1. 2020/06/15(月) 16:53:30
出典:otonanswer.2xx.jp
関口さん「料理のレシピの分量は、そもそもが『目安』です。食材の大きさや調理器具、作る人などによってどうしても誤差が生じるので、仕上げ段階で味を微調整する必要があります。『少々』『適量』という表現は『好みや状況に合わせて調整してください』という、味付けの最終的な微調整のための手段として生まれたものです。
例えば、『キュウリ1本』『キャベツ4分の1個』のような表現がレシピに載っていても、そもそも、キュウリやキャベツの大きさはさまざまで、その段階から誤差が生まれています。大きな鍋と小さな鍋では水分蒸発量が異なり、鍋の材質によっても火の通り時間が変わります。『中火』と表記があっても、感覚的な調整なので、仕上がりは変わります。
+40
-0
料理レシピの<略>調味料の分量は「小さじ1」「大さじ2」などと書かれており、これであれば、料理の味付けで失敗する可能性は低いはずですが、なぜ、人によって分量がバラバラになりそうな「少々」「適量」というあいまいな表記にするのでしょうか。料理研究家で管理栄養士の関口絢子さんに聞きました。