1. 2024/11/09(土) 22:07:57
幼稚園の教諭から、小学校では支援級に入ることを勧められ、難色を示した夫には黙って手続きを進めた。「この子を守るのが一番大事」と考えたからだ。
長男は大勢の前で困りごとを伝えるのが難しく、国語と算数以外を学ぶ通常学級にはなじめなかった。高学年になり、さらに大人数となった教室には耐えられず、不登校がちに。制服を着ると涙をこぼし、正門を通れなくなった。
それでも週に数回、何とか登校できているのは8人しかいない支援級だからだ。母親は「自己肯定感が伸ばせて、そのままの自分でいいと思わせてくれる居場所」という。中学でも支援級を希望しているが、市教委からの連絡はまだない。
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「支援級がなかったらと考えると恐ろしい」。同市で小6の長男を育てる母親(48)は振り返る。幼い頃から集団や大きな音が苦手で手触りを気にして泥遊びもできなかった。検査を受けたが診断名は付かない。