1. 2024/03/17(日) 15:34:05
周囲の農家からは、「アライグマがいる」と聞いていたが、「多少の被害なら仕方ない」と考えていた。しかし、ニワトリまで被害に遭ったため、ニワトリ小屋の近くに箱わなを置いたところ、アライグマがかかった。
男性は、小屋を補強するとともに、畑に電気柵を設置した。すると、アライグマによる被害は減ったという。ただ、サツマイモ畑を荒らされる被害は続いている。「一定の効果は出ているが、広い範囲に柵を張っても被害をゼロにはできない」と頭を抱える。
出典:www.yomiuri.co.jp
捕獲数も増加傾向にある。05年度に36匹捕獲され、09年度は100匹を超えた。19年度には834匹、昨年度は1282匹になった。
アライグマの生態に詳しい国立研究開発法人「農業・食品産業技術総合研究機構」(農研機構、茨城県つくば市)の小坂井千夏主任研究員は「アライグマの被害を根絶するには、個人や行政が連携し、限られた予算の中で効率よく捕獲することが求められる」と指摘。また、「アライグマを野放しにすると、民家の屋根裏などにすみ着いて感染症を媒介する可能性がある」と警鐘を鳴らす。
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東京都内で特定外来生物のアライグマによる被害が増加している。農作物への被害金額は昨年度、過去最多の851万円となったほか、絶滅危惧種「トウキョウサンショウウオ」を捕食するなど、農業以外にも影響を及ぼす。関係者らは、被害を食い止めようと対策に腐心している。