“青春の禁じ手” 神保町の古本屋街、それを許した店主がいた

[1. 匿名]

出典：www3.nhk.or.jp

“青春の禁じ手”　神保町の古本屋街、それを許した店主がいた | NHK | News Up

【NHK】神保町にある古書店、訪れた青年はやってはいけない禁じ手を打つ。そして店主は禁じ手を許し、青年の人生も変えていった。

そのころ櫻井さんは明治大学の大学院に通っていた。
修士論文を書くのにどうしても必要だった本はイギリスの経済学者、モーリス・ドッブの「資本主義発展の研究」。
値段は3300円ほどで、それは下宿先の家賃に近く、櫻井さんにはとても手が出なかった。
でも論文を書くには、その本の内容がどうしても必要だった。

櫻井清さん
「私は考えましてね、紙を切ってポケットに入れ、店に行って本を開くとその紙を出して内容を書き写したんです。本の場所も覚えています。店に入って左側の下から3段目の棚です」
「店主の佐藤さんが座っているところからよく見えてしまうんです。長く居ると叱られてしまうので30分なら30分と決めて、少しずつ写していったんです」
「申し訳ない、申し訳ない、お金がないから申し訳ない、そう思いながら、毎日住んでいた駿河台から神保町に通ってやっていました」
1週間ほど通い続けたある日のこと、店の前に佐藤さんが立っていた。

櫻井さんを見かけると声をかけてきた。
「おい、お前、名前は何て言うんだ。店の本を何に使うんだ」

まずいと思った櫻井さんは

「申し訳ありません、申し訳ありません」

と心に思っていた申し訳ないを言葉に出して、ひたすら頭を下げ謝り続けた。

櫻井清さん
「すると『わかった、貧乏学生なんだろ、これを持っていけ』と本を出されました。私はそれはできませんと断りました」
「でも『出世払いだ』『武士に二言はない』『持っていきなさい』と言うんです。住所や名前を書いて渡し、その本が私の手に入ったんです」

「佐藤さんは私の出身地を聞き『新潟の長岡です』と答えると『私は新潟の柏崎だ、同郷だな』と答えられました。以後、書物の相談によくのっていただきました」
「しばらくして、私は大学の講師になることができました。店に行き、本代とお礼に5000円を差し出しました。でも佐藤さんは受け取らないんです。私は何かしらのお礼がしたかった、ずっとそう思い続けていました」

その思いがかなうのは「資本主義発展の研究」が櫻井さんの手にわたってから、18年後のことだった。
「昭和51年に崇文荘書店が今の場所に移転すると聞きました。私は、この時だと思って移転祝いにあるプレゼントを買って届けたんです。佐藤さんはやっと受け取ってくれました」
「それが何かは言えないのですが、社会人として認められた気がしてうれしかった」

出典：www3.nhk.or.jp

櫻井さんは学術の道を歩み、イギリスの経済史や日米貿易摩擦についての本をまとめ、和光大学の経済学部長も務めた。
そして「もしあの時、あの本が手に入らなかったら、私の学術人生はなかった」と電話口で言った。

[2. 匿名]

またパクりトピ？

[3. 匿名]

いい話だけど今後はこういうこともなくなっていきそう

[4. 匿名]

素敵な話だ。

[5. 匿名]

店主も、学生さんに何か光るものを感じて本を上げたのかも知れないね。
ただの泥棒みたいな人にはあげないよ。

[6. 匿名]

筆圧で本痛めて売り物にならなかったんじゃ

[7. 匿名]

更年期だー。
泣けてしまうわ。　

[8. 匿名]

>>1
昔は余裕があったんだねえ…

[9. 匿名]

え、何か言えないの？

[10. 匿名]

>>3
古本屋自体、生き残るの大変だもんね
神保町みたいに専門店が固まってると多少はマシかもしれないけど

[11. 匿名]

男はこういう侠気のあるトピがあるのに、女性の場合は旦那に黙ってAV出演トピ…なぜ…wwwww

[12. 匿名]

学問のために書き写していた必死さが、店主の心を動かしたんだろうな
今だとスマホで写真撮って終わりだもんね
応援心は揺さぶられないだろうな　
風情もないし

[13. 匿名]

>>5
毎日ちょっとずつ書き写すなんて根性あるよね

[14. 匿名]

>>1櫻井清さん
「すると『わかった、貧乏学生なんだろ、これを持っていけ』と本を出されました。私はそれはできませんと断りました」

「でも『出世払いだ』『武士に二言はない』『持っていきなさい』と言うんです。住所や名前を書いて渡し、その本が私の手に入ったんです」
以降、店主との関係は長く続く。
「佐藤さんは私の出身地を聞き『新潟の長岡です』と答えると『私は新潟の柏崎だ、同郷だな』と答えられました。以後、書物の相談によくのっていただきました」

「しばらくして、私は大学の講師になることができました。店に行き、本代とお礼に5000円を差し出しました。でも佐藤さんは受け取らないんです。私は何かしらのお礼がしたかった、ずっとそう思い続けていました」

いい話、二人同郷だっただね、親しみわいたのかな店主さん。

[15. 匿名]

頑なにお礼を拒んだ佐藤さんが受け取ってくれた物ってなんだろ？ﾜｸﾜｸ

それが何かは言えないのですが

シバいたろか！

[16. 匿名]

佐藤さんに限らず、貧乏学生を応援している書店屋の店主は全国にいたんだろうね
古き良き時代の人情というか

[17. 匿名]

>>3
今だったら「書き写すなら買って下さい」「買えないなら来ないで下さい」の一言で済まされそう

[18. 匿名]

>>1
胸が熱くなる。
勤勉は正義。

[19. 匿名]

>>15
何なのか気になる笑

[20. 匿名]

駿河台から神保町までの交通費は？それで本買えないの？

[21. 匿名]

>>5
30分×1週間熱心に通って何かしてるって
よほどの事情があるんだろうなあ…って思ったのかな

[22. 匿名]

>>5
同郷ってのも方便かなーと思った

[23. 匿名]

店主がハタキでパタパタしながら近づいてきそう

[24. 匿名]

>>1
うーん、いい話だけど、万引きとは言わないけれど、今で言えば本屋で写真撮るようなものだからな。なんとも言えないな。

[25. 匿名]

>>20
駿河台から神保町、徒歩ですぐだよ　5分くらい？
神田駿河台と神田神保町だからね、同じ場所みたいなもの

[26. 匿名]

>店に行って本を開くとその紙を出して内容を書き写した

スマホによる本屋での「情報窃盗」が問題視されている今日
公共放送を標榜するNHKがこんな行為を美談として報じるなよ

昔とは常識も価値観も変わっているのよ

昔の不法行為を武勇伝としてネットやテレビで語って無事で済まないのと同じよ
東京オリンピックの演出家とかが降板したのを忘れたの？

[27. 匿名]

>>20

昭和33年ごろなら、自転車か徒歩だったんじゃないかと推測

[28. 匿名]

男って皆何かしらこういうエピソードがあるよね。

[29. 匿名]

自分の大学の学生にもこの話、したのかな。現代では通用しない話だけど。今はこんな店主いないよ、どこにも。

[30. 匿名]

>>1
娯楽小説とかだったらこうはいかなかったんだろうね。
焦るような表情浮かべて、明らかに好奇心で手に取るようなもんじゃない洋書に毎日食らいついてたから理解を示してくれたんだろう。

[31. 匿名]

泣ける

私はコンビニ店員なんだけど、毎週ジャンプ立ち読みして指の跡つける人がいて‥３０分くらいずーっと読んでいたから『お買い上げですか？』って聞いてしまったよね
300円くらい出せよって思いながらね
お断りされたけどね

[32. 匿名]

>>25
>>27
めっちゃ近いんだね！そんな近場で書き写ししてたらそら店主もすぐ目に入っちゃうね

[33. 匿名]

>>5
何やってるかなんて、本屋の店主ならすぐわかるよね。
しばらく放置してくれてたんだろうね。

[34. 匿名]

>>17
こないだの『相棒』の再放送回のトピ思い出した
試食するやつ

[35. 匿名]

>>19
言えないものって？気になるねー

[36. 匿名]

>>9
言えないなら初めから話さないでって思っちゃう

[37. 匿名]

>>7
私もよ。じんわり泣いた。

[38. 匿名]

>>16
バイトに明け暮れるわけでなく勉強しているのがわかるからじゃないの。たぶん選ぶ本で将来性を理解したんだとおもう。

[39. 匿名]

>>1
それが何かは言えないのですがって…教えてくれよ！！

[40. 匿名]

>>27
三丁目の夕日の世界だよね。

まあ大学がレジャーランドや就職予備校の時代ではなかったからだね。

[41. 匿名]

>>1
ん？
最後、電話口？？
いる？その説明。

[42. 匿名]

>>3
立身出世というルートがもうなくなってるしね。
格差が広がり、金持ちも貧乏も既に生まれた時に決まっちゃって、覆すのは難しい。
這い上かろうとすると上の層が抑えつけるしね。

[43. 匿名]

>>41
トピ文は全文じゃなく抜粋だからでしょ。

[44. 匿名]

美味しんぼの「トンカツ慕情」の話を思い出した。

[45. 匿名]

>>44
あったね、食い逃げっぽいエピソード

[46. 匿名]

>>44
これそういう話だったのか

出典：pbs.twimg.com

[47. 匿名]

『あるプレゼント』が何か知りたい

[48. 匿名]

>>9
悪どいものだったらどうしよ（んなこたーない）

[49. 匿名]

>>34
あれまた再放送したの！？
いつも年末年始の時期に再放送してるイメージ😭

[50. 匿名]

>>15
二人だけの思い出でええやん。
肉まんあげるからね、よしよし。

[51. 匿名]

>>1
昭和33年？
物価が１/10の頃。家賃と同じくらいとあるし

[52. 匿名]

>>3
良い話、良い言葉でも浅はかなガルちゃん民には意味が通じないだろうしねw

[53. 匿名]

>>22
神田神保なら事実の可能性は高いよ

新潟・長岡出身の大橋佐平が博文館、義弟の高橋新一郎が東京堂を創業したのが始まり

そこから大橋新太郎らの同族経営や、成功に触発された新潟出身者の開業、同郷出身者の採用、さらにそこから暖簾分けという感じで神田神保の書店街は発達してった歴史がある

[54. 匿名]

>>42

憶測だけれど、この櫻井さんて人もお金持ちの家育ちな気がする。駿河台に下宿していたってことは、地方出身で東京の大学に進学だからね。

[55. 匿名]

>>28
皆になんかないよｗすごい男幻想。

[56. 匿名]

>>30
洋書ではないよ。翻訳出てる。

[57. 匿名]

>>1
素朴な疑問なんだけど、明大修士課程に在学してたなら明大だけでなく他大学の図書館にも許可を取れば出入りできると思うんだけど。
当時首都圏のどこの大学にもなかったほど珍しい本なの？

[58. 匿名]

>>30
>>56です。すみません、洋書店の話なのですね。大変失礼しました。

[59. 匿名]

>>53
知らんがな

[60. 匿名]

>>31
あなたは正しいよ。

私速読出来るからきっと立ち読みなら絵と文字とでも5分で読み終わっちゃいそう。

入院中レンタル漫画アプリ入れたんだけど、２ヶ月で50万課金してた。
無駄な特技のせいで、、、

[61. 匿名]

>>19

[62. 匿名]

>>53
おもしろい

[63. 匿名]

泣いた

[64. 匿名]

>>15
真心にきまっとる‼️

[65. 匿名]

>>31
近くのコンビニ(３種)は全て立ち読みお断りだなあ

[66. 匿名]

>>54
同感
当時は１ドルが360円だったから洋書の学術書がとても高価だったのは
わかるけど、
この櫻井さん自身は、たぶん新潟の地元では裕福なお家のお坊ちゃんだったんじゃないかな・・・
明治大学のさらに大学院まで行かせてもらってるんだし
「貧乏」を強調されると違和感がある

[67. 匿名]

>>57
だよね。
明治の図書館になくても、東大や早慶の図書館にはありそう。
それか国会図書館ね。