1. 2024/07/06(土) 15:26:24
一部の鉄道ファンは、自分の方が駅員よりマルスのシステムについて詳しいと自負していることも少なくない。そのためか、新入社員が“見習い”の札を下げているのを見るやいなや、わざと難解な切符を発券させようとする困った客も散見されるそうだ。そのせいで、鉄道ファンっぽい見た目の人が並んでいると、「頼むから自分のカウンターに来ないで」と祈る新人もいると、A氏は指摘する。「<略>特に困るのは、自分の知識をひけらかしたいために窓口を占領する人です。例えば、駅員が読めないのをわかっていて、難読駅名で有名な『驫木』から『艫作』行きの切符を作らせようとする。しかも口頭で言うのではなく、意図的に紙に漢字で書いて指示するんですね」
駅員が読めないと、「そんな駅名も読めないのか!」「それでも鉄道会社の社員か!」と怒鳴り散らしてくるというから、困ったものである。<略>
また、東北地方の駅員は、九州の乗車券や特急券を発券する機会は少ない。もちろんその逆も然りだ。そのため、列車名についてすべてを把握していないことは少なくない。そのため、駅員の知識を試そうと、わざと東北で九州の列車の切符を買ったり、複雑な経路の切符を作らせたりしようとする困った鉄道ファンもいるそうだ。
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A氏によれば、「窓口を訪れる客のモラルの低さは、以前から問題視されていた」のだという。「駅員と長時間にわたって対面で話ができるので、ここぞとばかりにクレームを言い出すお客さん…