1. 2022/04/18(月) 11:21:07
気分が落ち込む、元気が出ない、夜眠れない、すぐに目が覚めてしまう、ごはんが食べられない……。症状は大人と同じです。ただ大人の場合は、こういった症状を言葉で表せますが、子どもはうまく言えません。ですから「おなかが痛い」「頭が痛い」「体が動かない」など身体的な症状を訴えることが多いですね。そして親などまわりの大人が、こうしたサインを読み取る必要があります。親からすると、朝、学校に行く前に子どもがこうした症状を訴えると、単に「学校に行くのがイヤでぐずっているな」としか思わず、見逃してしまいます。メンタル不調が原因だとは思いもよらないのです。しかし、そのままにしていると、どんどん悪化し、本格的に学校に行けなくなってしまいます。
そして、頭痛や腹痛などの体の変化が、今度は行動の変化への変わってきます。例えば、赤ちゃん返りです。小学校高学年くらいであっても、急におねしょをしたりすることもあります。このほか、朝起きてこなくなったり、急に口数が少なくなったり、イライラして攻撃的になるなど、不安定になったりします。攻撃の矛先は、親だけでなく友だちや先生などにも向くので、周りからどんどん孤立して不登校になることもあります。
子育てってほんと難しい・・・!
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コロナ禍の長期化で、子どものメンタルヘルス不調が増えているという。しかし、精神科医の井上智介さんは「子どもはうつなどの症状をうまく言葉で説明できない。だからこそ、親など周りの大人が兆候を読み取る必要がある」と指摘する――。