ガールズちゃんねる

好きな和歌を教えてください。

128コメント2015/11/07(土) 21:03

  • 1. 匿名 2015/11/06(金) 09:37:24 

    私が好きなのは

    君がため惜しからざりし命さへ
    長くもがなとおもひけるかな

    藤原義孝

    +87

    -1

  • 2. 匿名 2015/11/06(金) 09:38:25 

    井上和香

    +5

    -25

  • 3. 匿名 2015/11/06(金) 09:38:58 

    わかパイ

    +2

    -19

  • 4. 匿名 2015/11/06(金) 09:38:58 

    +8

    -1

  • 5. 匿名 2015/11/06(金) 09:39:02 

    わたしバカなんで意味も教えてください

    +37

    -2

  • 6. 匿名 2015/11/06(金) 09:39:57 

    >>1

    はいっ!!!

    +0

    -3

  • 7. 匿名 2015/11/06(金) 09:40:20 

    多摩川にさらす手作りさらさらに なにそこのこのここだ悲しき

    +17

    -0

  • 8. 匿名 2015/11/06(金) 09:40:29 

    お好きな和歌を教えてください! - dodoc’s diary
    お好きな和歌を教えてください! - dodoc’s diarydodoc.hatenablog.com

    正確には「和歌」には入らないかもしれませんが…。 万葉集にある大伴坂上郎女のこいこいて あえるときだに うつくしき ことつくしてよ ながくともはば(恋い恋いて 逢える時だに 愛しき 言尽してよ 長くと思はば)が一番好きです。源氏物語の中では、「幻」の巻で夏...

    +2

    -0

  • 9. 匿名 2015/11/06(金) 09:40:44 

    人の世の
    常無き事を知るらむを
    心尽くすな
    ますらをにして

    by万葉集

    くよくよしている男性に向けたうたです。

    +20

    -0

  • 10. 匿名 2015/11/06(金) 09:41:48 

    君がため
    春の野に出て若菜摘む
    我が衣手に雪が降りつつ

    +88

    -0

  • 11. 匿名 2015/11/06(金) 09:42:51 

    一度でも我に頭を下げさせし 人みな死ねと いのりてしこと
    石川啄木

    そのまんま、一度でも俺に頭を下げさせた(屈辱を味合わせた)やつはみんなくたばってしまえ!という意味
    私もそんな気分になるときあるので

    +42

    -1

  • 12. 匿名 2015/11/06(金) 09:43:09 

    逢ひ見ての後の心に比ぶれば 昔は物も思はざりけり

    あなたと一夜を共にしたあとの このどうしようもない想いに比べたら、その前までの想いなどなにも思ってなかったのと同じですね。

    同じような思いをしたことがあるので、今も昔も変わらないんだな、と思いました(;д;)

    +68

    -0

  • 13. 匿名 2015/11/06(金) 09:43:39 

    いとをかし

    +3

    -1

  • 14. 匿名 2015/11/06(金) 09:44:27 

    恋の悩みを吹き飛ばす! 禁断の不倫愛さえも成就させたキセキの方法 - dodoc’s diary
    恋の悩みを吹き飛ばす! 禁断の不倫愛さえも成就させたキセキの方法 - dodoc’s diarydodoc.hatenablog.com

    クリックで詳細ページへ ◎世間に言えない恋に悩んだときの解決法 「2年付き合っていた職場の上司に、プロポーズされました!」(31歳/愛知県名古屋市) “泥沼”という2文字がピッタリの、先の見えない2年間。恋愛ベタな私が30代を目前にしてハマってしまっ...

    +0

    -1

  • 15. 匿名 2015/11/06(金) 09:44:46 

    七重八重花は咲けども山吹の(実)みのひとつだになきぞかなしき

    太田道灌と山吹の花のエピソード

    +10

    -0

  • 16. 匿名 2015/11/06(金) 09:47:05 

    瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思ふ

    岩に当たって二手に分かれている川の流れが、やがてひとつに合流するように、今別れ別れになっているあなたとも、またいつか逢いたいと思っています

    +104

    -0

  • 17. 匿名 2015/11/06(金) 09:47:46 

    あしびきの 山鳥(やまどり)の尾の しだり尾の 
    長々し夜を ひとりかも寝む

    柿本人麿

      
    山鳥の尾の、長く長く垂れ下がった尾っぽのように長い夜を(想い人にも逢えないで)独りさびしく寝ることだろうか。


    学校の百人一首大会で一番人気(笑)

    +36

    -1

  • 18. 匿名 2015/11/06(金) 09:48:57 

    >>15

    川越市民?
    これ、川越博物館ではじめて知った歌です。

    +1

    -1

  • 19. 匿名 2015/11/06(金) 09:49:44 

    和歌んな~~い

    +15

    -16

  • 20. 匿名 2015/11/06(金) 09:51:28 

    実るほど 頭(こうべ)を垂れる 稲穂かな

    稲穂は実れば実るほど深くお辞儀をする
    成功者は人一倍謙虚でありなさい、周りに感謝する気持ちを持ちなさい
    という意味
    日本人らしい感性
    好きな和歌を教えてください。

    +63

    -23

  • 21. 匿名 2015/11/06(金) 10:00:43 

    鳴る神の 少し響みて さし曇り
    雨も降らぬか 君を留めむ
    【雷の音がかすかに響いて空も曇って
    雨も降ってこないかしら
    そうすれば貴方の帰りを引き留めましょうに】

    返歌
    鳴る神の 少し響みて 降らずとも
    吾は留まらん 妹し留めば
    【雷の音がかすかに響いて雨が降らなくても
    私はこのまま留まりますよ
    貴女が引き留めるのなら】

    言の葉の庭というアニメでの一句です。
    素敵だなって思って覚えちゃいました。
    使うことはないでしょうけどw

    +19

    -2

  • 22. 匿名 2015/11/06(金) 10:01:41 

    >>15太田道灌は、この時の女性を妻にすれば良かったのに。

    +4

    -0

  • 23. 匿名 2015/11/06(金) 10:01:45 

    忍ぶれど色に出でにけりわが恋は 物や思ふと人の問ふまで

    子供の頃なんかの漫画で見て覚えたんだよなあ
    和歌の中ではメジャーだよね
    わかりやすいから

    +61

    -0

  • 24. 匿名 2015/11/06(金) 10:02:21 

    石川や 浜の真砂は尽きるとも 世に盗人の種は尽きまじ

    とんでもない内容だけどなんか好き笑
    辞世の句って面白いのが多いよね

    +4

    -0

  • 25. 匿名 2015/11/06(金) 10:03:32 

    >>20
    あの、それ俳句……

    +69

    -1

  • 26. 匿名 2015/11/06(金) 10:05:01 

    素敵だなー。

    +6

    -0

  • 27. 匿名 2015/11/06(金) 10:06:19 

    花の色はうつりにせしないたづらに
    我が身世にふるながめせしまに

    最近すごくこの感覚がわかります。
    和歌は掛詞があるから漢字にしない方がいいかもって悩みますね。

    +50

    -1

  • 28. 匿名 2015/11/06(金) 10:09:57 

    君がため 春の野に出でて 若菜摘む 我が衣手に 雪は降りつつ
    光孝天皇

    あなたにさしあげるため、春の野原に出かけて若菜を摘んでいる私の着物の袖に、雪がしきりに降りかかってくる。
     
                

    +46

    -0

  • 29. 匿名 2015/11/06(金) 10:10:25 

    うち日さす 宮道を人は満ち行けど
    わが思ふ君は ただ一人のみ

    メインストリートは人であふれてるけど
    私が愛しているのは この世でたった一人です。

    +29

    -1

  • 30. 匿名 2015/11/06(金) 10:12:37 

    人はいさ心も知らず
    ふるさとは
    花ぞむかしの香ににほひける

    +33

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  • 31. 匿名 2015/11/06(金) 10:13:06 

    朝に日に 見まく欲りする その玉を
    いかにせばかも 手ゆ離れずあらむ

    万葉集です。
    朝も昼も見ていたい
    いとおしく美しいあなたを
    いったいどうしたらいつも一緒に
    この手もとから離さないでおけるのだろうか


    +12

    -0

  • 32. 匿名 2015/11/06(金) 10:18:16 

    かくばかり 恋ひむものそと 知らませば 
    遠くそ見べく あらましものを
    (作者不詳)

    恋がこんなにつらいものだって 初めから知っていれば
    ただ遠くから黙って あなたを見つめてたのにな

    +30

    -0

  • 33. 匿名 2015/11/06(金) 10:21:09 

    思へども 験(しるし)もなしと 知るものを
    なにかここだく わが恋ひ渡る
    (大伴坂上郎女)

    どんなに好きになっても あなたが振り向いてくれないこと とっくにわかってるのに
    どうしてこんなにも 好きになっちゃうんだろう

    +13

    -0

  • 34. 匿名 2015/11/06(金) 10:22:49 

    トピ主です。
    みなさん、博識ですね。
    今日は仕事が休みなので、教えてくださる和歌をゆっくりと鑑賞させていただきますね。
    それにしても、よくご存じ。

    +30

    -0

  • 35. 匿名 2015/11/06(金) 10:27:47 

    やすらわで 寝なましものを 小夜更けて かたくぶくまでの 月を見しかな

    赤染衛門

    あなたが来ないとわかっていたら、寝てしまっていたのに待っていたら明け方月が西に傾くまで眺めていた

    +21

    -0

  • 36. 匿名 2015/11/06(金) 10:28:08 

    >>22

    なになに?どゆこと?教えて!

    +0

    -0

  • 37. 匿名 2015/11/06(金) 10:32:47 

    うたた寝に 恋しき人を見てしより 夢てふものを 頼みそめてき
    小野小町
    訳はいらないくらいストレートな歌ですね(^-^)

    +18

    -1

  • 38. 匿名 2015/11/06(金) 10:33:36 

    恋ひ恋ひて逢える時だに美しき言尽くしてよ長くと思はば(大伴坂上郎女)
    会いたくて会いたくて、やっと会えた時くらい優しい言葉をたくさん聞かせて。「ずっと一緒だよ」。それが本当なら。

    1300年も前の「万葉集」の作品なのに、「言尽くしてよ」というところが現代語っぽくて可愛いです。

    +24

    -0

  • 39. 匿名 2015/11/06(金) 10:43:31 

    恋の歌がたくさん。きゅんきゅんしますね。
    命みじかし 恋せよ 乙女
    これから恋をするひと、いいなー。
    切ない思いも、わくわくする日も、う~んと楽しんでくださいね。

    +16

    -1

  • 40. 匿名 2015/11/06(金) 10:49:33 

    和宮親子内親王
     空蝉の 唐織り衣 なにかせん 綾も錦も 君ありてこそ
     (お土産に頂いた西陣織の衣は今となっては何の役にも立ちません 綾や錦の美しさはあなたが生きておられればこそのものでした)

    陽成院
     筑波嶺の 峰より落つる 男女の川 恋ぞつもりて 淵となりぬる
     (筑波山の峰から落ちる男女川の水かさが増えるように、私の恋心も積もりに積もって淵のように深くなってしまった)

    この2つが好きです

    +26

    -1

  • 41. 匿名 2015/11/06(金) 10:50:03 

    好きな和歌を教えてください。

    +25

    -1

  • 42. 匿名 2015/11/06(金) 10:55:49 

    前日(をとつひ)も 昨日も今日も 見つれども
    明日さへ見まく 欲しき君かも
    (橘文成)

    一昨日も、昨日も今日も会ったけど
    明日も君に会いたいよ

    +8

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  • 43. 匿名 2015/11/06(金) 10:58:08 

    憶良(おくら)らは今はまからむ子泣くらむ
    そをおう母もわれ待つらむそ
    山上憶良

    憶良はもう帰ります!私の子供が泣いているでしょうし
    子供をおぶってるその子の母(自分の妻)も自分を待っていますから!
    って意味です。
    憶良のうたは子煩悩で家族に対する愛情があって好きです!

    +36

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  • 44. 匿名 2015/11/06(金) 11:01:06 

    吾妹子(わぎもこ)に 恋ひてすべなみ 夢(いめ)見むと
    われは思へど 寝(い)ねらえなくに

    彼女のことを想うと とっても切なくて・・・せめて夢で逢えたらと目を閉じるけど
    彼女のことを想うと 眠れなくなっちゃう

    +8

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  • 45. 匿名 2015/11/06(金) 11:04:26 

    ひさかたの 光のどけき 春の日に
    静心(しづごころ)なく 花の散るらむ

    紀友則

    +35

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  • 46. 匿名 2015/11/06(金) 11:07:13 

    夢(いめ)の逢(あひ)は 苦しかりけり 覚(おどろ)きて 
    かき探れども 手にも触れねば
    (大伴家持)

    夢で逢うの、ツラすぎw
    目が覚めてシーツを探っても
    指先にはなにも触れないし
    目が覚めてシーツを探っても
    あなたはそこにいないしー!

    +16

    -0

  • 47. 匿名 2015/11/06(金) 11:08:22 

    私が好きだった訳じゃないけど中学校の百人一首大会で
    憂かりける人を初瀬の山おろしよ
    激しかれとは祈らぬものを
    が大人気でした。
    上の句と下の句の最初をつなげて、うっかりけるはげ
    とか言われててテストでも正当率高かった笑

    私はうっかりけるはげと笑われているのに
    歌の内容は恋の苦しさっていう落差が面白いなって思う
    簡単に訳すと私につれない人を忘れさせてくれるように
    初瀬の山に祈ったのにむしろ思いは募ってしまっている
    みたいな内容です

    +3

    -0

  • 48. 匿名 2015/11/06(金) 11:13:26 

    かくとだに えやは伊吹の さしも草 
    さしも知らじな 燃ゆる思ひを

          

    +20

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  • 49. 匿名 2015/11/06(金) 11:13:32 

    露と落ち露と消えにし我が身かな
    浪花の事は夢のまた夢

    「夢の中で夢を見ているような 自分は露の如く消えていく はかない生涯だった」という豊臣秀吉辞世の句

    歴史上の人物もまた1人の人間だったんだなという、体温が伝わりますよね。和歌って。

    +10

    -0

  • 50. 匿名 2015/11/06(金) 11:19:12 

    このトピ読んでると心が浄化される

    +22

    -0

  • 51. 匿名 2015/11/06(金) 11:23:45 

    瓜食めば(はめば) 子供思ほゆ栗食めばまして偲はゆ
    いづくより来たりしものぞ眼交(まなかい)にもとな懸かりて安眠(やすい)しなさぬ

    訳 瓜を食べると子供のことを思い出す栗食べるといっそう子供達のことを懐かしく思う
    子供たちはどのような縁で自分のところに産まれてきたのか
    目の前に子供の姿がちらついて熟睡することが出来ない

    反歌
    銀(しろがね)も金(こがね)も宝石(たま)も何にせむ
    勝れる宝 子にしかめやも
    訳 金銀宝石だろうが、どんな宝物だろうが
    子供以上に大切な物があるだろうか、いやない。

    +10

    -0

  • 52. 匿名 2015/11/06(金) 11:30:32 

    トピタイトルを読んでまず頭に浮かんだものが1さんと同じだったので
    ときめきました!
    他にも好きだったものがチラホラあったり知らないものが出ていたり、
    学生の頃とは違う気持ちでまた読んでみたくなりました。
    素敵なお題をありがとうございます。

    +6

    -0

  • 53. 匿名 2015/11/06(金) 11:34:40 

    唐衣着つつなれにし
    つましあれば
    はるばるきぬる旅をしぞ思ふ

    在原業平


    唐衣を繰り返し着て体になれる、それではないが馴れ親しんだ妻が都に残っているので、三河の国まではるばるやって来たこの長旅をしみじみ思うことだ。


    各句頭に「かきつばた」の五文字が折り込んであります。

    +15

    -0

  • 54. 匿名 2015/11/06(金) 11:38:10 

    銀も金も玉も何せむに
    勝れる宝子に及かめやも
    しろがねも くがねも たまも なにせむに
    まされるたから こにしかめやも

    現代語訳(口語訳)

    銀も金も宝石も、どうして優れている宝である子どもに及ぶだろうか、いや及ばない。

    小学?中学で覚えさせられて、パッと出てくる短歌
    子供生まれたら、まさにこれ

    +14

    -0

  • 55. 匿名 2015/11/06(金) 11:39:18 

    >>36
    22です

    ●道灌の山吹伝説

    太田道灌は扇谷上杉家の家宰でした。ある日の事、道灌は鷹狩りにでかけて俄雨にあってしまい、みすぼらしい家にかけこみました。道灌が「急な雨にあってしまった。蓑を貸してもらえぬか。」と声をかけると、思いもよらず年端もいかぬ少女が出てきたのです。そしてその少女が黙ってさしだしたのは、蓑ではなく山吹の花一輪でした。花の意味がわからぬ道灌は「花が欲しいのではない。」と大変怒り、雨の中を帰って行ったのです。

    その夜、道灌が家臣にこのことを語ると、近臣の一人が進み出て、「後拾遺集に醍醐天皇の皇子・中務卿兼明親王が詠まれたものに【七重八重花は咲けども山吹の(実)みのひとつだになきぞかなしき】という歌があります。その娘は蓑ひとつなき貧しさを山吹に例えたのではないでしょうか。」といいました。
    驚いた道灌は己の不明を恥じ、この日を境にして歌道に精進するようになったといいます。
    尚、この山吹を差し出した女性は 紅皿 という女性だそうで、後に求められた家の少女、「紅皿(べにざら)」を江戸城に呼んで和歌の友としたという話や道灌が亡くなった後、紅皿は新宿区大久保に庵を建てて尼となったといい、その紅皿の碑 も残っています。

    +11

    -0

  • 56. 匿名 2015/11/06(金) 11:39:35 

    花の色は移りにけりないたずらに
    我が身世に降るながめせしまに

    +9

    -0

  • 57. 匿名 2015/11/06(金) 11:40:01 

    大江山 いく野の道の遠ければ まだふみもみず 天橋立
    小式部内侍

    大江山を越えて天橋立へはとーっても遠いので、行ったこともないし、母からの手紙は届いてないわよ!

    ストーリーがあってそれも込みで好きです。
    小式部内侍の母親は有名な歌人・和泉式部。
    和泉式部は再婚相手について天橋立へ移住していました。
    歌会にて「お母さんに代読してもらう歌は届きましたか?」と嫌みを言ってきた藤原定頼へ向けて、即座に詠んだといわれる歌です。
    母譲りの美貌と歌の才能で恋多き女性だったらしく、この藤原定頼も元カレという説もあります。

    +22

    -1

  • 58. 匿名 2015/11/06(金) 11:40:47 

    思ひつつ寝ればや人の見えつらむ
    夢と知りせば覚めざらましを

    小野小町


    私があの人を恋しく思って寝たからあの人がこうして夢に現れたのだろうか。
    これを夢だと知っていたなら覚めないでほしかったのに。
    夢とは知らなかったから覚めてしまって心残りのことだ。


    こんな焦がれる恋がしてみたいですねぇ…

    +35

    -0

  • 59. 匿名 2015/11/06(金) 11:44:40 

    来ぬ人を 松帆の浦の夕凪に 焼くや藻塩の 身も焦がれつつ

    百人一首にある歌です。
    私は文学青年だった松浦くんと付き合っていたのですが、彼が待ち合わせに遅刻して来た際にこの歌を呟いてみました。
    今、私の苗字は松浦です。

    +39

    -2

  • 60. 匿名 2015/11/06(金) 12:01:06 

    【白露に 風の吹きしく秋の野は つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける】 文屋朝康

     ”草葉にのった白露に風が吹きつけている秋の野は、
    まるで糸に留めていない宝石の玉が散り乱れているよう”

    目に浮かぶ情景が美しい。
    和歌や草書・行書だけの授業があったら良いなぁ。(英語の筆記体は習うのに残念)

    +14

    -0

  • 61. 匿名 2015/11/06(金) 12:12:37  ID:pDhNVoHbIW 

    名にしおはばいざ言問はん都鳥
    我が思う人はありやなしかと

    在原業平
    都鳥と言う名前ならば鳥よ教えておくれ
    都(京)に残してきたあの人は元気でいるかどうか

    隅田川で詠んだと言われてますね。
    言問橋の由来だとか。都鳥はゆりかもめではと言われてます。

    +17

    -0

  • 62. 匿名 2015/11/06(金) 12:13:18 

    いにしへの 奈良の都の 八重桜
    けふ九重に にほひぬるかな
    ■伊勢大輔

    いにしえの昔の奈良の都の八重桜が
    今日は九重の宮中で
    ひときわ美しく咲き誇っております。

    小学生の頃に百人一首大会があって
    綺麗な歌だな〜って子供ながらに思って
    一番最初に覚えた歌!




    +22

    -0

  • 63. 匿名 2015/11/06(金) 12:14:44 

    奥山に 紅葉ふみわけ 鳴く鹿の
    声きくときぞ 秋は悲しき
    (猿丸大夫)

    +21

    -0

  • 64. 匿名 2015/11/06(金) 12:15:14 

    かの時に 言いそびれたる
    大切の 言葉は今も 胸に残れど

    石川啄木の歌です。
    昔の恋を思い出して、胸がつまります。

    +11

    -0

  • 65. 匿名 2015/11/06(金) 12:22:24 

    思ひつつ寝ぬればや人の見えつらむ夢と知りせばさめざらましを

    恋しく思いながら寝入ったので、その人が現れたのだろうか。夢だと知っていたら、目覚めたくはなかったのに。

    小野小町がすきです(*´˘`*)♡

    +7

    -0

  • 66. 匿名 2015/11/06(金) 12:25:12 

    >>23
    キノコキノコという漫画では?
    私もその和歌を漫画で覚えたのですが、
    上記の漫画だった気がします。

    違うかったらごめんなさい!

    +0

    -0

  • 67. 匿名 2015/11/06(金) 12:37:26 

    はかなしと まさしく見つる 夢の世を おどろかで寝る 我は人かは
    ――人の命もはかない、この世も夢のようにはかない。そんなふうに絶望しているのに、私は目ざとくもなく、正体なく熟睡できてしまう。こんな私、心のある人間と言えやしない!

    恋人に死なれて、(きっと)泣いて泣いて泣きつくした後に詠んだ和泉式部の歌。

    +1

    -0

  • 68. 匿名 2015/11/06(金) 12:52:17 

    >>51さんへ

    素晴らしい歌を教えてくださってありがとうございます。
    子どものことを思うと涙があふれてきます。

    +3

    -0

  • 69. 匿名 2015/11/06(金) 12:52:37 

    しずかさや いわにしみいる せみのこえ
    そして輝く ウルトラソウル

    +7

    -2

  • 70. 匿名 2015/11/06(金) 13:07:07 


    奥山に もみじ踏み分け鳴く鹿の
    声聞く時ぞ 秋はかなしき


    子供心になぜか好きでした。丁度今の季節の歌です。

    +9

    -0

  • 71. 匿名 2015/11/06(金) 13:07:43 

    >>22-55さんへ。
    解説、ありがとうございます。
    すごく深いですね。
    ・がついているということは、さらに、教えていただけそう。
    楽しみに待っていますね。
    その息子の太田道真の川越城のおはなしなどもありますね。興味深いです。

    +1

    -0

  • 72. 匿名 2015/11/06(金) 13:13:29 

    松浦さん!

    +15

    -0

  • 73. 匿名 2015/11/06(金) 13:23:43 

    君が代も和歌なんですよね?
    元はお祝いの歌だったと知って好きになった。

    +7

    -0

  • 74. 匿名 2015/11/06(金) 13:24:19 

    今はただ思ひ絶えなむとばかりを
    人づてならで言ふよしもがな


    あなたへの思いを断ち切ってしまうということを、せめて人伝いではなく直接あなたに伝えに行きたい。

    とにかく会いたかったんだろうね。どんな方法でも目的でも。なんか切なくてすごく好きな句です。

    +21

    -0

  • 75. 匿名 2015/11/06(金) 13:35:20 

    59さん

    素敵!!!!

    +5

    -0

  • 76. 匿名 2015/11/06(金) 13:41:01 

    少し話がずれてしまうかもしれませんが、百人一首の歌を詠んでみて
    何百年も前のことなのに、同じことで悩んでるなぁ…って感動しました。

    【百人一首】 恋のうた 31字で伝える想い - Me times(ミータイムス)
    【百人一首】 恋のうた 31字で伝える想い - Me times(ミータイムス)metimes.jp

    藤原定家が選んだ百人一首。「命」と「恋」をキーワードに厳選。

    +5

    -0

  • 77. 匿名 2015/11/06(金) 13:56:53  ID:5jxImbdCKN 

    願わくば
    花の下にて春死なむ
    その如月の望月のころ

    西行
    出来るなら2月の満開の桜の下で、しかも満月の頃に死にたいものだ

    +29

    -0

  • 78. 匿名 2015/11/06(金) 14:21:23 

    めぐりあひて(以下略

    +3

    -0

  • 79. 匿名 2015/11/06(金) 14:47:12 

    >>59
    この数行で情景がイメージできる
    59さんの表現力も素晴らしい

    +4

    -0

  • 80. 匿名 2015/11/06(金) 15:02:58 

    あかねさす 紫野行き標野行き 野守は見ずや 君が袖振る

    天智天皇と恋愛関係にあった額田王。元夫の大海人皇子との秘めた想いを確認しあう歌。

    彼は袖を振って好きだと伝えてくるわ。そんなあちこちで袖を振っていたら、警備の人がこれをみて、私たちの秘めた恋がばれてしまうじゃないの。

    +14

    -0

  • 81. 匿名 2015/11/06(金) 15:05:59 

    あらざらむ この世の外の思ひ出に 今ひとたびの 逢ふこともがな

    和泉式部
    訳:もうすぐ私は死んでしまうでしょう。せめてあの世への思い出にもう一度あなたに抱かれたいものです。

    この時代において、ものすごく大胆な歌だそうです。技法も何も無視して心情をバーンとぶつけた激しい名歌なんだそうな。

    +19

    -0

  • 82. 匿名 2015/11/06(金) 15:11:35 

    風に散る花橘を袖に受けて 君が御跡と偲ひつるかも

    吉田秋生の桜の園に出てきた短歌です。

    +1

    -0

  • 83. 匿名 2015/11/06(金) 15:21:03 

    秋来ぬと 目にはさやかに見えねども
    風の音にぞ 驚かれぬる

    毎年、秋来た!!って思う日がある

    +14

    -0

  • 84. 匿名 2015/11/06(金) 16:35:36 

    和歌って素敵ですよね
    昔の人は現代の人よりも激情だったことが判る和歌もチラホラありますね。

    +10

    -1

  • 85. 匿名 2015/11/06(金) 16:39:48 

    >>16  激しい恋の歌だ
    大河ドラマに出てきたので、一発で覚えられた
    (詠み人:崇徳天皇=井浦新)

    +4

    -0

  • 86. 匿名 2015/11/06(金) 17:46:59 

    君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもながと 思ひけるかな


    君が僕のことを思ってくれるならこの命だって惜しくないと思ってた。いざ君が想ってくれるとすこしでも永くこの幸せの中で生きたいと思ったんだ。
    好きな和歌を教えてください。

    +25

    -0

  • 87. 匿名 2015/11/06(金) 17:55:27 

    日本人に生まれて誇らしく思った

    +14

    -0

  • 88. 匿名 2015/11/06(金) 17:56:18 

    八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣作る その八重垣を

    スサノオノミコトが詠んだ日本最古の和歌

    +8

    -0

  • 89. 匿名 2015/11/06(金) 18:10:46 

    天地の
    極の裏に
    吾がごとく
    君に恋ゆらん
    人は実あらじ

    世界中どこをさがしても
    私ほどあなたに恋している人はいない

    +3

    -0

  • 90. 匿名 2015/11/06(金) 18:39:02 

    なにわづにさくやこのはなふゆごもりいまをはるべとさくやこのはな

    意味

    難波津にこの花が咲いたよ。冬の間はこもっていた花が、 いよいよ春だと、この花が咲いたよ

    百人一首の序歌が好きです

    +5

    -0

  • 91. 匿名 2015/11/06(金) 19:27:07 

    >>59
    松浦さん!ときめきました(*^^*)

    +8

    -0

  • 92. 匿名 2015/11/06(金) 19:51:32 

    松浦さーん❤️

    +4

    -0

  • 93. 匿名 2015/11/06(金) 19:54:20 

    天つ風 雲の通い路吹き閉じよ 乙女の姿しばしとどめん

    天空の風よ、吹いて雲間の天に通じる道を閉じてくれ。乙女(天女に見立てた舞姫)をもう少し地上にとどめておきたいから

    みたいな意味だったと思う。
    情景が壮大で綺麗だから百人一首でも印象に残っています。

    +9

    -0

  • 94. 匿名 2015/11/06(金) 20:01:36 

    このトピ、すごくいいなー。
    高校時代に和歌を勉強するのと、
    今、この年令で和歌を勉強するのとではずいぶん感じ方がちがいます。
    みなさんのコメントもすごく素敵。
    もう一回、最初から読んでみます。

    +8

    -0

  • 95. 匿名 2015/11/06(金) 20:35:10 


    飛鳥川 淵は瀬になる世なりとも 思い染めてん人は忘れじ

    「(淵だったところが瀬に変わる)飛鳥川のように、変わりやすい世の中だけれども、一度愛した人のことは決して忘れはしないだろう」

    国語の教科書に載っていた、詠み人知らずの歌です。

    +3

    -0

  • 96. 匿名 2015/11/06(金) 21:04:19 

    忘れじの 行く末までは かたければ
    今日を限りの 命ともがな
    (「いつまでも忘れない」とあなたは言ったけど、未来を信じるのは難しいので、その言葉を聞いた今日限りで死んでしまいたい。)
    中学生の時に見た、この歌の漫画がとても美しくて…一度でいいから、こんな気持ちになるような恋をしてみたいと思いました。

    +7

    -0

  • 97. 匿名 2015/11/06(金) 21:14:18 

    長からむ 心も知らず
    黒髪の 乱れて今朝は 物をこそ思へ (堀河局)

    百人一首で一番エロい歌だ
    大人の男女の恋愛シーンが映画みたいに浮かぶ

    +7

    -0

  • 98. 匿名 2015/11/06(金) 21:25:29 

    思ひつつ寝ればや人の見えつらむ
    夢と知りせば覚めざらましを

    小野小町

    あなたのことを思って眠りについたからでしょうか、夢にあなたが出てきました。
    もし夢とわかっていたなら、目を覚まさずにこのままずっと夢の中であなたと一緒にいたのに。

    まさに!と思った歌です。
    1000年以上経っても、人間の心情は変わらないものなんだなぁと思いました。
    反実仮想の文法もこれで学びました。

    +8

    -0

  • 99. 匿名 2015/11/06(金) 21:35:19 

    今の気分
    「人もをし 人も恨めし あぢきなく 世を思ふゆゑに もの思ふ身は」

    +0

    -0

  • 100. 匿名 2015/11/06(金) 21:43:33 

    中学高校あたりの教科書には、色っぽい歌や恨みがましい歌はあまり載らないので、面白味がないなあと思っていた

    +1

    -0

  • 101. 匿名 2015/11/06(金) 21:49:43 

    >>23さんに対抗して
    恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり 人知れずこそ 想いそめしか

    +1

    -0

  • 102. 匿名 2015/11/06(金) 21:51:04  ID:PKewZlEwLB 

    不来方のお城の草に寝ころびて
    空に吸われし
    十五の心

    石川啄木

    情景が目の前に広がって見えます。
    とても好きな歌です。

    +4

    -0

  • 103. 匿名 2015/11/06(金) 22:01:16 

    「君が行く 道の長手を 繰り畳ね 焼き滅ぼさむ 天の火もがも」

    (貴方が流刑で行く、越への遠い道をたぐり寄せて、折り畳んで焼き滅ぼしてしまいたい。そんな天界の火が欲しい)

    狭野茅上娘子(さののちがみのおとめ)

    中臣朝臣宅守(なかとみのあそんやかもり)が、蔵部(くらべ)の女嬬(じょじゅ:女官)である狭野弟上娘子をお嫁さんにしたとき、流罪(るざい)となって、越前国(現在の福井県)に流されました。夫婦が別れ別れになってもう逢えないことを嘆き、悲しみの心を表して、贈った歌と言われています。長き道を折り畳んで燃やしてしまいたいというダイナミックさが、愛の深さを表してると思います。他にも、

    「帰りける人来たれりと言ひしかばほとほと死にき君かと思ひて」

    (赦免されて帰って来た人が都に着いたと伝え聞いたので、あやうく死にそうでした、あなたかと思って)

    +2

    -0

  • 104. 匿名 2015/11/06(金) 22:08:54 

    万葉集より。作者不詳。濃厚な大人の歌♪

    「朝寝髪(あさねがみ) 我はけづらじ 愛(うるわ)しき 君が手枕(たまくら) 触れてしものを」

    朝、寝乱れたこの黒髪を、私は櫛を通す気になれない。愛しい(立派な)あのお方の手枕が触れたこの黒髪だもの…

    +3

    -0

  • 105. 匿名 2015/11/06(金) 22:15:38 

    願わくは 花の下にて
    春死なん
    その望月の きさらぎの頃

    西行

    素晴らしい歌だと思う。

    +2

    -0

  • 106. 匿名 2015/11/06(金) 22:32:17 

    みせばやな おじまのあまの そでだにも ぬれにぞぬれし いろはかわらず(いんぷもんいんのたいふ)

    意味
    お見せしたいものです。松島の雄島の漁師の袖でさえ、どんなに海水に濡れに濡れるからといって、色が変わってしまうまでは濡れないでしょう。それなのに私の袖は血の涙で真っ赤に染まってしまいました。

    +0

    -0

  • 107. 匿名 2015/11/06(金) 22:58:03 

    五月待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする

    五月に咲く橘の花の香りをかぐと昔愛し合った人の袖に焚きしめられた匂いを思い出すよ。

    +2

    -0

  • 108. 匿名 2015/11/06(金) 22:58:14 

    柔肌の 熱き血潮に 触れもみで
    寂しからずや 道を説く君

    与謝野晶子 『みだれ髪』より


    息を飲むほどエロくて良い

    +11

    -0

  • 109. 匿名 2015/11/06(金) 23:40:14 

    天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも  安倍仲麻呂

    天を仰げば、唐に来る時に見た、春日大社の三笠の山に出ていた月と、同じくらい美しい月ではないか。ああ、やっと大和に帰る事ができるのだなあ。

    しかし、仲麻呂の乗った船は難破し、大和に帰る事は出来ず、この後の人生を唐で終えます。熱い望郷の念のこもった歌ですが、それが叶わなかった彼の一生を知れば、何とも物悲しい歌に聞こえるのです。

    +6

    -0

  • 110. 匿名 2015/11/06(金) 23:49:26 

    ももとせに 老い舌いでて よよむとも
    われはいとわじ 恋はますとも

    百歳になって舌がはみ出てよぼよぼしても、より恋しく思いこそすれ、厭わしくおもうことはないでしょう

    万葉集を読んでて衝撃を受けた和歌ですw
    恋人に贈ったわけではなく、宴席で詠まれたらしいのですが、お前やるなぁみたいなガヤガヤも聞こえてくる気がします

    +1

    -0

  • 111. 匿名 2015/11/06(金) 23:50:16 

    月やあらぬ 
    春や昔の春あらぬ 
    わが身ひとつはもとの身にして

    在原業平


    月は昔のままではないのか、春(梅の花)も昔の春ではないのか。
    私の身だけはもとのままで、辺りのものは皆昔と変わったような思いがするよ。

    自分は何も変わった気はしないのに周りの人や物は変わっていってしまう…何かわかる気がします。

    +3

    -0

  • 112. 匿名 2015/11/06(金) 23:50:35 

    此世をば どりやおいとまに せん香と ともにつひには 灰左様なら   十返舎一九

    死ぬ間際の辞世の句です。洒落がきいていて、江戸の文化人らしくて好きです。

    +2

    -0

  • 113. 匿名 2015/11/06(金) 23:51:15 

    奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋は悲しき

    +2

    -0

  • 114. 匿名 2015/11/06(金) 23:52:22 

    東風吹かば
    思いおこせよ梅の花
    主人なしとて
    春な忘れそ

    +7

    -0

  • 115. 匿名 2015/11/07(土) 00:12:30 

    街を行き 子供の側を 通るとき
    みかんの香せり 冬がまた来る

    (たしか)木下利玄


    子供の側を通ったとき こたつで食べたであろうみかんの香がした。また冬がやって来るのだなー

    +1

    -0

  • 116. 匿名 2015/11/07(土) 00:58:18 

    其子等(そのこら)に捕らえられんと母が魂(たま)蛍となりて夜(よ)を来たるらし

    亡くなった妻が子どもたちに捕らえられようと蛍になって来たらしい、という意味です。


    老害やメンへラがいて
    先細りする短歌の世界だけど、
    単純に歌は素晴らしいと思う。

    +0

    -0

  • 117. 匿名 2015/11/07(土) 00:59:44 

    ももとせに 老い舌いでて よよむとも
    われはいとわじ 恋はますとも

    百歳になって舌がはみ出てよぼよぼしても、より恋しく思いこそすれ、厭わしくおもうことはないでしょう

    万葉集を読んでて衝撃を受けた和歌ですw
    恋人に贈ったわけではなく、宴席で詠まれたらしいのですが、お前やるなぁみたいなガヤガヤも聞こえてくる気がします

    +0

    -0

  • 118. 匿名 2015/11/07(土) 05:18:38 

    「山深み 思い入りぬる 柴の戸の まことの道に 我れを導け」

    平家物語に出てくる「斎藤時頼」と「横笛」の悲恋物語の一首です。
    長くなるので詳しい解説は省きますが、突然出家してしまった時頼を
    やっとの思いで訪ねきて、取り次いで貰おうとしたら何かの間違いです
    と云われてしまった時に横笛が詠んだ歌です。
    「滝口入道」で検索すると詳細が解かると思います。

    +1

    -0

  • 119. 匿名 2015/11/07(土) 07:29:59 

    柿、食えば
    鐘が鳴るなり、法隆寺
    飯、抜けば
    腹が鳴るなり、空腹時
    くだけてものを、思うころかな

    (大意の訳)
    恋の歌を詠めるのも、食べるご飯があってこその話である。
    毎日、毎日ご飯をしっかり食べられことに感謝のこころを忘れてはならないという箴言。


    +1

    -1

  • 120. 匿名 2015/11/07(土) 08:03:48 

    昔の人って情熱的だね

    +2

    -0

  • 121. 匿名 2015/11/07(土) 08:10:08 

    他にやることが無いからね

    +1

    -1

  • 122. 匿名 2015/11/07(土) 08:59:12 

    あかねさす
    紫野行きしめ野行き
    野守りは見ずや
    君が袖振る

    by 額田女王

    +5

    -0

  • 123. 匿名 2015/11/07(土) 09:04:29 

    瀬をはやみ
    岩にせかるる滝川の
    割れても末に逢わんとぞ思う

    滝川の流れは岩によって左右に別れてしまうけど、いずれはまた逢える

    漫画『はいからさんが通る』が好きで、作中に出てきた歌

    +3

    -0

  • 124. 匿名 2015/11/07(土) 10:26:47 

    「白玉か何ぞと人の問ひしとき露と答へて消えなましものを」
    在原業平

    「白玉かしら、何かしら」とあの人が尋ねたとき、「露」と答えて、私もそのまま消えて死んでしまえばよかったのに。


    男が女を盗み出して追手に見つからないように倉に女を隠して戸口を守っていたら、中にいた鬼に喰われてしまい、嘆き悲しんだ男が詠んだ歌。
    女は草の上の露を見て「あれは何?白玉(真珠?)?」と尋ねたけれど、「あれは露です」と答えて、自分もはかなく消える露のように消えてしまえばよかったのに…という歌。
    女が草の上の露も知らないことで深窓の令嬢だと分かる。
    この女は、二条の后高子といわれていて、当時将来は天皇の后となる予定の女性。
    実際は鬼ではなく兄たちに連れ戻された。

    そして、業平は高子が宮中へ入ってしまった後、
    「月やあらぬ 春や昔の春ならぬ 我が身一つはもとの身にして」
    という歌を詠んでいる。
    (この月は昔の月と違うのか。この春は昔の春とは違うのか。我が身は昔のままなのだが、彼女だけがいない)
     
    平安のイケメンプレイボーイ在原業平がどんな気持ちでこの歌(露と答えて)を詠んだのか考えると面白い。


    在原業平は有名なこれも好き。
    「ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは 」

    +2

    -0

  • 125. 匿名 2015/11/07(土) 13:24:47 

    玉の緒よ
    絶えなば絶えね
    ながらへば
    忍ぶることの
    よわりもぞする

    式子内親王

    百人一首より

    現代訳

    和が命、絶えるものなら絶えてしまえ
    このまま生きながらえていると
    耐え忍ぶ心が弱ってしまうと困るから

    +0

    -0

  • 126. 匿名 2015/11/07(土) 17:51:38 

    >>121
    そうかもね。理由は単純だね。

    +0

    -0

  • 127. 匿名 2015/11/07(土) 18:13:52 

    トピ主です。
    みなさん、たくさん教えてくださってありがとうございます。
    短い言葉の中にあれだけの思いが込めてあるのですね。妖艶ですね。目で見るよりもすごく伝わってくるような気がします。
    日曜日の日本経済新聞をご覧になるかたはいらっしゃいますか?短歌と俳句のページがあります。
    ずっと前にたくさんのチューリップが咲き乱れている光景をみんなで大笑いしている、と表現している歌があり、そこで衝撃を受けました。それを機会に短歌を読むのが大好きになりました。自分では詠めませんが…。

    たくさん教えていただいてとても楽しかったです。ありがとうございます。

    +0

    -0

  • 128. 匿名 2015/11/07(土) 21:03:32 

    天の海に雲の波立ち月の船 星の林に漕ぎ隠る見ゆ

    柿本人麻呂
    宇宙!って感じですき。

    +3

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