1. 2016/05/31(火) 22:29:10
先日、別の取材に関連する形で、FBを通じて妊産婦さんたちに問い掛けた。『怖い思いをするからとマタニティマークを付けなかったという妊婦さん、ご存知ですか?』と。あくまでも友人限定のFB。それなのに、実際に怖い経験があったり、マタニティマークは付けない(付けなかった)というコメントが並んだのだ。
そして、何よりも驚いたのは、彼女たちが萎縮していて『妊婦で申し訳ない』という気持ちを持っていたことだ。彼女たちは会社員として働いていたために、電車通勤をするしかなかった人たち。何も悪いことはしていない。
「1人目妊娠中には付けてましたが、2人目の時は隠したりしてました。1人目の時、優先席で立っていたら、座ってる元気そうなアラフィフくらいのご夫婦に『絶対譲らないからな、何様のつもりだ!』とブツブツ言われ続けたので…。」そう話すのは、1人目を2011年、2人目を2013年に出産したAさん。
出典:rpr.c.yimg.jp
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9年前、私が妊婦になった頃は、まだ知らない人の方が多かったマタニティマーク。その後、認知度が上がり、電車内で席を譲ってくれることもあると聞いていたのだが、最近その状況は大きく変わっている。認知度が高まったが故に、妊婦さんたちは「妊婦だと知られることが怖くて、安易には付けられない」というのだ。Twitterのまとめサイトには、妊婦だということで『故意に足をかけられた』『お腹を殴られた』『ホームに突き落とされた』と、信じられないようなコメントが並ぶ。そのほとんどが、誰もが乗る公共交通機関での出来事だ。