1. 2024/03/13(水) 17:57:31
<1億円の物件を購入>
頭金(20%): 2,000万円
借入金: 8,000万円
※金利2%(固定金利・元利均等返済)、借入期間35年で計算
月々の返済額は手取り収入の30%とする
この条件で1億円の物件を無理なく買える年収を導き出してみましょう。
月々の返済額
26万6,000円
この金額を手取りの30%にすると、手取り収入(額面の70%)は以下になります。
88万6,667円(額面126万6,667円)
年収に換算すると、約1,520万円となります。
以上のことから、およそ年収1,500万円が1億円の物件が無理なく買える年収の最低ラインといっていいでしょう。
なお、借入額8,000万円はフラット35の借入額の上限であるため、これ以上の物件を購入する場合は、頭金を増やす必要があります。
1億円のマンションを買うには、世帯年収1,500万円以上必要という試算結果となりましたが、住宅ローンの返済以外にもマンションに住み続けるための維持費も考慮しなければなりません。ローンの返済額と維持費を合わせて月39万円~43万円かかるとすると、シミュレーションで算出した手取り額約89万円から差し引くと、生活費として残るのは46万円~50万円となります。総務省の「家計調査・家計収支編」から、二人以上の世帯の夫婦共働き世帯の消費支出をみてみると約36万円となっているので、住宅関連の支出を引いても月10万円~14万円は残る計算になります。それほど余裕はありませんが、世帯年収1,500万円あれば、1億円のマンションを購入しても無理のない生活を送ることができるといえるでしょう。
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マンション価格が高騰しています。特に東京23区のマンション価格は平均価格が1億円超えという記録的高値となっています。1億円超えのマンションのことを俗に「億ション」と言いますが、億ションに住んでいる人はどのくらいの年収があるのか気になります。