1. 2024/03/29(金) 14:08:59
■アパレル業界では「クワイエット・ラグジュアリー」がトレンドに
家電のロゴなし化に似た動きとして、アパレル業界ではクワイエット・ラグジュアリー（静かなぜいたく）が23年にトレンドとなった。Googleトレンドで調べると、世界では23年4月から、日本では同7月から注目度が急増している。
クワイエット・ラグジュアリーとはロゴやブランドを目立たせない高級ファッション、またはそのライフスタイルを指す。これ見よがしな高級感や派手さはないが、生地の質感は優れている、といったイメージだ。「静かな」というものの、着こなし方で高級感を暗示する狙いがトレンドの背後にあるようだ。世界的ハイファッション雑誌『VOGUE』のWebサイトで取り上げている数万～十数万円のジャケットやパンツ、シャツなども、白や黒、ベージュなど目立たない色を基調としており、もちろん目立つロゴや文字はない。
出典：image.itmedia.co.jp
ロゴなし家電やファッションの背景にある、クワイエット・ラグジュアリーというトレンドには、消費者がシンプルなデザイン性を好み、機能性を重視するようになったことが影響していると考えられる。もちろんロゴ付きのハイブランドを好む層もまだ多いが、無印良品が一定の人気を誇るように「シンプル重視」の下地は近年の消費者の間でできていた。
そして、ロゴがないデザインがむしろブランドとなっているのではないかと考えられる。
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近年、メーカーのロゴがない家電が増えている。ロゴがあっても、位置やデザインを工夫し、目立たないようにした商品も多い。■「SHARP」が消え、「HITACHI」もエンボスに ■若年層向け家電で社名を排した象印マホービン ■リンゴが消えたApple製品 ■高級品でも「ロゴなし」が進む可能性 ■ユニクロのシンプルなバッグが世界的にヒット