1. 2020/08/08(土) 23:19:11
この道綱が女に送ったラブレターと、女からの歌の内容が、道綱母の記した『蜻蛉日記』には何通も克明に記されています(下巻)。しかしこれらの手紙や歌は「母の指導のもとに詠んだか、あるいはおそらく母が代作したのであろう」(※1)といわれていて、その通りであろうと私も思います。
毒親が子に依存するというはっきりとしたサンプルがここには、あります。
ほんと、道綱、可哀想です。
ラブレターをさらされたり、夫婦喧嘩に巻き込まれ、父には怒られ母には依存され、あげくの果ては母親につきあわされて、山寺で精進料理を食べ続け、激ヤセ(“いといたく痩せ”)する。そのあいだにも、
「ひと思いに死んでしまおうというこの身を、あなたのことが気がかりで、今日まで生きているのに」(“ひた心になくもなりつべき身を、そこに障りていままであるを”)
などと恩着せがましく言われ…
「息子のラブレターを代筆する母」平安時代の暴露本『蜻蛉日記』作者の毒親っぷりがヤバイ | デイリー新潮
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子供の人生を奪い、ダメにする「毒親」。近年、盛んに使われだした言葉だが、もちろん急に親が「毒化」したわけではない。…
いつの時代にも毒親っているんですね…
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