1. 2022/07/31(日) 15:38:13
――野生のものは海や山でも手に入るように思えますが、茸本さんが「河川敷」をおすすめする理由は?
茸本朗さん(以下、茸本) まずは法律上、河川敷は植物や生き物を採取してもいいことになっているからです。河川法により、河川敷で採取した植物や動物の自家利用はオッケーなんです。
逆に禁止されているのは、樹を切ったり地形を変えたり、採ったものを販売したりすること。夜間の釣りもNGです。他の場所、例えば里山などの私有地で採ると、何らかの犯罪になる可能性があるので気軽に採取してはいけません。(中略)
出典:newsatcl-pctr.c.yimg.jp
茸本 季節によって多少偏りは出るでしょうが、基本的な栄養素は補えるはず。多摩川の河川敷には穀物が生えているので、炭水化物はまずOK。植物は知識がないと採取に苦戦するかもしれませんが、葉もの、根もの、さまざまな植物が食べられます。フルーツ系なら、クワの実やアケビ、山ブドウの一種であるエビヅルなどの里山でも採れるような果実があります。
たんぱく質は、ヘビやカメなど爬虫類と魚が非常に期待できる。だから日本の都市に住んでいて、餓死することって基本ないと思っています。この河川敷は、ちょっとした食料庫ですよ。
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「野食家」として、さまざまなメディアで情報発信している茸本朗(たけもと・あきら)さん。今回は、オススメの「野食スポット」を案内してもらいながら、食材や野食の魅力を聞いてみた。