1. 2020/08/23(日) 21:55:12
倒れたまま意識を失ったマノエルさんのために通報がなされたが、ブラジルでは救急車の出動・到着自体が遅い。脳卒中も予想され、彼の体をむやみに動かすことが許されないなか、店長は店の営業を続けることを決めた。
大きく広げたアウトドア用の傘3本で倒れているマノエルさんの体を覆い隠し、その周囲をベニヤ板や積み上げられたビール入りの段ボール箱で囲んだという。
『カルフール』で懸命に働き、販売部長のポジションに就いたのだろうマノエルさん。その最期の姿は、あまりにも気の毒なものだった。
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店や施設で重病人が発生した場合、責任者は緊急通報するとともに、命を助けるための努力を最優先するべきだろう。そして万が一の場合にも、命の尊厳を重んじる姿勢をとるべきだ。