル=入らないという意味だが、うつ病などの精神疾患が要因ではなく、ごく一般的な若者までもが自らそう称することが増え、小さな社会問題ともなっている。