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1. 匿名 2020/03/18(水) 21:47:31
ジョジョの乙女ゲームトピPart4です
1~3と同様、長文・短文・アダルト・画像ありです
キャラ愛や妄想を語るトピなので苦手な方はスルーしてください
アニメが終わって数ヶ月たちますがジョジョ熱の冷めないみなさんで語りましょう+38
-5
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2. 匿名 2020/03/18(水) 21:49:17
Part4は笑う+48
-2
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3. 匿名 2020/03/18(水) 21:49:48
キャラを汚さないでくれない?
第一、人のキャラを使って創作するのは著作権侵害だから。+12
-45
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4. 匿名 2020/03/18(水) 21:50:52
なんだこのトピは!?
無駄!無駄!無駄〜!+56
-8
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5. 匿名 2020/03/18(水) 21:51:13
初代が3000コメ超えててビビった😮+28
-3
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6. 匿名 2020/03/18(水) 21:53:32
主さんトピ立てありがとう!待ってたよ〜+62
-5
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7. 匿名 2020/03/18(水) 21:53:39
攻略対象外男子の好感度を下げるにはキスを奪われた後泥水で口を洗う
(かえって執着されることもあるので注意)+61
-5
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8. 匿名 2020/03/18(水) 21:54:03
ギアッチョが好き+29
-4
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9. 匿名 2020/03/18(水) 21:58:39
全部読み直したい+21
-2
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10. 匿名 2020/03/18(水) 21:59:27
ダンスを上手く踊らないといけないミッションがある。+71
-4
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11. 匿名 2020/03/18(水) 22:00:02
このトピは糞トピの味だぜ+0
-31
-
12. 匿名 2020/03/18(水) 22:01:08
+38
-3
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13. 匿名 2020/03/18(水) 22:08:09
時々、女性キャラがアドバイスしてくれる。
由花子のアドバイスはあんまり参考にならなそうだけどw+54
-3
-
14. 匿名 2020/03/18(水) 22:09:06
+41
-3
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15. 匿名 2020/03/18(水) 22:12:28
いいや、限界だッ!推すねッ!+45
-3
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16. 匿名 2020/03/18(水) 22:13:58
>>13
由花子さんは男を見る目は確かだからよぉ〜
一概にそうだとは言えねェんだよナァ〜〜
+38
-3
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17. 匿名 2020/03/18(水) 22:15:53
>>16
見る目はあるんだけど、アプローチ方法がなぁ…+46
-3
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18. 匿名 2020/03/18(水) 22:16:36
アナスイは私のもの!+8
-3
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19. 匿名 2020/03/18(水) 22:19:36
>>1
ありがとうございますッ!
毎日トピ立ってないか気になってました。
さっきまでジョジョの動画見ててやっぱり気になって来てみたら…!
これから一ヶ月楽しくなりそうです。
他力本願ですみません(>_<)
+29
-3
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20. 匿名 2020/03/18(水) 22:24:38
>>15
吉良吉影は変わった悪役で好きだったな
臆病で用心深くて変態で、戦うと超強いけどすぐ逃げる
最後は慢心から隙を突かれて死んじゃうけど、謎の魅力があつた+42
-3
-
21. 匿名 2020/03/18(水) 22:25:35
ホルマジオにちょん、て触れられて小さくされたい+14
-4
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22. 匿名 2020/03/18(水) 22:27:07
キャラのプロフィールを紹介してくれる+58
-3
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23. 匿名 2020/03/18(水) 22:30:13
>>22
吉良の同僚ww+38
-3
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24. 匿名 2020/03/18(水) 22:36:38
>>21
ほんとはリトル・フィートで傷つけないと相手を小さくできないぽいんだけど、気を使われて軽く触れられるだけで小さくされたいんですねわかります
デコピンがいいなァ~ッ+12
-1
-
25. 匿名 2020/03/18(水) 22:37:37
前のトピ見直してきた!
『プロシュート兄貴を攻略したら
もれなくペッシも付いてくる。』
に笑ったわw+60
-2
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26. 匿名 2020/03/18(水) 22:38:12
クリア後に解放されるプロシュート兄貴ルートは厳しめ。高確率でペッシENDに流れちゃう。+26
-1
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27. 匿名 2020/03/18(水) 22:40:34
ペッシと一緒に釣りを出来る権利を与えられる(ビーチ・ボーイ)+22
-0
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28. 匿名 2020/03/18(水) 22:40:50
ペッシENDもいいじゃあないか…一緒に魚釣りしたい+21
-0
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29. 匿名 2020/03/18(水) 22:41:39
>>28
いいけど、それでも私は諦めずに兄貴ENDを目指すッッ…!+16
-0
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30. 匿名 2020/03/18(水) 22:42:08
サザエさん風+40
-4
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31. 匿名 2020/03/18(水) 22:43:36
プロシュート兄貴にコツンって、デコで熱計られたいよ…+26
-0
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32. 匿名 2020/03/18(水) 22:44:23
>>15
何故か吉良吉影好きなんですよね。
デッドマンズQも記憶が無くて全然違うのに好き。
変人なのに謎の色気と魅力がある。+25
-0
-
33. 匿名 2020/03/18(水) 22:44:24
バッドエンドは攻略対象に殺されて終わり。+13
-1
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34. 匿名 2020/03/18(水) 22:46:22
トピ主です
賛否両論なのは承知ですが好きトピや彼氏トピなどいろんなジョジョトピがあるので住みわけて楽しめたらと思います
アダルトなイベントには最初に注意書きをお願いします
私は辻彩先生のエステに行くイベントがほしいです+35
-1
-
35. 匿名 2020/03/18(水) 22:49:50
>>32
吉良ルートは通常版・川尻版・バイツァダスト版で難易度かわりそう+19
-0
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36. 匿名 2020/03/18(水) 22:52:24
また凄い伸びそうだな(笑)このトピ+8
-0
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37. 匿名 2020/03/18(水) 22:53:05
ジョジョってこういう…キャラにガチ恋する感じの作品なんだね。+1
-17
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38. 匿名 2020/03/18(水) 22:53:32
ブチャラティの人気さは異常+64
-0
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39. 匿名 2020/03/18(水) 22:57:06
難攻不落の承太郎を頑張って攻略してみたい!
最初は全く相手にされないけど、やれやれだぜ。が聞けたらそこからだんだん親密になってゆく。
より親密になればスタプラに会わせてくれる!+55
-1
-
40. 匿名 2020/03/18(水) 22:57:17
今流行りの某漫画は 画像加工したものとか
キャラへのガチ愛書いたら 叩かれるから
ジョジョはファンも割と寛容だから良いわ。+22
-1
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41. 匿名 2020/03/18(水) 22:57:43
チームを抜けた罪悪感に苛まれ苦しむフーゴを支える女になりたい+38
-0
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42. 匿名 2020/03/18(水) 23:00:03
>>34
あ~すみません、主さんのさじ加減に合わないコメントは通報でもして消しといて下さいな+0
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43. 匿名 2020/03/18(水) 23:06:07
>>16
康一くん学生の時は持てなくても社会人になったら持てるタイプだ思う。
結婚するのにちょうどイイ!+35
-0
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44. 匿名 2020/03/18(水) 23:10:34
ブチャラティを真っ先に攻略すべく頑張るわ!
文武両道を頑張らないといけなさそうだけど。+30
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45. 粥推しの人🥣 2020/03/18(水) 23:22:48 ID:nXuCiK7vVu
私はリゾットを攻略したいッ!!
冷徹な暗殺者かと思いきや、誰よりも仲間思いで…。
いとこの子供の仇を打って裏社会に入るような不器用で優しい人……。
あと顔と声がディ・モールト良いッ!!
シチリアの海辺で挙式ルートでお願いします💐+46
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46. 匿名 2020/03/18(水) 23:23:11
パート4だ〜待ってました…!トピ主さん有難うございます
ボスルートは途中でドッピオルート分岐ありだろうけど、贅沢なのでボス&ドッピオ両方と付き合えるウルトラハッピーENDが欲しいです!!+25
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47. 匿名 2020/03/18(水) 23:33:18
このトピ大好きなんだけど、乙女ゲーやったことないんだよね..
みなさんのコメを見てそれっぽく書かせてもらいますw+25
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48. 匿名 2020/03/18(水) 23:34:39
>>47
私も乙女ゲームしたことないけど、過去トピで書いたよw+23
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49. 匿名 2020/03/18(水) 23:37:54
>>30
二次創作は本人以外貼らないほうがいいよ+13
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50. 匿名 2020/03/18(水) 23:39:15
>>16
おチビだけどすごい優しいし、真面目で友達想いだよね〜。
あの露伴や承太郎が認めるほどだし!
ま、私は仗助が一番好きだけどねw+22
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51. 匿名 2020/03/18(水) 23:40:29
>>47
トピたてといて何だけど私もないですw
+15
-1
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52. 匿名 2020/03/18(水) 23:43:17
ホワイトデーだったけど、皆は誰からもらいたい??
プロシュートの兄貴は真っ赤な薔薇とか渡してきそう(笑)
+29
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53. 匿名 2020/03/18(水) 23:45:39
>>52
私はイタリアの習慣に則って、バレンタインに兄貴から真っ赤な薔薇の花束を贈ってもらう( ¤̴̶̷̤́ ‧̫̮ ¤̴̶̷̤̀ )ついでにミモザの日も、可愛いミモザの花を贈ってもらう♡+21
-0
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54. 匿名 2020/03/18(水) 23:50:03
>>52
露伴先生はサイン色紙くれそう+20
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55. 匿名 2020/03/19(木) 00:05:13
>>15
あのルックスでブランドスーツ(変な色)を着てる段階で女子社員に目をつけられてるだろ
静かに暮らせない
吉良の同僚って味方じゃね?
やめとけやめとけ+11
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56. 匿名 2020/03/19(木) 00:14:14
待ってました乙女ゲートピ!!
毎日チェックして、たまに自分で申請してみたけどダメで諦めモードだったから嬉しい!!
その反面、下書きしてたルートが全然まとめれてなくて、投稿できるものないから焦ってるぜ…(。-∀-)
今回も皆さんのキュンジュンなイベント楽しみにしてます♡+18
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57. 匿名 2020/03/19(木) 00:22:01
希望とやる気がムンムンわいてくるじゃあねーかッ!おいッ!+20
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58. 匿名 2020/03/19(木) 00:24:04
>>21
瓶に詰められるぜ+8
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59. 匿名 2020/03/19(木) 00:30:48
せっかくのバレンタインもホワイトデーも過ぎちゃったけどみなさん季節関係なくいろんなイベント書いてね(他力本願)+8
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60. 匿名 2020/03/19(木) 05:46:14
ゲームと考えると魅力的なキャラが多いけど、現実的に考えると結婚してうまくやっていけそうなキャラがジョナサンと康一くん位しか思いつかない+10
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61. 匿名 2020/03/19(木) 05:48:46
>>52
億泰が仗助や康一に手伝って貰って一生懸命作った下手くそなクッキー
絶対かわいい+25
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62. 匿名 2020/03/19(木) 07:51:33
シーザールートに進むと、マカロニの穴にどれだけ速くスパゲッティを通せるかッ!っていうミニゲームが発生するよ!記録によっては波紋使いになれるルート出現。+24
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63. 匿名 2020/03/19(木) 07:51:52
ブチャラティとアバッキオの間に座りたいです!+30
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64. 匿名 2020/03/19(木) 09:19:21
まさかのPART4!嬉しいです!!
初代トピから皆様の素敵な二次妄想作品拝見&自作でもゲスゾォとチョコ先生の小説もどき(恥)自己満投下していたものです(恥
PART2はトピ閉鎖間近、PART3はトピに気づかず閉鎖後で悲しかったのですが、今回は最初から参加出来て最高にハイってやつでございます
皆さま1ヶ月よろしくお願いします♡+24
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65. 匿名 2020/03/19(木) 09:20:15
ナランチャの家庭教師の求人がレストランに貼られてましたので面接に来ました!(ドキドキ)+18
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66. 匿名 2020/03/19(木) 09:29:21
誰だったかな?
物凄いプッチ神父好きな人いなかった?+10
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67. 匿名 2020/03/19(木) 09:50:17
>>66
伝説のプッチガールさんですね!
またプッチ愛語ってほしいな
+12
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68. 匿名 2020/03/19(木) 10:41:38
私はカーズ様が攻略出来ない!って嘆いていた方が気になってるw+13
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69. 匿名 2020/03/19(木) 11:09:29
このトピはジョジョキャラだけじゃなくてガル子さんたちもいいキャラしてるから楽しいw+12
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70. 匿名 2020/03/19(木) 12:28:24
今更、バレンタイン絡みは遅いかな?
Part3のリゾットのオマケみたいな話を、トピ終了までに手直しが間に合えば…(¯▽¯٥)+16
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71. 匿名 2020/03/19(木) 12:31:05
>>53
それ是非イベントとして読みたいです♡
ミモザの日ってイタリア発祥だったんですね〜素敵な風習ですよね(๑˃̵ᴗ˂̵)+15
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72. 匿名 2020/03/19(木) 12:33:04
>>70
全然アリアリだと思います!!
バレンタインとホワイトデーにトピが立ってなくて悔やまれたので…
今からでも投稿あると嬉しい♡+13
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73. 匿名 2020/03/19(木) 13:01:07
>>64
ゲスイルーゾォ続きが気になってました!
楽しみにしています+14
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74. 匿名 2020/03/19(木) 13:03:19
>>56
まだ1ヶ月ある!間に合う!(*´∀`)+9
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75. 匿名 2020/03/19(木) 16:17:20
>>22
さり気にファンに人気よね、この人。+11
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76. 匿名 2020/03/19(木) 17:24:54
ミニゲーム
リゾットを探せ!+17
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77. 匿名 2020/03/19(木) 20:08:39
康一くんルートは由花子さんに殺されそう+9
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78. 匿名 2020/03/19(木) 20:30:50
>>64
イルーゾォガチ推しなので、ゲスイルーゾォの続きが気になって気になって夜しか眠れなかったです!
続きを投稿いただけたら泣いて喜びますッヽ(;▽;)ノ
アニメでちょっとときめいちゃったチョコ先生の活躍も楽しみにしてます♡+13
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79. 匿名 2020/03/19(木) 20:44:56
>>74
そ、そうですよねッ!!
しかし前回の反省から、次回はトピ立つまでに予めまとめておいて、計画的に投稿しよう!と心に決めたはずなのに、実行していなかったという(-᷅_-᷄๑)
これから頑張ってまとめてみますw間に合ったら投稿させていただきますw+12
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80. 匿名 2020/03/19(木) 23:58:14
>>64です。
>>73さん、覚えてくださっていてありがとうございます!
>>78さん、夜の睡眠は大切ですよね笑(謎返し失礼
トピまたぎで、だらだら投下の投稿者なのに、優しいお声がけして頂きとても沁みました( ;∀;)
マイナスされた方々のお目汚し、迷惑になってしまうかもと、躊躇い、申し訳なさがありますが、できることなら‥なるべく目立たない形でこっそり完成目指せたらいいなと思います。
アダルトは控えめにします
皆さまの神投稿も今からとても楽しみです!
+19
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81. 匿名 2020/03/20(金) 09:43:36
>>65
いいなぁ~♡ナランチャの家庭教師!(フーゴごめん!)
面接に行きたいけど、私もなかなかのクサレ脳ミソなので難しいなww
+15
-1
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82. 匿名 2020/03/20(金) 09:45:53
>>80
アダルトひかえないでくださィィィィィィィィィ!!
+26
-5
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83. 匿名 2020/03/20(金) 10:07:33
>>72
レスありがとうございます(`・⊝・´)
季節外れのバレンタインになりますが、Part2〜の嫉妬深いリゾットとガル子の後日談をトピ終了までに手直しして投稿できたらと思ってます(*´-`)大した話でもないのにトピ3つも跨いで申し訳ないです。+17
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84. 匿名 2020/03/20(金) 10:48:38
>>10
…いろんなところの関節大丈夫?
+5
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85. 匿名 2020/03/20(金) 11:01:39
>>65
>>81
横から
優しく教えるナランチャルートと飴と鞭で成果を出して認めてもらうフーゴルートお願いします!+11
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86. 匿名 2020/03/20(金) 14:19:06
>>81
ナランチャときゃっきゃ言いながら一緒に勉強したいです!フーゴに冷たい目で君たち何してるんですか?って言われたい。私がいるので拳やフォークは出せない!(のでナランチャに日々感謝される。)+12
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87. 匿名 2020/03/20(金) 14:23:23
>>86
86です、つけたしで、ナランチャが暗算くらいはできるようになり始めてフーゴに俺の力ではアイツはあんなに成長できなかったありがとうと感謝されることでフーゴとも親密度あげていきたいです⤴︎
両手に🍊🍓!!!+14
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88. 匿名 2020/03/20(金) 16:46:06
>>86
>>87
その手がありましたか!!
私もお仲間に入れて下さいッ(///∇///)
🍊🍓どっちもとはイヤしんぼですねww+12
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89. 匿名 2020/03/20(金) 17:09:54
>>88
すみません書いててセリフに違和感あるなあと思ってたら、フーゴは「僕」ですね!設定ガバガバでお恥ずかしいーーー!+10
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90. 匿名 2020/03/20(金) 19:58:13
>>13 ゆかこたんにアドヴァィス貰うと、相手が全然振り向いてくれない時の打開策に
「このヘナチン野郎があああー!!」
「このまま このションベンたれのチンポコひっこぬいてそこから内蔵ブチまけてやるわッ!」
て言いながら暴れる選択肢出てきそう。
承太郎にそんな事言え……
いってみた反応が見たいッ!!
+14
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91. 匿名 2020/03/21(土) 10:31:00
>>90
承太郎はどんな反応するかな?
その乙女ゲームらしからぬセリフ、メローネなら大喜びしてくれそうw+17
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92. 匿名 2020/03/21(土) 12:25:14
>>80
78です!
その…下品なんですが…フフ…アダルトも楽しみにしていましてね…(//∇//)
控えめなんておっしゃらずに!エロくてゲスいイルーゾォの大暴れ(色んな意味で)期待しておりますw+21
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93. 匿名 2020/03/21(土) 12:46:26
>>83
嫉妬深いリゾットとガル子さんの続きが読めるなんて嬉しいです(*´꒳`*)
二人の関係は進展しているのだろうか…
楽しみに待っています♡+14
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94. 匿名 2020/03/21(土) 13:31:21
>>90
>>91
横からすみません!
そういう乙女ゲームらしからぬセリフや選択肢もジョジョ乙女ゲームならアリアリですよねw
本当承太郎の返しと親密度の上下が気になるw
影から覗き見してるメローネの親密度が上がってたら笑っちまうww+18
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95. 匿名 2020/03/21(土) 13:38:48
>>76
ゲームの難易度上げると、こっちの写真に変化するかもw+12
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96. 匿名 2020/03/21(土) 13:58:18
>>95
難易度高すぎるw
隠しキャラのサルディニアの占い師を見つけるところから始めないと+9
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97. 匿名 2020/03/21(土) 15:38:57
>>96
あの占い師は実は凄腕ですよね…!
ミニゲームだけではなくて、ルート攻略の重要な助っ人キャラになってくれるのかもしれないw+12
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98. 匿名 2020/03/21(土) 17:24:44
迷える乙女たちの救世主?+18
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99. 匿名 2020/03/21(土) 21:47:26
>>52
私も薔薇をもらいたいです!リゾットから。
蕾の状態のものを4、5本リボンで束ねてあって、蕾が開いて花が咲いていくのを毎日一緒に見ていたい。+12
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100. 匿名 2020/03/21(土) 23:31:36
>>90
何部太郎狙いかでルートが変わります。
★★★3部承太郎
★やかましいが媚びない態度が新鮮だぜ!好感度+闘ってみたい度数up↑(バトルイベント発生)+13
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101. 匿名 2020/03/21(土) 23:51:44
>>100
承太郎とバトルとか勝てる気がしないw+17
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102. 匿名 2020/03/21(土) 23:53:22
>>90
★★★★4部承太郎
★やれやれ……どうでも良いが喉が渇いたぜ…
テメーも来るか!!
★暴言はスルーされるも、承太郎はこのタイミングで喉が乾いてた!ラッキー!
★運.親密度メータup↑(4太郎は大人の対応ができるのでドゥ.マゴデートイベ発生)
良い対応しかされない妄想でした。+20
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103. 匿名 2020/03/22(日) 00:02:38
>>100 横ッ!
まさかの攻略キャラ🆚ガル子www
もしやスタンドバトル!?+14
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104. 匿名 2020/03/22(日) 17:39:52
パート2とパート3で甘イルーゾォのルートを投稿させていただいた者です。
今書いているものが何となく纏まってきたので、少しずつ投稿していければなと思っております。
ただ、前回イルーゾォのルートで小出しした、ピアスを落としたメローネから妄想を広げた結果脳内発生したルートなのですが、メローネがところどころ女装しております。なので、果たして投稿してよろしいものかどうか…(・ω・`)+21
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105. 匿名 2020/03/22(日) 20:03:53
よし、メローネ女装ありの注意書きをつけましょう(゜▽゜*)
楽しみです!+17
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106. 匿名 2020/03/22(日) 20:05:24
すみません
>>105は>>104さんへのコメですm(__)m
+7
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107. 匿名 2020/03/22(日) 21:06:42
>>104
メローネ女装めっちゃ似合いそうw+12
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108. 匿名 2020/03/22(日) 22:50:09
ジョナサン…作者が良いやつに描きすぎたと
後悔するくらい高潔な紳士+14
-0
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109. 匿名 2020/03/23(月) 12:15:06
>>105
ありがとうございます!!
やはり見たくないという方いらっしゃるようですし、おっしゃるように⚠️女装ありの注意書きをつけて投稿させていただこうかなと思います(´ω`)+10
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110. 匿名 2020/03/23(月) 12:19:27
>>107
変態(褒めてる)だけど美形ですもんね(´Д`*)
身長的にも、長身の女性に見えなくもないかも?とメローネに白羽の矢がww+11
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111. 匿名 2020/03/23(月) 17:39:48
part1のころからもうずっとカーズ様の攻略方法を考えてるのに一向に浮かばない・・・
やっぱりガル子人間だからMURYYYYYかな・・・(;つД`)+16
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112. 匿名 2020/03/23(月) 18:06:50
>>111
人間ガル子にどうしたら興味を持ってもらえるんでしょうかね…
いっそのこと、柱の女ガル子とかどうだろう?(*゚∀゚*)w+9
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113. 匿名 2020/03/23(月) 20:18:57
>>111
スピードワゴン財団の吸血鬼討伐の部署に所属するガル子と、吸血鬼を餌にするカーズが出会ってカーズが気まぐれで吸血鬼に襲われたガル子を助けたり?
うん、カーズ様むずかしい( ;∀;)+10
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114. 匿名 2020/03/23(月) 20:45:00
>>111
原作の設定に沿うと最終的に悲恋っぽくなっちゃうけど、ガル子もカーズ様達と同じ一族の設定ならいけそうな…気がするッ!原作の設定無視なら、ハッピーエンドでもなんでもいけそうだけど。
+10
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115. 匿名 2020/03/24(火) 18:12:13
リゾットを攻略したい。裏世界に入った理由が身内関係だから、本来は正義感が強い優しい人なんだろうなぁ。それが間違った方向へ行った結果がギャングルートだったのだろうか...。
あの事故がなければ、もしかしたら裁判官とか弁護士や検察官になってたかも?と時々考える。
リゾットの笑顔が見たい!逆に彼を幸せにしたいッ!+15
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116. 匿名 2020/03/24(火) 22:10:36
>>115
シチリアで普通の生活してるリゾット見てみたい+12
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117. 匿名 2020/03/24(火) 22:31:36
>>116
ほんとそうですね。シチリアって聞くと条件反射のように反応してしまう体になりました。
普通の生活を送ってる彼を妄想する毎日です...+9
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118. 匿名 2020/03/25(水) 00:01:39
アバッキオ誕生日イベント 護チと面識あり一般人ガル子ver
条件:アバッキオの好感度80%以上
他の護チメンで友好度60%以上のキャラがいると、今日はアバッキオの誕生日だとメールで教えてくれる
息を切らせて待ち合わせ場所に行くと既にアバッキオの姿があり、ランチタイムに呼び出したことを詫びるガル子。
「構わねえよ、もう飯は食い終わってたしな。それで用ってのはなんだ?電話じゃあ言えねーことなんだろ?」
息を整え誕生日おめでとうと伝えると、アバッキオはたった今そのことに気付かされたようだった。
「…ああ、そういや今日だったな。ありがとよ」
それで…と言いかけたガル子は一度小さく深呼吸をすると、意を決してディナーのお誘いをした。
自分の頬が熱くなるのを感じながらアバッキオの返事も待たず、「急でごめんね、今日の今日だしもう予定あるよね」と、アバッキオが乗り気じゃなかったり先約がある場合断りやすいように、断られてもショックを受けないようにガル子は予防線を張った。
更に「他の皆と一緒にアバッキオの誕生日を祝わせてもらえたらと思ったんだけど…ごめんね、それじゃあまた」と続け、そのまま立ち去ろうとしたガル子の腕を掴んで引き止めるアバッキオ。
「ちょっと待て、何勝手に話終わらせようとしてんだ。こっちから誘いたかったところだがよ、1人で食うはずだった誕生日のディナーにおまえがいてくれるんだろ?最高のプレゼントじゃあねえか。けどよ、頼むから他のヤツらは連れてくるんじゃあねーぞ」
いつの間にか断られる前提になっていた誘いに乗ってもらえた嬉しさ以上に、仲間を差し置いて自分だけがアバッキオの誕生日を祝えることに戸惑うガル子。
「アイツらと過ごすのも悪くはねーけどよ、オレはおまえと2人がいいって言ってんだ。それともオレと2人きりはイヤか?」
1. 首を横に振る 好感度↑
2. 2人きりは恥ずかしい 好感度↓
ここはもちろん1を選択。
2人きりがいいと言われて火照る顔を少しうつむかせ、ガル子は小さく首を横に振る。
夜までに何かちゃんとしたプレゼントを用意したくて何か欲しいものはないかと尋ねるガル子。
「おまえとディナーに行けるだけで充分だが、そうだな…そのあとのおまえの時間が欲しい。誕生日ってのは日付けが変わるまでだろ?」
そんなんじゃプレゼントにならないと思いつつ、流石に0時を過ぎて1人で帰るのは心細いので途中まででいいから送ってほしいと伝えると、長い指で顎を捕らえられ上を向かされ、屈んだアバッキオの綺麗なアメトリンアイに射抜かれる。
「相変わらずの鈍さだな…本当に帰してほしいのか?」
1. だってそんな関係じゃ…好感度↓
2. 帰…さないでほしい…好感度↑↑
ここは2を選択。
「帰せって言われても帰す気はなかったがよ」
不適な笑みで頬にリップ音を立ててキスをされ、そのまま耳元に唇を寄せられると低く艶のある声がガル子の耳を撫でた。
「また夜にな…楽しみにしてるぜ」
ガル子は思わず押さえた耳の熱さを感じながらアバッキオの背中を見送った。
アバッキオ誕生日おめでとう(*´꒳`*)+21
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119. 匿名 2020/03/25(水) 00:25:30
>>118
夜が待ち遠しいのですが…ディナー以降の2人が気になる♡+9
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120. 匿名 2020/03/25(水) 07:55:04
>>118
アバッキオお誕生日おめでとう!ヽ(´▽`)/
アバッキオと過ごす夜、絶対ロマンチック+11
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121. 匿名 2020/03/25(水) 15:52:28
>>118
予防線張っちゃうガル子可愛い♡
そしてそれを容易く乗り越えてきちゃうアバッキオ♡ご馳走様です( *´艸`)
恥ずかしながらアメトリン初めて知りました!ほんとアバッキオの瞳の色にそっくりで綺麗!!+10
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122. 匿名 2020/03/25(水) 19:03:43
(嫉妬深いリゾットの後日談です。相変わらず乙女ゲーム要素ほぼ無い&今トピ内で終わらなかったらごめんなさい)
☆サン・ヴァレンティーノ・1☆
2月14日、夕刻のネアポリス。
今年のバレンタインデーは週末ということもあり、2人の時間を楽しむ仲睦まじい男女の姿が目立つ。もちろん、この街の大きなガレリアも例外ではない。そんな賑やかなガレリアの一画に、1人の若い女が静かに佇んでいた。女は周囲を注意深く観察しつつ、時々バッグの中の携帯電話を確認する仕草を見せる。その度に女はほんの少し表情を曇らせ、小さく溜息をつくのだった。
その女ーーーガル子はふと分厚い雲が浮かぶ鈍色の空を見上げた。半年前に初めてネアポリスの中央駅に降り立った日も、今日と同じような曇り空だった。暑く乾いた空気と、夏には珍しい重苦しい曇天。見知らぬ街、得体の知れない暗殺者チーム、その中にたった1人で赴く不安感……ガル子はあの日のことを、まるで昨日の出来事のようにハッキリと覚えている。
中央駅の改札口を出たガル子は、アジトの住所が書かれたメモを片手に慣れない街を歩き回った。やっとの思いで辿り着いた狭く薄暗い路地裏で、ガル子は暗殺者チームのリーダー・リゾットに声を掛けられた。ここから自分の人生が一変してしまうとは……田舎娘の話に続きを書き込むことになるなんて、この時のガル子は夢にも思っていなかった。
今も裏社会を生きるリゾットとは違い、現在は【善良な市民】として暮らすガル子。ガル子が組織を抜けて以来、2人で外出することは殆ど無くなっていた。ガル子がどんなに誘ってもリゾットは困った顔をするばかりで、時々ガル子を誰もいない夜の海辺に連れ出すだけだった。ガル子の身の安全を第一に考えるリゾットにとって、それが精一杯の不器用で優しい気遣いなのだろう。頭では理解しているのだが、近頃のガル子はそれを「寂しい」と感じてしまう。それはゆっくりだが確実に、ガル子が平穏な日常を取り戻しているせいなのかもしれない。
あと10分だけ…そんなことを繰り返し、ガル子がガレリアの一画に立ち始めてから1時間半以上が過ぎてしまった。再びバッグの中の携帯電話を確認するが、やはりリゾットからの連絡は無い。急な任務が入ったのか、それとも……ガル子はハッと我に返り、頭を空っぽにするように大きな深呼吸をした。
今のガル子の心には、綿菓子のように甘くてふわりとした気持ちの隣に、待ち人の来ない寂しさが同居していた。バレンタインデーを共に過ごす相手として、自分を選んでくれたリゾット。それだけでもガル子にとっては嬉しいことだし、この上なく幸せだった。しかし普通の恋人達と同じようなデートをしたいという願望を、ガル子は完全に消すことが出来ずにいた。
待ちぼうけの女に対し、同じく独りぼっちの男達が通りすがりに甘い言葉を掛けてることもあれば、気の毒そうな目を向けて通り過ぎて行く人々もいる。ガル子は全く気付かないフリをして彼らをやり過ごしたが、次第に未練がましく待ち続けている自分が惨めに思えてきた。
いつもより少しフェミニンな化粧や服装…それに合わせて普段は下ろしている髪をアップし、控えめながらネイルも施してきた。でも今は、それを見せたい相手はここにいない。空回りしている自分を慰めるように、ガル子は冷えてかじかんだ両手に息を吹きかけ温めた。
ガル子は僅かに暖まった手で携帯電話の着信を確認し、再び空を見上げた。相変わらず分厚く広がる雲の僅かな隙間から、黄金色に輝く天使の梯子が伸びている。日没が間近に迫る空を見て、そろそろこの場所を離れる時だとガル子は悟った。
①ショッピングをしてから帰る
②自宅に帰って連絡を待つ
ここは①を選択。
せっかくガレリアまで来たのだし、このまま帰るのはもったいない。ガル子は少し後れ毛の残る頸をコートの襟で覆い、風に弄ばれるスカートの裾を気にしながら歩き出した。もしかしたら、連絡が来るかもしれない…そんな淡い期待を抱きながら。+17
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123. 匿名 2020/03/25(水) 19:04:57
>>122自レス
長過ぎましたね…次から気を付けます(ό௰ὸ)+3
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124. 匿名 2020/03/25(水) 19:48:54
>>122
待ってましたッ!リゾット最推しなので楽しみに読ませていただきます♡
ガル子が早くリゾットに会えますように...(*´ー`*)+7
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125. 匿名 2020/03/25(水) 20:20:10
>>122
長くないです!スラスラ読めます( ´∀`)
続きを待ってます+8
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126. 匿名 2020/03/25(水) 22:03:42
近々とか言っていたくせに、色々直していたら遅くなってしまいました。
女装ありの部分は、冒頭に⚠️女装あり⚠️の注意書きをいたします。
キャラの女装なんぞ見たくも読みたくもねえ!クソがーッ!という方は申し訳ありませんがそっと高速スクロールでスルーしていただけましたら幸いですm(._.)m💦
※休暇を使って行く場所→『ベネチアのカーニバル』を選択すると発生
普段の様子とは打って変わって、今日のベネチアは華やかな衣装をまとった人々で溢れかえっていた。
カーニバル時期にベネチアを訪れるのは初めてであったガル子は、煌びやかなその様子に心を躍らせた。
夜のカーニバル本番を前に、まずはヴァポレット(水上バス)に乗り辺りを散策しようと、まだ明るい時間にホテルを出たガル子であったが、いざ乗り場でチケットを買おうとバッグの中の財布に手を伸ばすが、見当たらない。
まさかスリにでも?と一瞬焦ったガル子であったが、すぐに先程ホテルで荷物を入れ替える際に、バッグから出し置きっ放しにしてしまったことを思い出した。
「一度ホテルへ戻らなきゃ…。」
地図を開こうとしたが、それも財布の中に折り畳んで仕舞ったことをすぐに思い出す。
「どうしよう…。」
ここに来るまでは、ホテルのフロントで乗り場の位置を聞き、地図を見ずに来れたのだが、戻ろうにも今度は地図が無いと分からない。
今日のベネチアは人がごった返しており、人混みのせいで元来た方向もあやふやである。
「困ったな…こっちだったかな…。」
ガル子は仕方なく、自らの勘を頼りに歩き出した。+10
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127. 匿名 2020/03/25(水) 22:26:05
>>126
ベネチアのカーニバルという文字だけでキュンキュンする
メローネの女装…楽しみです+5
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128. 匿名 2020/03/25(水) 23:27:35
ミモザの日限定イベント
護衛チームに所属するガル子が同僚たちからミモザの花を贈られる
好感度70%以上で発生
ジョルノを選択
「ガル子、一緒に来て下さい」と誘われアジトの庭に出ると、庭一面に咲き誇るミモザの花
「今日3月8日はミモザの日と言って…」と豆知識も披露
ブチャラティを選択
「今日はガル子に渡したい物がある」
と唐突にジッパーで体内から花束を出してくる
驚きと嬉しさで戸惑うガル子だが本人は至ってまじめ
アバッキオを選択
アジトのテーブルの上にミモザの花束が
「これ、誰が?」と聞くが「さあな」とつれない返事
でもアジトにはガル子とアバッキオしかいないのでバレバレ
喜んで花束を飾るガル子を見ながら少し微笑むアバッキオ
フーゴを選択
「ガル子、これを君に」と花束を渡してくれる
「イタリアでは女性にミモザの花を送る日なんですよ。あなたにはいつも感謝しています」
仕事を頑張るとちゃんと認めて誉めてくれる
ミスタを選択
「ミスタァ~マダガル子に花ヲ渡サナイノカ?」
「オレタチガガル子ヲ呼ンデキテヤロウカ?」
「いいって!こういうのはタイミングってのがあってなぁ、俺はちゃんとそこまで考えて」
「ガル子ォ~ミスタガ呼ンデルヨォ~」
「おい!お前ら待てって!!」
絶対ピストルズが大騒ぎする
ナランチャを選択
「今日は女の子に花を贈る日だって聞いたからさ、ガル子に花を買ってきたぜ!」とチューリップをくれる+15
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129. 匿名 2020/03/26(木) 01:23:23
>>126 続きです。
地図なしで歩き始めたのはやはり無謀であったのか、ガル子は見知らぬ通りに迷い込んでしまった。
カーニバル期間のベネチアの一角、しかもまだ明るい時間帯だというのに、表通りから少し外れたであろうここら一帯は、見る限りは人の往来は無く、閑散としている。
元来た道を引き返そうかと考えたガル子であったが、その時キラっと光るものが視界に飛び込んだ。
近づいてみると、路上に落ちているそれはどうやらピアスかイヤリングのようだ。
選択肢
①手に取る
②そのまま立ち去る
→①を選択。
手に取ると、それは翡翠色のガラス細工の装飾がついたピアスであった。
「綺麗…落とし物…?」
拾ったはいいが、どうしようか…とガル子が思案していると、人の話し声が耳に入ってくる。
声の感じからして男数人、すぐそばの曲がり角を曲がった先から、こちらへ近づいてくるようだ。
「この辺りだと思うのだが。」
「ったく、お前よぉ…だからこんなジャラジャラしたピアスなんて要らねぇっつったじゃあねえか…。」
「まぁまぁ。とにかく探そうぜ。」
「うーん、ねぇな…こりゃあマズいぜ…。痕跡残すわけにゃあいかねえからなぁ。」
ところどころしか聞き取れないが、会話の内容からしてこのピアスの落とし主だろうか、とガル子は察した。
声をかけて手渡そうかとも考えたが、こんな裏通りで女一人で男達に声をかけるというのは危険でないかと考え直したガル子は、ピアスを元あった場所に戻そうと体を屈めた。
その時、大きな影がガル子の眼前に現れた。
ガル子のすぐ前に誰かが立ち、こちらを見降ろしている。
恐る恐る顔を上げると、そこに居たのは、黒髪を束ねた長身の男であった。
⬅︎To Be Continued+12
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130. 匿名 2020/03/26(木) 01:28:39
>>127
ベネチアのカーニバルなんぞ行ったことないのに、書いてしまいましたw
もう後戻りできない…ッ!
調べつつ書いてはいるんですが、色々間違ってたり、ご都合で捏造しちゃってる箇所多々ありそうです…
広い心と覚悟で見守っていただけましたら嬉しいです(。-∀-)+11
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131. 匿名 2020/03/26(木) 01:32:28
>>128
ブチャラティ体内から!ww
スタンド能力知っていても色んな意味で驚きを隠せないッ!!+13
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132. 匿名 2020/03/26(木) 17:34:41
>>124さん
コメありがとうございます(๑°ㅁ°๑)
書く時はなるべくキャラ崩壊をさせないのがマイルールなんですが、前トピの話から既にリゾットのキャラ崩壊してたらごめんなさい。
>>125さん
ついつい長くなってしまうので、そう言って頂けて有難いです(о´∀`о)
+11
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133. 匿名 2020/03/26(木) 22:38:46
>>119
読んでいただきありがとうございます┏︎○︎))
ディナー後は大人なガル子じゃないとプレイできないイベントですね(*ノω゚)ノ
>>120
非日常感すごそうですよね(ノω`*)
他の5部メンやシーザーとの夜もすごくロマンチックそうな♡4部の学生組は初々しさにキュンとしそうな夜が過ごせそうですね(*′ω`)
>>121
ガル子可愛いありがとうございます(灬ºωº灬)
断りやすいようにとか断られても大丈夫なようにっていうガル子の気持ちもアバッキオは見抜くんだろうなと思いました|´-`)
アメトリンは私も友達から教えてもらったんですけどアバッキオすぎるって思いました!綺麗なバイカラーですよね(о´ω`о)+11
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134. 匿名 2020/03/26(木) 22:52:50
アメトリン調べたら本当にアバッキオの色だった!(゜▽゜*)
すごくきれいですね
ジョジョキャラはみんな目の色まできれい+10
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135. 匿名 2020/03/28(土) 01:39:00
>>129 続きです。
⚠️キャラ女装あり⚠️ご注意願います。
バウタと呼ばれる仮面をつけ、カーニバルの衣装を着込んだその男は、まるで薄気味悪い怪人のように見え、ガル子は思わず小さく悲鳴をあげた。
「お前、何者だ。ここで何をしている。」
男の低い声がガル子の頭上に響く。
仮面をつけていて顔は見えないのに、妙に威圧感のある視線を感じ、ガル子は声が出ない。
「おいおい、怖がらせるんじゃあねえよ。いきなりこの格好で凄まれちゃあ、誰だってビビるってもんだよなぁ。悪いな、シニョリーナ。」
長身のその男の背後からさらに男が現れた。
この男も同じく仮面で顔を隠しているが、長身の男よりは穏やかな口調でガル子に声をかけた。
よく見るとその後ろには、華やかなドレスに身を包み、コロンビーナと呼ばれる顔半分が隠れる仮面をつけた女が寄り添う。
片耳に同じピアスをしているのが目に入り、ガル子は彼女がこのピアスの落とし主であると確信する。
長身の男に威嚇されつつ見下ろされ、ガル子は体が硬直しそうになるが、何とか立ち上がり、手にしたピアスを三人に見せた。
「これが、ここに落ちていて…。」
「おっ!それそれ!探してたんだ!」
僅かに震える手で、ガル子はピアスを男に手渡した。
「グラッツェ、シニョリーナ。助かったぜえ。」
長身の男の方は依然ガル子への威嚇を解かない。
「…お前、観光客か?なぜ大通りから外れたこんな場所にいる?」
凄みのある口調で問われ、ガル子は震える声を絞り出した。
「◯◯ホテルへ帰りたいんですが、道に迷ったみたいで…。」
「…嘘じゃあねえだろうな?……マン・イン・ザ」
長身の男が何やら叫びかけたが、それを制止するように、女がその腕をぐいっと引き、首を振る。
「…フン、まあいい。見つかったんならとっととズラかろうぜ。」
「お嬢ちゃんも早く行きな。◯◯ホテルならもう一本あっちの通りだぜ。この辺りは人通りも少ねぇし、女一人でうろつくのはやめておいた方がいい。ああ、ピアス、見つけてくれてありがとうな。じゃあなシニョリーナ。」
男二人は立ち竦むガル子の横を通り去り、ガル子は謎の緊張感から解き放たれたように感じ、胸をなでおろした。
最後に女がガル子の横を通った際、コロンビーナの隙間から覗く、ピアスと同じ翡翠色の瞳に捉えられ、彼女が視線をそらすまで、ガル子はその瞳から目が離せずにいた。+11
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136. 匿名 2020/03/28(土) 01:56:15
>>128
ミモザの日なんてあるんですね。初耳!
みんな素敵でときめいたけどブチャラティに少し笑っちゃいました!+10
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137. 匿名 2020/03/28(土) 12:41:53
>>122続き
☆サン・ヴァレンティーノ・2☆
自由気ままなショッピングなど、以前のガル子なら考えもしなかった。いつだって【彼】の顔色を伺い、監視と束縛のある生活を送ってきた。そんなガル子にとって、多種多様な店が建ち並ぶガレリアは宝石箱そのものだ。洋服、化粧品、雑貨…ガル子は心躍らせながら、いかにも若い女性が好むようなお洒落で可愛い店を見て回った。時間を忘れてガレリアを歩き回るガル子の手には、洋服や下着、雑貨の入ったショップバッグが握られている。
「次はどうしよう…」
ガル子は思案しながら、ぐるりと辺りを見回した。
①休憩するバルを探す
②向かい側の店に目を向ける
ここは②を選択。
ガル子はふと、向かい側にある宝石店に目をやった。店の大きなガラス窓にはたくさんの荷物を抱えた自分の姿が映り、更にその奥にはアクセサリーを選んでいるカップルの姿が見える。2人は指輪でも選んでいるのだろうか。ガル子はほんの一瞬だけ、宝石店のカップルに自分達を重ねた。
【リーダーなら、私に何を選ぶだろう?】
誕生石のネックレスやピアスでもいいし、やっぱり指輪も捨てがたい…ガル子は虚しい妄想に溜息をつき、両手に持ったショップバッグをギュッと握りしめた。
リゾットが約束を守れなくても、連絡が取れなくても、組織を抜けた直後のガル子は「こんなもの」と気にもしなかった。しかしリゾットが自由な生活を与えてくれた日から、日毎に自分が我儘になっていく。
初めは「【2人で】あれがしたい、【リゾットに】これをしてあげたい」と思っていたはずなのに、気付けばその全てが「【リゾットに】ああして欲しい、こうして欲しい」に変わってしまっていた。今日だって、誘ってくれただけで嬉しかったはずなのに。
思い返せばリゾットから与えてもらってばかりで、ガル子は未だに彼には何一つ返せていない。正直なところ、ガル子にはリゾットが喜ぶモノが分からなかった。
リゾットが自分にしてくれたように、ガル子が彼を自由にしてあげることは絶対に不可能だ。仮にそれが出来たとしても、リゾットは部下を残して組織を抜けたりはしないだろう。それならせめて、リゾットの役に立ちそうな物を贈りたい。そう考えたガル子は、もう少しだけガレリアに留まることにした。
いつしか宝石店を眺めるガル子の視界からカップルの姿は消え去り、大きな窓ガラスに映る身勝手な自分の姿だけが取り残されていた。+12
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138. 匿名 2020/03/28(土) 14:46:22
>>131
体に隠すか壁に隠すか迷いましたが大事な物なので体に隠してみました( ´∀`)
>>136
私もイタリアの事を調べていて初めて知りました
イタリアは素敵なイベントがたくさんありますね+5
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139. 匿名 2020/03/28(土) 18:10:08
>>135
長身の男に絡まれたら怖いよ!((( ;゚Д゚)))
ここからいつどうやってメローネが男だってわかるのかな?楽しみです!+8
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140. 匿名 2020/03/28(土) 20:08:51
>>137
嫉妬深いリゾットの続きが読めて嬉しい(*´ー`*)
愛する彼にはいろいろしてあげたい、ってなるよね!ガル子さんにはもっと幸せになってほしいです+8
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141. 匿名 2020/03/28(土) 22:55:43
「すみません、君の気持ちには応えられない」
勇気を振り絞った告白は呆気なく終わり、段々と小さくなっていくジョルノの背中をただ見つめる事しか出来ないガル子。
一度も振り向かず足早にその場を去る彼の後ろ姿に、恋の終わりを痛感していた。
「ガル子さん、おはようございます」
あれから数日経ちギクシャクする事も無く、ジョルノは普段通りに接してくれている。その大人びた対応に感謝をするも、それは裏を返せば少しの望みも無いのだと思い知らされているようなものだった。
「おはよう、ジョルノ」
ガル子の挨拶に静かな笑みを返したジョルノは、向かいのソファに座り手にしていた本を読み始めた。
「……………………」
「……………………」
ページを捲る音だけが聞こえる静かなリビングで、ガル子は素朴な疑問が頭に浮かぶ。
(自分の部屋で読んだ方が集中出来そうなのに、どうしてわざわざリビングに……?)
そんな事を考えながらジョルノをぼんやり眺めていると、静かだったリビングに大きな声が響いた。
「おっ、ガル子ー♡とジョルノ、おはよーさん!」
「………おはようございます、ミスタ」
「ミスタ、おはよう」
ガル子が返事をすると同時にドカッとその隣に座り、眉をしかめながら顔を覗き込む。
「お前よォ、最近元気ねぇな……どーした?」
「えっ?!そ、そんな事無いと思うけど……」
間近で見るミスタの漆黒の瞳に心を見透かされてしまいそうで、つい顔を背けるガル子。
「あっ、コラ!こっち向け」
ガル子の頬を両手で挟み自身の方へ向けたミスタは、少し力を入れたり緩めたりを繰り返し遊んでいる。
「ミ、ミヒュタ……はにゃひて(離して)……!」
「ったく…今日は特別にこのミスタ様がメシを奢ってやるからよ、元気出せって!」
手を離したミスタはニカッと笑い、ガル子の肩をやや強引に抱き寄せた。
「…………僕、自分の部屋に戻りますね」
大きな音を立てて本を乱暴に閉じたジョルノは、少し苛立った様子で立ち上がりリビングを出て行こうとする。
選択肢
①ジョルノも一緒に行かない?
②そのままジョルノを見送る
ここでは①を選択し、続きます。+13
-4
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142. 匿名 2020/03/29(日) 00:46:34
>>141
すごく続きが楽しみ!+10
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143. 匿名 2020/03/29(日) 01:21:46
>>141
ジョルノ推しです!嬉しい!続き早く読みたいですー!+9
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144. 匿名 2020/03/29(日) 09:19:16
>>141
ジョルノにもミスタにもドキドキします!
ほっぺムニュムニュされたいッ(///∇///)
続きが楽しみ~。
+9
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145. 匿名 2020/03/29(日) 22:44:37
過去トピで護衛チームからメンバーを選んで服を買いにいくイベントを書いたので、暗殺チームバージョン
ガル子が暗殺チームに所属
メンバーからの好感度が75%以上
ホルマジオを選択
「しょうがねーなぁ~」といいつつ付き合ってくれる
「ついでだ。これも買ってやるよ」と関係ない小物や花まで買ってくれる
イルーゾォを選択
「俺が女の買い物なんか付き合うわけないだろう」と別行動
仕方なく1人で試着室に入ると
「その服は許可しないィィィー!」と鏡から出て来て喧嘩になる
プロシュートを選択
「俺たちのチームの奴が安物を買うんじゃあねえ」「この店の品物は生地が悪い」「店員が気に入らねぇ」と店選びから大変
プロシュートの気に入る服が見つかったら着たまま支払いを済ませてディナーに連行される
ペッシを選択
「俺が行っても女の服なんてわかんねえぜ」と言いつつ付き合ってくれる
よくプロシュートの買い物に付き合わされているので荷物持ちも率先してやってくれる
メローネを選択
露出度の高いセクシーな服を選ぶかと思いきや、メローネが選んだのは意外にも控えめで落ち着いたロングドレス
「体を隠している方が脱がせる事を想像したとき興奮するだろう?」
ギアッチョを選択
「なんで俺が女の買い物なんか…」と悪態つきつつ車を出してくれる
これとこれどっちがいい?と聞くと
「ああ!?右だ右!」とキレながらちゃんと選んでくれる
リゾットを選択
「はやく決めろ」仕事中と変わらず威圧的なリゾット
誘って悪かったな…と思いながら気に入った1着を購入
リゾットに帰宅を促すと「まだ買うものがあるだろう」
靴やバッグ、アクセサリー、メイク道具まで買うつもりでいたため、早くしないと店を回りきれないと思っていたリゾット+18
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146. 匿名 2020/03/30(月) 00:16:38
>>140
読んで頂き、ありがとうございます!
リゾットとの出逢いで、ガル子が少しずつ成長していけたらいいな…と思いながら、長々と書いちゃってます(*∩ω∩)+10
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147. 匿名 2020/03/30(月) 02:48:16
>>145
みんなそれぞれ良いッ!イルーゾォはちょっとギャグだけどw
ところで護衛チームのも読みたいです。どの過去トピでしょうか…???+8
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148. 匿名 2020/03/30(月) 14:11:56
>>135 続きです。
(※ガル子と別れた後の暗チメンバー3人の会話)
「おいメローネ、さっきはなぜ止めた?」
「一般人に手を出して巻き込むわけにはいかない。リーダーからも言われているだろう?」
「それはそうだが…あんな所をうろついてるなんざ、奴等の仲間って可能性だってあるだろ?」
「念のため、彼女の横を通った時に髪の毛を一本拝借しておいた。必要ならばいつでも追跡できるぜ?ピアスを落としたのはディモールト焦ったし悪かったが、これでチャラにしてくれ。」
メローネが言うと、イルーゾォは呆れた表情を浮かべ、ホルマジオは笑い出した。
「あひゃひゃ、お前抜け目ねえなあ。」
「褒めてくれてディ・モールト嬉しいぜ。」
「いや褒めてねえよ…。」
「しょうがねーなぁ〜〜!…あ?いや待て待て…そもそもベイビィ・フェイスって女相手に使えんのか?」
「ベリッシモいい質問だな、ホルマジオ!女に使ったことはないからオレにも分からない!」
「全然チャラにならねえじゃあねえか!お前何ドヤってんだよ!!」
イルーゾォがメローネに突きを入れると、メローネは嬉しそうに声を上げた。
「ディ・モールトッ!!スゴクいいッ!!イルーゾォ今日も良好だな!!」
「キモいこと言うのは許可しねぇ…。」+12
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149. 匿名 2020/03/30(月) 14:15:21
>>139
こわいですねwよりこわい印象にするために三人には仮面もつけてもらいましたw
なかなかガル子と攻略対象の絡みまで行きつかねえ…だらだら長いばかりですみません(ノ_<)+8
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150. 匿名 2020/03/30(月) 17:59:08
>>147
ありがとうございます
イルーゾォはどうしても「許可しないィー!」を使いたくなるのでギャグっぽくなってしまいます(´□`;)
護衛チームバージョンはPart1の630です
乙女ゲームというより思いついたことをただ書いただけ(・ω・`=)
+11
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151. 匿名 2020/03/31(火) 02:57:09
>>150
ありがとうございます。読んできました。護衛チームバージョンもとーっても良かったです!
また色々読みたいですー+7
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152. 匿名 2020/03/31(火) 07:55:28
>>142
>>143
>>144
読んで頂きありがとうございます!続きを今日のお昼頃に投稿しようと思っております。+7
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153. 匿名 2020/03/31(火) 09:45:03
>>152
(0゚・∀・)wktk+7
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154. 匿名 2020/03/31(火) 10:45:03
>>152
横ですがジョルノルート楽しみです
待ってます+8
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155. 匿名 2020/03/31(火) 11:45:25
ちょっとトピずれなんですが…
NHKの「旅するイタリア語」講座の再放送が昨日月曜深夜に始まってました!シチリアが舞台で、プロシュート,ペッシ、ギアッチョ等ジョジョのネタが飛び出した回もありました。水曜朝にも放送するので、ご興味のある方は是非!+15
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156. 匿名 2020/03/31(火) 12:36:54
>>141続きです
「……ジョルノも一緒に行かない?」
ガル子の問いかけに戸惑いながらも足を止めたジョルノは、振り返り小さく首を横に振る。
「僕は遠慮しておきます。二人で楽しんで来て下さい」
「そう……」
「………まぁ、行かねぇっつーんならしょうがねぇ。そんじゃあ夕方頃、ガル子の部屋に迎えに行くからな。準備しとけよ〜!」
それだけ言うとミスタは手をヒラヒラさせてリビングを出て行き、まだ立ち止まったままのジョルノとガル子は再び二人きりになった。
「ガル子さん、あの………」
ジョルノが沈黙を破り何かを言いかけたその時、焦りの色を浮かべたブチャラティが駆け込んで来る。
「ガル子、大事な話があるんだが……今から俺の部屋に来てくれないか?」
「いいけど、どうしたの……?」
「詳しい事は部屋で話そう」
その暗い表情からいい話ではないと感じたガル子は黙って頷き、ブチャラティと共にリビングを後にした。
一人残されたジョルノはため息をつきながら壁に寄りかかると、自嘲的な笑みを浮かべ呟く。
「何をやっているんだ、僕は……」
夕食時のリストランテ。ミスタとガル子はテーブル席に座り、料理を待ちながら他愛もない話をしていた。
「ガル子、本題に入る前によォ……」
急に真面目なトーンになったミスタが、ガル子をジッと見つめる。
「……ん?」
「お前、朝より顔色悪いな……どうした?」
「……………」
「言いたくねぇなら仕方ねーけどよ、吐いちまった方が楽になる事もあるぜ?」
運ばれて来た料理を一口頬張り視線をガル子に戻すと、話を促すように頬杖をついた。
「……ブチャラティにもお願いしてあるんだけど、誰にも話さないでね?実は…………」
ガル子は朝ブチャラティから告げられた任務の内容を話し、力なく笑った。
「お前……その話引き受けたのか?!」
「うん、そうだけど……」
「ジョルノの事はどーすんだよ?……好きなんだろ?」
ミスタは目を大きく見開き、困惑を隠せない顔でガル子に詰め寄る。
「……知ってたの?」
「任務であいつと一緒になる事が多い分、アジトに戻った時のお前の態度を他の奴らより見ちまってるからよー!そりゃあ気付くって……」
「……私ってそんなに分かりやすかったんだ。でもね、もういいの!フラれちゃったから……」
「………は?」
「この間気持ちを伝えたんだけど、あっさりフラれちゃった」
「……そーか、なんか悪ぃ事聞いちまったな。それで元気が無かったのか」
気まずそうに視線を落とすミスタに、ガル子はワインが入ったグラスを差し出す。
「大丈夫、今日は楽しく食事しよう!奢ってくれるんでしょ?」
「……おぉ!ジャンジャン好きなもん頼めよ!パーッといこうぜ!」
選択肢
①料理をジャンジャン頼む
②お酒をジャンジャン頼む
②を選択して進みますが、次話は告白直後のジョルノ目線でのお話になります。+15
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157. 匿名 2020/03/31(火) 15:34:24
>>156
すごく面白い!
続きを楽しみに待っています(^∇^)+8
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158. 匿名 2020/03/31(火) 20:42:12
>>156
早くジョルノの本心が知りたい❗️
すっごく楽しみ❗️
+6
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159. 匿名 2020/03/31(火) 20:46:04
>>155
ありがとうございます!
早速録画します。
楽しみ😊
+7
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160. 匿名 2020/03/31(火) 20:57:43
>>156
ガル子さんの任務の内容とは?!そしてミスタ素敵…
ジョルノ目線のお話、とっても楽しみです!早く読みたいなぁ+6
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161. 匿名 2020/03/31(火) 21:54:04
とっくに過ぎてしまいましたが、日本式のバレンタインで書いてみました。
ジョルノ「何か僕に渡す物があるでしょう?」
余裕の笑みを浮かべながら催促するが、チョコを受け取った瞬間にガル子を抱き締める。
「これは本命ですか?義理ですか?」
その問いに前者だと答えると先程までの余裕な笑顔ではなく、15歳らしいとびきりの笑顔を見せてくれる。
ブチャラティ「あぁ……ありがとう」
と優しく微笑みチョコを受け取るが、そのままジッとガル子を見つめ続けるブチャラティ。恥ずかしさから目を逸らすと
「チョコも美味そうだが……まずはお前の唇をいただこう」
と強引に腕を引かれ濃厚な甘いキスをされる。
アバッキオ「…………貰っとくぜ」
と顔色1つ変えず受け取るが、紫のリップを塗った唇は少し震えている。寒いのかと聞くと
「この鈍感女が………」
と呆れたように呟き、意を決したように壁にガル子を押し付ける。驚き固まるガル子を見てプッと吹き出しながらも、触れるだけの優しいキスを何度も繰り返し
「………嬉しくてよォ、口元が緩んじまうのを我慢してたんだ」+19
-2
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162. 匿名 2020/03/31(火) 21:56:15
>>151
わざわざ過去トピまで読んでくださってありがとうございますm(__)m
今親衛隊バージョンを考え中です
+10
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163. 匿名 2020/03/31(火) 22:02:25
>>161
ディモールトベネ!
アバッキオが特にキュンときた。
プロシュート兄貴もお願いします(^q^)+9
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164. 匿名 2020/03/31(火) 23:10:27
>>161
イタリア勢に日本式バレンタインもいいですね!
どの反応も素敵です
他のキャラもぜひ!(*´∀`)+6
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165. 匿名 2020/03/31(火) 23:39:29
>>161
ブチャラティのイベ嬉しい😆思わずニヤニヤしてしまった。この画像、特に唇がセクシーですよね+8
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166. 匿名 2020/04/01(水) 00:45:22
>>137(需要ある?w)続き
☆サン・ヴァレンティーノ・3☆
2月15日、正午過ぎのサンタルチア港。
人々の頬を撫でる風は冷たいが、澄んだ青い空が美しい穏やかな冬の午後。観光客で賑わう海沿いの通りを、思案顔の男が重たい足取りで歩いていた。バレンタインデーだった昨日、男は大切な女との約束をすっぽかしてしまった。言い訳をさせてもらえば「故意ではない」のだが、理由がどうあれ相手を深く失望させたのは確かだろう。男は朝一番に女へ電話をかけてみたが、耳元で呼び出し音が虚しく鳴り続くだけだった。
観光客に紛れて海沿いを歩いていた男ーーリゾットは、この道を通る度に暑い夏の出来事を思い出す。今から半年ほど前、1ヶ月限定でガル子という名の女が暗殺者チームに派遣されてきた。彼女は任務を真面目にこなす勤勉さと、癖の強いチームのメンバーとも上手く付き合える愛嬌を持ち合わせた女だった。監視する側と、監視される側。初めのうちは、ガル子と言葉を交わすことが殆どなかった。
「良い香りですね」
ある日ガル子が発した何気ない一言が、そんな2人の関係を少しずつ変えていった。自分の纏う香水を褒められたせいなのか、それともガル子が初めて任務以外の話をしてくれたからなのか……それが何故なのか、リゾットにもハッキリとは分からない。ガル子を深く知り、傷付き、葛藤する日々。リゾットは懐かしさと苦悶の混じった表情で、この先の海辺にそびえ立つ卵城をじっと見つめた。
①そのままガル子の部屋に向かう
②もう一度電話をかける
ここは②の行動を選択。
このままガル子の元を訪ねようと思ったリゾットだったが、やはりガル子の機嫌が気になる。リゾットはポケットから携帯電話を取り出し、慣れた手つきでガル子の番号を押した。
Prrrrr…Prrrrr…
朝と同様に、やはりガル子は電話に出ない。留守番電話の設定が切られているのか、メッセージを残そうにも呼び出し音が鳴り続ける。
「やはり出ないか…」
リゾットは辛抱強く数分の間待っていたが、諦めて携帯電話を耳元から離して溜息をついた。
「もしもし…?」
リゾットの太い親指が【OFF】のボタンを押そうとした瞬間、受話口からガル子の小さな声が聞こえてきた。
「ガル子……!」
リゾットは思わず名前を呼んだ。と同時に、ガル子に掛けるべき言葉が全て吹き飛ぶ。リゾットが言葉を探しているうちに、再びガル子の声が聞こえた。
「……何かご用ですか?」
「今、港にいる。これからお前の部屋に…」
「えぇっと……急に今からって言われても困ります」
「……そうか……そうだな」
後ろめたい気持ちのせいなのか、ガル子の事務的な声がリゾットの耳に突き刺さる。自分が思うよりもずっと、ガル子の機嫌を損ねてしまったのかもしれない。
「連絡が足りないんです…いつも」
「…また出直す」
2人は無言のまま、互いの息遣いに耳を澄ます。
「……1…半…後……」
「なんだ?よく聞こえない」
「…14時過ぎなら……構わないです」
ガル子が小さな声で沈黙を破ると、素っ気なくリゾットに告げた。
指定された時間まで、1時間半ほど待たされることになる。だがいつもガル子を待たせているリゾットには、断るという選択肢は無かった。通話を終えた携帯電話をポケットに戻し、リゾットは空になった自分の手を見た。
「マズいな……」
まだ時間に余裕はある。リゾットは何かを思い付いたように、サンタルチアの雑多な裏通りに入って行った。+15
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167. 匿名 2020/04/01(水) 01:23:06
>>162
まさか親衛隊バージョンまで読めるとは!ワクワクしながら待ってますねッ+8
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168. 匿名 2020/04/01(水) 02:08:08
>>166
需要あります!
過去のことももちろんあるけど、リゾットが暗殺者である以上「普通の恋人同士」はなかなかむずかしいね
リゾット頑張って+11
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169. 匿名 2020/04/01(水) 11:36:05
>>157
>>158
>>160
読んで下さった上にコメまで頂き、本当にありがとうございます。ジョルノ目線のお話が二話続いてしまいますが、最後までお付き合い頂けたら嬉しいです!+8
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170. 匿名 2020/04/01(水) 14:08:45
今日は4/1「Pesce d'aprile(四月の魚)」
親密度MAXで出来る、ちょっとしたお遊び。
ペッシと一緒に魚の絵を描いて、それをくり抜いたものを兄貴の背中にそっと貼る!
「いつ気付くかな?」
「姐さん…後が怖いんじゃ…?」
「平気、平気!」
なんて言いながら、ベタなエイプリルフールをニヤニヤ楽しむ(●´ϖ`●)もちろん、後でこっぴどくペッシと2人で叱られるw
「…ったく…」
って感じで、最後は許してくれる♡
(兄貴いつ気付くかな…)+14
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171. 匿名 2020/04/01(水) 15:02:17
>>170
イタリアにはそのような遊びがあるのですか?+6
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172. 匿名 2020/04/01(水) 15:14:34
>>171
イタリアやフランスには、そういう習慣?遊び?ありますね。+8
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173. 匿名 2020/04/01(水) 17:14:18
>>171
イタリア語でエイプリルフールの事を4月の魚って言うんですよ
意味は馬鹿でも魚が釣れるとかユダが嘘をついた日が4月1日だったからとかですね+10
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174. 匿名 2020/04/01(水) 17:23:05
>>156続き
告白された当日のジョルノ目線のお話です。
「なんなんだ、これは………」
妙な胸の高鳴りと痛みを感じながら自室のベッドに寝転ぶジョルノは、今日の出来事を思い返していた。
話があると呼び出され待ち合わせ場所に行くと、かなり緊張した様子のガル子がゆっくりと近付いて来る。薄々感づいてはいたが、やはり「愛の告白」だった。
同じ組織に所属し信頼している仲間ではあるが、ガル子をそんな対象として見た事は無い。
そもそも女性は少し苦手だ。同年代の女学生はやかましいだけだし、厚化粧した年上の女性は派手な香水を付けて下品に誘惑してきたり……。
「すみません、君の気持ちには応えられない」
それらを踏まえて自身が出したこの返事は間違っていないはず…………だった。
なのに、胸を締め付けるこの感情は一体なんなんだ?とジョルノは考えてみる。
任務を終えアジトに戻れば、誰よりも早く「おかえりなさい!」と無事を喜び可愛らしい笑顔で出迎えてくれた。自身の好物がプリンとチョコレートだと知れば、美味しい店を探したり時には作ってくれたりもした。
何よりもガル子は「ジョルノ·ジョバァーナ」という自分を常に最優先に考え、誰よりも尊重してくれる女性であった。
「もしかして、僕は…………」
自分の気持ちに気付いていないだけだったのだと確信し、同時に途方も無い自責の念に駆られる。あろうことか想いを抱く相手に、ハッキリと「NO」を突きつけてしまったのだ。
どうしたらいいのか考えを巡らせても、恋愛経験が無い故答えに辿り着けない。そんな中、ふと愛を伝えてくれたガル子の姿を鮮明に思い出す。
薄紅色に頬を染め、惜しげも無く愛の言葉をくれた彼女……それなのに。
「どうしよう、僕も君が好きだなんて………」
自身も頬を染めながら独り言を呟き、枕を愛おしそうに抱き締めるジョルノ。ガル子を想い悶々としているうちに身体が火照り、一睡も出来ないまま朝を迎えた。
ジョルノ目線、もう1話続きます。+12
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175. 匿名 2020/04/01(水) 17:41:22
>>174
ジョルノ自覚なかったのか!!Σ(´□`;)
まだ間に合う!ちゃんと気持ち伝えてー!
続きを楽しみにしてます+10
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176. 匿名 2020/04/01(水) 18:11:08
メンバーを選んで服を買いにいくイベント
親衛隊バージョン
ガル子が親衛隊に所属
メンバーからの好感度が75%以上
スクアーロを選択
「俺が一緒に行くのか?そういうのはティッツァの方が得意だぜ」と言いつつ付き合ってくれる
「それもいいがこっちの青はどうだ?」と自覚なく自分と同じ色を進めてくる
ティッツァーノを選択
ティッツァーノに選んでもらいドレスを購入
帰り道「あなたにこれを」とリボンのついた箱を渡される
箱を開けると中にはネックレスが
「このドレスを着るときはこれを身につけてください。そして今日の私との時間を思い出して」と耳元で囁かれる
カルネを選択
「これとこれどっちがいいかな?」
「・・・」
無反応のカルネ
会計を済ませるとカルネが店員から荷物を受けとる
「荷物持ってくれるの?ありがとう!」
うなずくカルネ
さりげなく車道側を歩いてくれる
チョコラータを選択
「よし、私が選んでやろう。この血のように赤いドレスはどうだ?血液は時間がたつと変色するがこれは出血したばかりの新鮮な血の色だ。なに?赤は嫌だ?ならこちらはどうだ。大量出血で瀕死の顔色のような…おい待ちなさいどこへ行く」
セッコを選択
「服…を…買う?」
服を買うという概念がなさそう
おまけ
ガル子がどこのチームにも所属していない場合
サーレーを選択
「服なんてどれでもいい。どうせすぐ脱ぐんだからな」
安定のドS
ズッケェロを選択
「ウヘヘ、買った服着てよぉ、デートしようぜ。カプリ島にでも行ってよォ~夜景の綺麗なリストランテ行ってそのままホテルで」
ズッケェロがいろいろ想像している間にさっさと買い物を済ませて逃げるガル子+16
-2
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177. 匿名 2020/04/01(水) 18:33:12
>>168
ありがとうございます(*´ω`*)
1人でも目を通して頂けるなら、今トピで出来るところまで書きます。+8
-1
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178. 匿名 2020/04/01(水) 20:55:35
>>174
ジョルノー!!!
どうするの?どうなるの?続きが気になって仕方ないー!楽しみに待ってます。早く読みたいな!+9
-0
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179. 匿名 2020/04/01(水) 21:07:56
>>173
>>172
そうなのですね!
教えてくださりありがとうございます。+5
-0
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180. 匿名 2020/04/01(水) 21:25:38
>>170
ペッシに姐さんて呼ばれるなんて…ぜひ親密度を上げなければ!q(*・ω・*)p
プロシュート兄貴に叱られたい
あ、殴る蹴るは無しでお願いします+12
-3
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181. 匿名 2020/04/01(水) 22:08:46
>>176
ティッツァーノが素敵すぎるのですが!!
ドレス着てネックレス着けるとイベント発生すると良いな!+10
-0
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182. 匿名 2020/04/01(水) 22:20:27
>>174 ジョルノーーー!!!
つ、づづきを下さい…◟꒰◍´Д‵◍꒱◞
+9
-4
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183. 匿名 2020/04/01(水) 22:51:04
>>176
このシリーズ面白いッ!
しかしズッケェロは、、、笑+11
-0
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184. 匿名 2020/04/02(木) 01:14:25
>>161
どれも最高過ぎて思わずにやけてしまいました。
+が1回だけでなく何度も押したくなりました。+9
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185. 匿名 2020/04/02(木) 13:40:37
>>175
>>178
>>182
ありがとうございます!読んで頂き本当に嬉しいです。手直しが終わり次第、続きを投稿します。+8
-0
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186. 匿名 2020/04/02(木) 15:49:31
>>163
>>164
>>165
>>184
コメントありがとうございます!
長くなってしまい申し訳ないのですが…日本式バレンタイン、ミスタとナランチャも考えてみました。
ミスタ「おーッ!ありがとなー!!」と大袈裟に喜びチョコを受け取ったが、カレンダーを見て急に真顔になりチョコを返して来る。迷惑だったかな、と呟きその場を去ろうとするガル子を後ろから抱き締め、「あと7分したらそのチョコくれ」と耳元で囁く。
「?」と思いながらも抱き締められたまま、言われた通り待っていると「やっぱりよォー、いくらバレンタインでも4が付く日は縁起悪いっつーか……よし、もう日付変わったからいいな」とガル子の手からチョコを奪い取り頬にキスをする。
「なぁ、ガル子……俺の部屋で甘〜い事したくねぇ?」と腰を押し付けあからさまに誘ってくる。
ナランチャ「えっ!これ俺にくれんの?嬉しいぜーッ!」と無邪気に喜びその場で開封して食べ始めるが、急に手を止めてしまう。
ごめん、不味かった?と聞くと「いや、すっげぇ美味ぇけどよ……これ手作りだよな?他の奴らにもやったのか?」と言うので、ナランチャだけだと言うと再び食べ始め完食。
口元に付いたチョコを拭いてあげようと、伸ばした手を優しく掴まれ「なぁ、これってさぁ……俺が特別って事だよな?」と聞くので気持ちを伝えるとそのままキスされる。
顔を離した瞬間「ガル子、口の周りがチョコだらけだぜー!」と爆笑するナランチャ。+17
-2
-
187. 匿名 2020/04/02(木) 22:12:12
>>186
こんなときでも4を気にするミスタwでも最後は男らしい!
ナランチャはかわいい!攻略はもちろんだけど思いきりかわいがりたい(´艸`)
メンバーみんな素敵です
もしよければフーゴや他のチームもぜひ+10
-0
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188. 匿名 2020/04/02(木) 22:32:54
>>174続き
眠れぬ夜を過ごしたジョルノは本を手に取り、少し重い足取りでリビングへと向かう。一晩中ベッドの中でガル子を想い、彼女の事で埋め尽くされてしまった頭を冷やす目的で。
(まずは普段通りに接する事にしよう。昨日の今日で「やはり僕も君が好きだ」なんて虫が良すぎる……)
そんな事を考えながらリビングに入り中を見渡すと、窓辺にもたれ外を眺めているガル子の姿があった。
ジョルノに気付いていないのか外を眺めたままのガル子。その悲しげな横顔に視線と心を奪われ動けずにいたが、先程考えていた[普段通り]を思い出し声をかける。
「ガル子さん、おはようございます」
「………おはよう、ジョルノ」
少し驚いたような顔をこちらに向けたガル子は、すぐに穏やかな笑顔に変わり挨拶を返してくれた。
(昨日あんな事を言ってしまった僕に、そんなに素敵な笑顔をくれるんですか……?)
鼓動が早くなる自身の胸に持っていた本を押し付け、何か話題は無いかと思案しながらソファに腰掛ける。
「ガル子さんはいつもこの時間はリビングに?」
「えぇ、大体そうね。いつもの癖でつい……」
「いつもの癖……?」
「あっ、なんでもないの……今のは忘れて!」
両手を顔の前で大きく振り慌てた様子のガル子に疑問を抱きながらも、ジョルノはそれならば……とある事に気付く。
(そうか……という事は毎朝この時間にリビングに来れば、ガル子さんと二人きりになれる。頃合を見計らって昨日の事を詫び、僕の想いを伝えればいいのでは?)
一筋の光が差した……そう思わずにはいられないジョルノは笑みを浮かべ、小さな声で呟いた。
「今日は、眠れるかな………」
「ん?何か言った?」
「………いえ、何も」
ガル子の問いに首を振りそう答えると、本を開き文字の羅列に視線を落とす。
(でも……君のせいで眠れない夜も悪くはない)+14
-4
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189. 匿名 2020/04/02(木) 23:56:38
>>186
ナランチャ可愛い!急に男らしい表情をされるとキュンときますね。
ミスタはイタリア男っぽい(笑)ミスタらしくて好きです。+9
-0
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190. 匿名 2020/04/02(木) 23:59:21
>>188
待ってました!
ジョルノの爺さんぽい落ち着きは色気もあり、もどかしさもあり。罪な男ですね!+8
-0
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191. 匿名 2020/04/03(金) 00:44:31
>>180
さすがの兄貴も殴る蹴るは弟分のペッシだけで、女性にはしないと思いますw(*∩ω∩)+11
-3
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192. 匿名 2020/04/03(金) 02:30:37
>>181
ありがとうございます
ティッツァーノは物腰と低音ボイスのせいか甘々な言葉を言わせたくなります
親衛隊のイベントを考えるときもまずティッツァーノが思い浮かびます(*´ー`*)
>>183
ありがとうございます
おもしろいと言ってもらえて嬉しいです
ズッケェロさんは…私が書くと報われない
ごめんねズッケェロさん(・ω・`=)+10
-0
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193. 匿名 2020/04/03(金) 03:18:51
>>192
「まずティッツァーノが思い浮かぶ」!!!
でしたら是非またお願いしますー!!+8
-0
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194. 匿名 2020/04/03(金) 11:13:24
>>190
読んで頂きありがとうございます!余裕なジョルノと余裕が無いジョルノ、どちらも上手く表現出来るよう頑張りたいです。+8
-1
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195. 匿名 2020/04/03(金) 13:35:41
このトピを見てティッツァーノさんが好きになりました。
1回目は普通に視聴、トピを見るとキャラの見え方とか変わってきて2回目は違う見方でアニメを観てしまいました。
何回観ても楽しめるのが良いですよね。+9
-0
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196. 匿名 2020/04/03(金) 14:20:39
>>186
ミスタと甘いコトもしたいけどナランチャの甘いキスもほしい///欲張りになる😳笑
+11
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197. 匿名 2020/04/03(金) 16:44:48
>>166続き(萌え要素無くてごめんなさい)
☆サン・ヴァレンティーノ・4☆
昨日はとにかく歩き疲れた1日だった。
リゾットへのプレゼントを探す為、あれから広いガレリアを隅々まで歩き回ったガル子。革製品の小物などを見たが、何を見てもピンとくる物が無い。リゾットに似合いそうな香水も見付けたが、他の女(ひと)と比べられてしまう気がして買えなかった。
自分はリゾットのことをあまり知らない。ガル子は改めてそう思った。リゾットはいつも黙って自分の話に耳を傾けてくれるが、彼自身の話は滅多にしない。
・シチリア島出身
・年齢は自分より少し上
・暗殺者チームのリーダー
ガル子がリゾットについて知っているのは、たったこれだけだ。リゾットにどこまで深く尋ねていいのか、ガル子自身も未だ分からずにいる。リゾットが組織に入る前のことはもちろんだが、好きな色も、好きな歌も、好きな映画も何も知らない。普通に会話していると思っていたが、リゾットはどこか一線を引いているのかもしれない。ガル子はプレゼントを買うことを諦め、ぽっかりと心に穴が空いた気分で帰路についた。
帰宅するなりガル子は手に持っていたショップバッグを無造作にソファーの上に放り投げ、そのままベッドに飛び込んだ。疲れ切った足を伸ばし、暗い部屋の天井をぼんやり見つめながら色々と思いを巡らせた。そしてそのまま、ガル子は深い眠りに落ちたのだった。
Prrr…Prrr…Prrr…
長く鳴り続ける電話の呼び出し音で、ガル子は昼過ぎにやっと目を覚ました。寝ぼけながら手にした携帯電話の画面には、リゾットの番号が表示されている。早く出ようと思いつつ、ガル子は電話に出るのを少し躊躇った。昨日はあんなに会いたくて、声が聴きたくて、堪らなかった相手からだというのに。自分は昨日のことを怒っているのか、それともただ拗ねているだけなのか。どんな態度でリゾットと話せばいいのか分からず、ガル子は随分と素っ気なくしてしまった。
電話を切ったガル子は気を取り直し、ゆっくりと起き上がった。ほつれた髪に崩れた化粧、しわくちゃの服。ベッド脇のドレッサーに映った自分の姿に、ガル子は小さく首を振った。
①軽く何かを食べる
②シャワーを浴びる
ここは①を選択。
ガル子は昨日の昼食以降、全く何も食べてない。これから訪ねてくるリゾットの前で、腹の虫が鳴くのはきまりが悪い。シャワーを浴びる前に少し空腹を満たそうと、ガル子はゆっくりとキッチンへ向かった。冷蔵庫から冷えたスパークリングウォーターを出してグラスに注ぎ、一杯飲み干して目を覚ます。そして戸棚の中のビスケットを取り出し、マーマレードを付けて2枚ほど頬張った。マーマレードの適度な甘さが、ガル子の身体を優しく生き返らせてくれた。
ホッと一息ついたのも束の間、壁の時計は13時を過ぎている。ガル子は重い腰を上げて洗面所に行き、まずは化粧を落とし髪を解いた。それからガル子は服を脱いだが、鏡に映る一糸纏わぬ自分の姿に思わず顔を背けた。
リゾットとの関係が、このままではいけないことは痛いほど分かっている。分かってはいるが、綺麗に着飾った内側にある、醜い身体を晒すのが怖い。湯気で曇るシャワールームの中で、ガル子は肌が擦り切れるほど無心になって身体を洗い続けた。+14
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198. 匿名 2020/04/03(金) 17:14:16
>>188
とても面白いです
自分の気持ちに気付いたジョルノとガル子の進展が気になるッ!
+10
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199. 匿名 2020/04/03(金) 18:17:39
>>188続き、本編に戻ります
「ミスタ………ねぇ起きて、ミスタ」
かなりの酒豪であるガル子のペースに合わせ飲んでいたミスタは、すっかり酔い潰れてしまった。タクシーに乗るまでは辛うじて意識はあったものの、アジトに到着した頃には既に爆睡しており目を覚ましそうにない。
「私一人じゃ運べないし、どうしよう……」
ガル子は支払いをしながら途方に暮れていたが、ふと車外に目をやると特徴ある前髪の人物が近付いて来るのが見えた。
「あっ……ジョルノ!」
「ガル子さん、おかえりなさい。車の音が聞こえたので、もしかしたらと思って」
私を待っていてくれたのだろうか?と期待するガル子の脳裏にあの日の事がよぎり、それはないと自分に言い聞かせる。
「………ジョルノ、丁度良かった!ミスタが起きてくれなくて困ってたの」
「おや、随分と気持ち良さそうに寝てますね……僕がミスタの部屋まで連れて行きましょう」
そう言うとミスタの腕を自身の肩に回し持ち上げ、少し引き摺るように歩き出した。
その細身ながらも主張する胸や腕の筋肉、そして整った顔立ちについ見惚れてしまうガル子。
「……どうしました?ガル子さん」
ジョルノに声を掛けられるまで見惚れていた自覚がなかったガル子は慌て、顔を赤らめながら俯く。
「やだ、私ったら………」
その反応にジョルノは微笑みを返し、少し迷いながら言葉を続けた。
「あの、もし良ければですが……この後お話でもしませんか?」
「え……?」
「あっ、あの、えぇと……僕、今日全然眠くないんです。話し相手になってもらえたらと思って」
「えぇ、私で良ければ!」
ジョルノの様子に何か違和感を感じるが、まだ気持ちを完全に断ち切れていないガル子には嬉しい誘いだった。
「では、先に僕の部屋で待っていて下さい。僕はミスタを部屋に置いてから行きます」
分かった、と返事をしそうになったガル子は言葉を飲み込み考える。
(えっ……今、僕の部屋って言った?ジョルノの部屋で二人きり……どうしよう?)
選択肢
①そのままジョルノの部屋で待たせてもらう
②ジョルノの部屋ではなく、リビングにしようと提案する
ここでは①を選択して続きます。+14
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200. 匿名 2020/04/03(金) 18:59:04
>>199
とうとう2人っきり。ドキドキの展開ですネ!
特徴ある前髪←確かに!遠目でもわかる(笑)+10
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201. 匿名 2020/04/03(金) 20:20:53
>>199
ミスタの介抱したいです+11
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202. 匿名 2020/04/03(金) 21:02:09
>>195
ジョジョトピあるあるですね!
私も何度推し以外のキャラにときめいたことか(*´ω`*)+13
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203. 匿名 2020/04/04(土) 00:50:54
>>199
ガル子さん酒豪だったのか!ミスタより強いの笑うw
ジョルノの部屋で2人きりですか!それはドキドキ…続き楽しみです。いつも楽しませてくれてありがとうございます!+9
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204. 匿名 2020/04/04(土) 11:22:33
>>200
ありがとうございます!そこに食い付いて頂きとても嬉しいですw
>>201
ありがとうございます!その描写も入れたかったのですが、長くなった為断念しちゃいました……。
>>203
女性で酒豪って何かいいなと思いまして……w楽しみだと仰って頂きとても嬉しいです。こちらこそ、いつも読んで頂きありがとうございます!
+9
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205. 匿名 2020/04/04(土) 13:31:28
>>199続きです
「どうしよう、本当に来ちゃった……」
ガル子は部屋のドアの前でポツリと呟き、緊張した面持ちでジョルノを待っていた。
以前に任務上のやり取りでジョルノの部屋に入った事はあったが、プライベートな理由で部屋に招かれたのはこれが初めて。
「眠れないから話し相手になってくれ」だなんてジョルノらしくないし、どことなく様子もおかしかったような気がする。
壁に寄りかかりそんな事を考えていると、ワインとグラスを抱えたジョルノが戻って来た。
「あ……ガル子さん、お待たせしました!中で座っていてくれてよかったのに……」
ジョルノはドアを開けテーブルにそれらを置くと、ガル子をソファへと促し自身もその隣に腰を下ろす。
「ジョルノはまだ15歳でしょ?お酒はダメで………」
「まぁ、たまにはいいじゃあないですか」
遮るように言葉を返しグラスにワインを注いだジョルノは、一つをガル子に差し出す。
「乾杯!」
「もう、ジョルノったら……乾杯!」
二人はグラスを掲げ一口飲むと、全く同じタイミングで話し始めた。
「あの、ガル子さん……」
「ジョルノ、私ね……」
思わず顔を見合わせ笑ってしまうが、ガル子の「どうぞ」というジェスチャーにジョルノが頷き先に話を切り出す。
「ガル子さん、この間の件なんですが」
「……………うん、どうしたの?」
「あの……僕、ガル子さんに失礼な態度を取ってしまって」
ジョルノはそう言うとワインを一気に飲み干し、何故か黙り込んでしまう。
「大丈夫、あれだけハッキリ断ってくれた方が私は………」
「違うんだ、ガル子さん!僕は…………」
再び言葉に詰まり二杯目のワインも一気に飲み干したジョルノ。何かを考え込むように目を閉じ、膝の上で手を組んだまま微動だにしない。
「…………ジョルノ?」
返事の代わりに静かな寝息が聞こえた瞬間、ジョルノの身体がガル子にもたれかかるように倒れて来た。
「寝ちゃってる…………」
肩に乗ったジョルノの頭が滑り落ちガル子の膝の上に収まると、起こしてしまわぬようそっと頬を撫でる。
「フフ、可愛い寝顔……お酒弱いのかな?」
ジョルノが何かを言いかけていた事が気になりつつも、その寝顔を飽きる事なく見つめるガル子。
選択肢
①ジョルノを起こさぬよう頭を下ろし、毛布をかけて部屋を出る
②ジョルノに膝枕をしたまま自分も寝る
ここでは②を選択します。
「私も眠くなってきちゃったな……このまま少しだけ………」
もう一度ジョルノの頬を愛おしそうに撫でたガル子は、睡魔に襲われるまま目を閉じた。
次話に続きます。+15
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206. 匿名 2020/04/04(土) 14:27:48
>>205
酔って寝ちゃうなんてジョルノといいミスタといい可愛いなぁ
でも想いを伝えるのはまだおあずけ?
ガル子の任務も気になるので続き待ってます
+12
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207. 匿名 2020/04/04(土) 16:28:29
>>204
誤ってマイナスを押してしまいました!
申し訳ありません。+6
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208. 匿名 2020/04/04(土) 16:30:30
>>205さんの間違いです(^o^;)
焦りすぎですね、申し訳ありません。+6
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209. 匿名 2020/04/04(土) 23:44:48
需要ないかもですが、メモアプリの肥やしにしておくのも心苦しく…垂れ流し失礼します。
毎度しつこく最推しの妄想投下すみませんm(_ _)m
パート2パート3で書いた二人と同一かは特に決めていませんが、ガル子とイルーゾォが恋人同士、ガル子と暗殺チームメンバーが顔見知り、かつ日付が4月1日だと発生するイベント。
(メローネにだいぶ損な役回りしてもらってるので、メローネを愛してやまないガル子さんがいらっしゃったら本当に申し訳ありません!!)
4月1日、夕方。
とある事情で病院を受診し終え、帰路につくためにタクシー乗り場へ向かおうとしていたガル子が出くわしたのは、恋人イルーゾォが所属する暗殺チームのメローネ、ギアッチョ、ペッシの三人であった。
「おやおや〜、ガル子じゃあないか。」
「仕事帰りですかい?…って、その脚、どうしたんで!?」
片脚をやや引き摺りながら歩くガル子を見て、ペッシは声を上げた。
「あ、みなさん。お久しぶりです。実はさっき仕事帰りに歩いてる時に自転車とぶつかっちゃって…今、そこの病院へ行ってきたんです。ただの捻挫なので大丈夫ですよ。」
「ああ!?不注意なヤローがいるもんだなァ!?…ってオイ、本当に大丈夫なのか?ホワイトアルバムで冷やすか?」
ギアッチョがそう提案してくれるが、ホワイトアルバムといえば超低温を操るスタンド…細かい温度調整など可能なのだろうか…?
嫌な想像をしてしまったガル子は、慌てて首を振った。
「あっ!大丈夫です大丈夫ですっ!捻挫と言っても軽く捻っただけなので、歩くとちょっと痛みますけど全然平気です!」
「そうか…だが痛むならバイクで家まで送るぜ?」
メローネは、すぐそばに停めているバイクを見ながら言った。
選択肢
①だが断る
②お願いします
→②を選択
一瞬「メローネのバイクに2ケツなんぞ許可しねぇ!」と激怒するイルーゾォの顔が脳裏に過ったが、やはり脚は痛むので、メローネの厚意に甘え送ってもらうことにしたガル子は、メローネが乗るバイクの後部座席に跨った。
「ああッ!ガル子の気配がオレの背中にッ!!ディ・モールト興奮するぞッ!!」
メローネが恍惚の表情を浮かべると、ギアッチョの鉄拳がメローネの頭に容赦なく直撃する。
「メローネ…この状況イルーゾォが見たら張り倒されるくらいじゃあ済まないよ…。」
ペッシはメローネの発言にただただ引いている。
「じゃあな。オレ達二人はこれから任務だからよぉ、悪ぃが先に行くぜ。大事にしろよ、ガル子。」
「ガル子さん、お大事にね!メローネ、くれぐれも安全運転でね!」
「ああ、分かっている!任せてくれ!」
「ありがとうございます。ギアッチョさん、ペッシさん。任務、頑張ってくださいね。」+13
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210. 匿名 2020/04/05(日) 00:03:52
>>209
イルーゾォ推しガル子さん!需要あります!
ぜひ書いてください!(゜▽゜*)
暗殺チームと仲良しのガル子さん…羨ましい
確かにホワイトアルバムは微調整できなかったら大惨事にw+14
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211. 匿名 2020/04/05(日) 00:37:03
>>209 続きです。
ギアッチョとペッシと別れたちょうどその時、メローネの携帯電話が鳴った。
「随分とタイミングがいいな、イルーゾォだ。Pronto?イルーゾォ。」
メローネが電話に出ると、内容は分からないが機嫌悪そうに話すイルーゾォの声が聞こえる。
「ギアッチョとペッシの二人はもうそちらへ向かった。そう焦らずとも直ぐに着くだろう。ああそうだイルーゾォ、実はな、さっきガル子に…。」
そこまで話して、メローネは突然何かを思いついたような表情をし、さらに何かを企むような笑みを見せた。
「…ああ、実はな、例の場所からの帰りに、ガル子と出くわしたんだ…というより………ベリッシモ…言いにくいんだが………。実はガル子は事故に遭ってしまって、オレ達三人はその直後に出くわしたんだ………。今………ちょうど病院の前にいる。」
「ちょ…!メロー………んんん!!」
厳密に言えば嘘ではないのだが、やけに深刻そうに、あたかも大事故に遭ったと勘違いしてしまいそうな口調でメローネが話すので、ガル子は慌ててメローネを止めようとした…が、メローネに口に手を当て、それを封じられる。
「あ、いや、何でもない。ん?ああ、そうだ………。ああ、彼女は今とても電話に出れる状態ではないぞ………。」
「んんんん!!(離して!!)」
「ああ、そういうことだ………。イルーゾォ…心配なのは分かるがまだ任務中だろう?大丈夫だ、オレの任務は終わったし、オレが代わりにガル子に付き添う。ああ、何か分かればすぐまた連絡する。」
メローネは電話を切り、漸くガル子の口を塞いでいた手をどけた。
「ちょ、ちょっとメローネさん!!何を…!!」
「ん〜?あながち嘘ではないだろう?まあ、ちょっとした悪戯さ!ガル子、気づいているか?今日は4月1日だし、これくらいの嘘…じゃあない、悪戯はご愛嬌だろう?」
「でも…」
ガル子は自分の携帯電話を取り出し、イルーゾォに電話をかけようとするが、メローネはそれを制止した。
「ガル子…最近のイルーゾォに不満があるんじゃあないのか?」
「え?」
「このところ毎日、昼夜問わず任務任務で、会う暇がほとんどないだろう?」
「…それは…そうだけど…。」
「ひょっとして、会えないばかりか、電話やメールもほとんどない?」
「……。」
「当たりだな。まあ奴も、あまりマメなタイプではなさそうだしな。この機会に、少しイルーゾォの奴を心配させてみないか?なに、頃合いを見て、オレがネタバラシするさ。確かにオレはさっき電話で大げさに話したが、嘘ではないし、その時君は別に一緒に居なかったことにすればいいだろう?君は、黙ってイルーゾォからの連絡を待っていればいい。」
メローネの言葉に、ガル子は携帯電話を握りしめた。
選択肢
①それでも電話する
②電話は今はやめておく
→②を選択
結局メローネに言いくるめられ、ガル子は携帯電話をバッグに仕舞い込んだ。
続きますッ、長くてすみません!+13
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212. 匿名 2020/04/05(日) 00:46:38
>>210
読んでいただいてありがとうございます(´Д`*)
本当羨ましいガル子ですよね…妄想というか私の願望というか…w
温度調整、器用なギアッチョなら出来るはずと思いますが、いざ冷やされるとなると怖いかもですねw
細かいことですが、ホワイト・アルバムの「・」が抜けてることに投稿後気づきました。(ノД`)+10
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213. 匿名 2020/04/05(日) 02:48:45
>>205
ジョルノに膝枕!寝顔美しいんだろうなぁ〜
続きお待ちしてます!
+10
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214. 匿名 2020/04/05(日) 02:50:28
>>211
例え損な役回りでも、メローネ 出してもらえて嬉しいです!しかし悪そうな顔してるなー画像のメローネ w+11
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215. 匿名 2020/04/05(日) 09:45:52
>>205続きです
「ん……………」
窓から射す朝日の眩しさに目を覚ましたガル子は、寝ぼけた様子で部屋を見渡した。
「そうだ……ジョルノが先に寝ちゃって、私も眠くなって……」
昨晩の事を思い出し立ち上がろうとすると、自身の体に毛布が掛けてある事に気付く。
テーブルの上にあったワインボトルとグラスは片付けられており、無造作に切り取られたノートのページが置いてあった。
「?何か書いてある………」
【ガル子さんへ】
おはようございます。昨晩は醜態を晒してしまいすみませんでした。これから任務の為部屋を空けますが、明後日の午後には戻るのでその時にでもまたお話しましょう。
【ジョルノより】
それを読み終えたガル子は寂しそうに笑う。
「ごめんなさいジョルノ。明後日は、もう………」
メッセージ下の余白に自身の想いを書き記し、ジョルノの部屋を後にした。
予定通り任務を終えたジョルノがアジトに戻ると、最初に感じる大きな違和感。
(おかしいな……いつもならガル子さんが真っ先に出迎えてくれるのに)
とりあえずリビングに向かうと、ガル子を除いたメンバー達が暗い顔をして座っている。
「あの……戻りました」
ジョルノの言葉に各々が返事をするが、とにかく覇気がない。この異様な雰囲気の理由が何なのか、胸騒ぎを覚えながらブチャラティに尋ねた。
「黙っていてすまなかった、実は……………」
ある組織への潜入調査がガル子に命じられた。今朝出発し任務期間は少なくとも数年間、例えそれが終わってもここに戻って来られるとは限らない。
その組織とガル子の所在地等は機密事項により自分達には知らされず、連絡を取る事も許されないという内容だった。
「何故女性であるガル子さんが、そんな……!!」
興奮し声を荒らげるジョルノを落ち着かせるよう、そっと肩に手を置いたブチャラティ。しっかりしろと言わんばかりに目を合わせ首を振り答える。
「上からの命令だ……俺には分からない。ガル子が適任だと判断したのだろう」
「………………………」
あまりのショックに言葉を失い、呆然としながら自室に戻ったジョルノ。
あの日書いたメッセージを手に取り読み返していると、自身の筆跡ではない文字で書き加えられていた一文に抑えていた涙が零れ出す。
[遠く離れていても、貴方の無事と幸せを心から祈っています。さようなら]
「ガル子さん、本当にもう逢えないんですか……?」
想いを伝えられなかった後悔と愛する人と離れ離れになった悲しさに、涙を止める術が無い。ジョルノは何かに誘われるようにある場所へ向かい歩き出した。
一方……出発直後の数時間前。
突然携帯の呼び出し音が鳴り、応答するガル子
「…………ガル子です。はい、えっ………」
選択肢
①ある場所へ向かう
②空港へ向かう
ここでは①を選択して進みますが、その前にジョルノ目線のお話を挟みます。+14
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216. 匿名 2020/04/05(日) 09:53:38
>>215
続きだ!と思ったら…まさかの離ればなれ(。´Д⊂)
ガル子の今後も気になるけどジョルノ目線の話も楽しみです+14
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217. 匿名 2020/04/05(日) 10:50:37
>>215
早く続きが読みたいッ!
み…見たい!刺激される…好奇心がツンツン刺激される…どうしても見てやりたくなるじゃあないか!+12
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218. 匿名 2020/04/05(日) 10:54:16
>>214
読んでいただいてありがとうございます!
あっあっ、メローネ好きガル子さんでしょうか!
こんな役回りでも一番うまくこなしてくれそうなのは、私の中ではメローネでした(´∀`; )
メローネはイケメンショットもベネですが、こういう悪い表情や変態な表情(舌舐めずりとか)もスゴクいいですよね!!
+11
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219. 匿名 2020/04/05(日) 11:07:08
>>211
話の続きが気になる!
お待ちしています!+9
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220. 匿名 2020/04/05(日) 13:40:22
>197(ひっそり続けます…)
☆サン・ヴァレンティーノ・5☆
シャワーを浴び終えたガル子は顔にたっぷりの化粧水と乳液、身体にはボディクリームを丹念に塗り込み、ラフな服装に着替え、髪を丁寧に乾かして無造作に後ろで纏めた。それから手櫛で前髪を整えながら、ガル子は鏡を様々な角度から覗いて自分の姿を確認した。
これからリゾットが訪ねてくるだけの、少し気怠い休日の昼下がり。先ほどシャワーで洗い流したばかりの化粧を、再び施す気にはなれない。ガル子はおもむろにバニティケースに手を伸ばし、その中から薄紅色のリップグロスを取り出す。冬の寒さのせいなのか、それとも少し緊張しているからなのか。ガル子は色を失った唇に、リップグロスでほんのりと色付けをした。
ガル子が再び壁の時計に目をやると、長針がちょうど文字盤の10を指していた。早ければ、あと10分程でリゾットがやって来るはずだ。ガル子は急に落ち着かなくなり、部屋の中をウロウロし始めた。ソファーのクッションの位置を変え、ドレッサーを覗き、窓の外に目を向ける。ガル子は少しでも緊張を解そうと、無意味な行動を繰り返した。しかしどんなに気を逸らそうとしても、頭の中はリゾットのことでいっぱいだ。どんな顔でリゾットを迎えて、初めにどんな言葉を掛けるか。「叶わない約束の寂しさ」と「我儘な自分への自己嫌悪」が大きく、いつもの自分でいられそうにない。そしてまた、そんな自分に嫌気がさす悪循環に陥ってしまうのだった。
先ほどの電話の声から察するに、リゾットも昨日のことはかなり気にしているはずだ。組織に属している限りは仕方のないことなのに、リゾットを責める態度をとってしまった。自分が我慢をすれば、全てが丸く収まる。そうやって、ガル子はいつも過ごしてきた。もちろんかつて愛した【彼】に対しても我儘を言ったことは無いし、態度に表すことすらしなかった。あの頃のガル子は【彼】に嫌われて、捨てられるのが怖かった。ただ、その一心だった。
そんな自分から、今は不思議なほど我儘が吹き出そうとしている。それは組織を離れた自分が変わってしまったから…ガル子自身、初めのうちはそう思っていた。
Knock Knock…
「……!」
ガル子が指定した14時ぴったりに、乾いたノック音が響いた。ガル子は思わず小走りをして玄関に向かい、ドアの前で深呼吸をして一旦気持ちを落ち着かせた。
①いつも通り笑顔で迎える
②少し怒った顔で迎える
ここではあえて②を選択。
ガル子は少し緩んだ口元を引き締め、わざと不機嫌そうな表情をした。自分の中の寂しさ、虚しさ、ほんの少しの怒り。リゾットなら、そんな負の感情も受け止めてくれる。理由も根拠もあやふやだが、ガル子にとってリゾットはそう感じさせる男だ。自分が本音をぶつけたら、少しはリゾットの心の内側に触れることが出来るかもしれない。あと少し、ほんの少しだけでも、リゾットの近くに行きたかった。
ガル子はもう一度深呼吸をして、ゆっくりとドアノブに手を掛けた。+16
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221. 匿名 2020/04/05(日) 14:34:11
>>215
近づいたのに離れてしまったー!
でもそんな障害の壁に燃えますッ(≧▽≦)
+9
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222. 匿名 2020/04/05(日) 15:07:43
>>211
メローネが出て嬉しいです!私も口塞がれたい(笑)+9
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223. 匿名 2020/04/05(日) 15:42:11
>>220
毎回ガル子の感情描写がリアルで、読んでいるこっちももどかしい気持ちになってしまいます(´Д` )
続き楽しみに待っています!+12
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224. 匿名 2020/04/05(日) 17:56:41
>>219
コメントありがとうございます!
続き、なるべく早く投稿できるように頑張ります(´∀`)
>>222
コメントありがとうございます!
メローネ好きガル子さんにはむしろご褒美でしょうかw
できれば手袋を外して…ですね(〃ω〃)
+10
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225. 匿名 2020/04/05(日) 22:54:57
>>218
メローネ 好きガル子さんがどの方か分からないのですが、私では無いと思います。でも好きです、メローネ !変態が魅力になるってやっぱりイケメンならではですよね。イケメンじゃ無かったら本気で怖いかもw+7
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226. 匿名 2020/04/06(月) 00:30:17
>>209
横ですが、貴重なギアッチョ登場シーン、ありがとうございます!
ホワルバを出そうかと聞いてもらえるなんて、なんという羨ましさ…もし自分だったら判断力なくして凍傷覚悟でお願いしてしまいそうです…😆
+10
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227. 匿名 2020/04/06(月) 01:04:36
>>211 続きです。
※今回は暗チ3人(イルーゾォ・ギアッチョ・ペッシ)のターン
ギアッチョとペッシの二人がイルーゾォのもとへ合流すると、イルーゾォはやたらと落ち着きなく、苛ついた様子であった。
「とっとと終わらせて帰るぜ!おいギアッチョ!手早く済ませろよ!!」
「(機嫌悪いなぁ…早くガル子さんのところへ行きたいんだろうなぁ…。)」
「こっちに鏡はねえが大丈夫なのか?オレはターゲットを殺った後、こっちへ向かえばいいんだな?」
任務の流れの確認のためギアッチョがイルーゾォに声をかけると、イルーゾォは最高に不機嫌な顔でギアッチョを睨み上げた。
「ちっ、今更そんな質問かよ…資料確認してこいってんだよなぁ…!」
その態度についにギアッチョの堪忍袋の緒が切れた。
「オイ…イルーゾォ!お前何だってんだ!?ずっとイライライライラしやがってよォ!!おめーの私的な感情を任務に持ち込むんじゃあねえ!!」
「(ああ!ギアッチョ言っちゃった!!)」
「ああ!?イライラなんかしてねえ!!大体おめーが…!!」
「喧嘩はやめてくれよぉ。イルーゾォ、ガル子さんのことが心配なのは分かるけど、任務を早く終わらせるためにもさ、ちょっと落ち着きましょうぜ。」
「…クソッ!こうしてる間にもガル子が…!今すぐにでも駆けつけてえのによぉ…!!」
ペッシの言葉でギアッチョに食ってかかるのはやめたイルーゾォだが、今度は焦りを露わにしながらそう声を上げる。
「(…?)ガル子さん、軽い捻挫だって言ってたし大丈夫じゃあないかな。」
「…は?…捻挫?」
「あれ?メローネに聞いてるんじゃあないのかい?それか、ガル子さん本人からの電話は?自転車とぶつかって、片脚に軽い捻挫したんだってね。オレ達とメローネがガル子さんと会った時は、もう彼女は診察が終わって病院を出た後だったよ。」
「…ガル子からは特に連絡はねえ。メローネは…ガル子は命に別状はないにしろ、とても電話に出れるような状態じゃあねえって…。」
イルーゾォとの会話の食い違いから、ペッシは何となく事情を察した。
「(はぁ…メローネ、面倒なことするなよぉ…)ああ、そういえば、今日は4月1日…。」
「おお、そう言えばそうだな!なんだおめー、メローネにまんまと騙されたってわけか!?」
「…は?騙され?」
訳が分からず一瞬固まってしまったイルーゾォであったが、すぐに事の真相を察したのか、メローネへの怒りでワナワナと震え始めた。
「………メローネ、アイツ何で…!!」
「でもよぉ、それにしたって、ガル子から音沙汰がねえってのも可笑しな話だよな。お前が電話したっつー時も、ガル子はメローネと一緒にいたはずだぜ?一言『捻挫だから大丈夫』で済む話じゃあねえか。」
「(ギアッチョ、余計なこと言うなよォ!!)」
「ああ!?あの時、ガル子はメローネと一緒に居たっつーのか!?」
「電話したのがオレ達と別れてすぐってなら、そうだよな。」
「…そういうことにはなるけど、まあ電話の時は近くにいなかった可能性だってあるし…。どっちにしろ、捻挫とは言え怪我したのは本当なんだしさ、後で電話するなり、会いに行ってみたらどうだい?」
「…ああ、そうだな。それにしても、アイツ…メローネ…帰ったらただじゃあおかねえ…。」
ペッシの言葉で何とか落ち着きを取り戻したイルーゾォと二人は、漸く任務へ取り掛かった。
すみません、まだまだ続くゾォ(>_<)+12
-2
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228. 匿名 2020/04/06(月) 01:13:25
>>227
ペッシ優しい(^∇^)+11
-2
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229. 匿名 2020/04/06(月) 02:31:43
>>225
あっあっ!
特定のどなたかではなく、「メローネのことが好きなガル子さん」という意味でした!紛らわしい書き方すみません(ノ_<)
確かにイケメンじゃあない変態怖いかもですねw「ただしイケメンに限る」を体現するメローネww+7
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230. 匿名 2020/04/06(月) 02:33:28
>>226
お読みいただきありがとうございます!
ギアッチョ愛ゆえに凍傷の「覚悟」ができてらっしゃるガル子さんッ!ぼくは敬意を表するッ!!
暗殺チームみんな大好きで、ついついお話を考える際に絡ませてしまいます(´∀`)+10
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231. 匿名 2020/04/06(月) 02:34:54
>>228
お読みいただきありがとうございます!
ペッシは絶対優しい子…そのイメージで書いたら、アクの強い暗チメンの中でひとり色々と気をもみ続けるちょっと可哀想なポジションになってしまいました(。-∀-)
ペッシごめん…w
+8
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232. 匿名 2020/04/06(月) 15:39:09
>>206
>>213
>>216
>>217
>>221
いつも読んで頂き、そしてお優しいコメントも頂き本当にありがとうございます!
本編だったりジョルノ目線だったりと、回りくどくて申し訳ないです……。もう少しで書き終わるので、最後までお付き合いして下さると嬉しいです。+10
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233. 匿名 2020/04/06(月) 16:04:46
>>215続き ジョルノ目線です。
「遅いな、ガル子さんとミスタ…………」
時計の針は23時を過ぎていた。二人で楽しんで来て下さいなどと言ってしまったが、男女が夜遅くまで二人きりとなると気が気ではない。
ミスタはガル子に対してボディタッチがやたらと多い上に、その小さな変化にもいち早く気付いていた。
「もしや、ミスタもガル子さんの事を……?」
気安く頬を触ったり肩を抱き寄せたり、いとも簡単にそれが出来てしまうミスタが羨ましくて妬ましい。
「………やはり僕も行けば良かったかな」
二人の間に何か起こっているのでは……という不安に苛まれていると、車のエンジン音が聞こえてくる。もしかしたらと外の様子を伺いに出たジョルノは、タクシーの中で支払いをするガル子の姿にひとまず安堵した。
(ガル子さん……良かった、おかえりなさい)
状況を把握しミスタを抱え歩き出すと、ガル子からの熱い視線に気付き鼓動が早くなる。
「………どうしました?ガル子さん(そんな目で見ないで下さい、あの日の君を思い出して胸が痛くなる……)」
こちらを見つめている自覚が無かったらしく、自身の問いかけに頬を染め俯くガル子。そのウブな姿と言動に一際激しく、大きくなる鼓動。
(なんて可愛いんだ…………)
すぐにでも想いを伝えたい。そんな衝動に駆られるが、ミスタを抱えたままではムードに欠ける……そう判断したジョルノは思い切って切り出す。
「あの、もし良ければですが………この後お話でもしませんか?」
突然すぎたのか驚くガル子に慌てて適当な理由を後付けし、二人きりになれる自室へと誘ってみる。
(ガル子さん、どうかお願いします……)
平静を装いながら心の中で祈っていると、ガル子からの嬉しい返事。
「うん、それじゃ………待ってるね」
「……はい、すぐに行きますから!!」
ミスタを抱える腕に力が漲り速さを増したジョルノの移動に刺激されたのか、ミスタが小さな唸り声を上げた。
「う………」
「あ、ミスタ……大丈夫ですか?」
「ガル子、本当にそれでいいのかよ……」
「…………ミスタ?」
寝言だったのか返事は無く、再び寝息を立て深い眠りに入ったミスタ。彼をベッドに寝かせ自室に向かう途中キッチンに寄り、ワインとグラスを手に取る。
「お酒の力を借りたら……言えるだろうか?」
次話もジョルノ目線が続きます。+12
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234. 匿名 2020/04/06(月) 16:45:00
>>233ィ~!
早く続きを聞かせてくれよォ~!
ミスタからも言ってくれ~!
+7
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235. 匿名 2020/04/06(月) 17:48:42
>>223
コメありがとうございます(*∩ω∩)
少しでも親近感が湧いたり、共感する部分のある普通の女性に、ガル子が描けてたらいいな〜と思います。+7
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236. 匿名 2020/04/06(月) 23:03:43
>>233
本編もいいけどジョルノの心情が分かるジョルノ目線も大好きです。次回も楽しみ過ぎます😍お待ちしてます!+7
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237. 匿名 2020/04/07(火) 01:46:21
>>230
ありがとうございます!
リアルではガチのジョジョ好きの知り合いがいないので、あの台詞を言ってもらうとこんなに嬉しいんだ…って一人ジンとしております…(*>_<*)ノ
+8
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238. 匿名 2020/04/07(火) 15:24:55
コメント投稿期限まで10日しかない…次にトピが立つのはいつになるのか…かなしい。
トピ申請しても通らない。
何でもありな乙女ゲーム版がいいのに…。+11
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239. 匿名 2020/04/07(火) 16:29:25
>>238
本当だΣ(´□`;)17日までかな?+7
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240. 匿名 2020/04/07(火) 16:40:24
>>238
伸び率高いトピは立ちやすいらしいよ
今回あまり伸びてないから時間かかるかもね(T . T)+12
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241. 匿名 2020/04/07(火) 19:57:47
五部のアニメが終わったので、賑わいが少し下がってしまったのかな?
私はこのトピ大好きなんだけど。+15
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242. 匿名 2020/04/07(火) 20:17:09
ずっと推し含めて5部キャラで書いてたから、もし次トピが立ったら1〜4部キャラで書きたい。需要があるか分からないけどw+13
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243. 匿名 2020/04/07(火) 20:30:22
>>242
もちろん需要有りますよ!!五部も大好きだけど他の部も読みたいです!+11
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244. 匿名 2020/04/07(火) 20:50:48
>>233続きです
「あ……ガル子さん、お待たせしました!」
ワインとグラスを片手で器用に抱え、もう片方の手を軽く上げたジョルノはガル子に駆け寄った。
(中に入らず僕を待っているなんて……控え目なガル子さんらしいな)
テーブルにワインとグラスを置き、慣れない仕草でガル子をソファへエスコート。さり気なく距離を詰め隣に座ると、なんとも言えない不思議な香りが鼻をかすめる。
ガル子からフワリと漂う香水と酒の香りは、恋愛経験が無い思春期のジョルノをひどく高揚させた。
想定内の小言を遮るようにワインを注ぎ強引に乾杯をすると、折れた様子のガル子も続いてグラスを掲げ互いに一口飲む。
(よし………言うぞ!)
と意気込むが二人同時に言葉を発してしまい、ジョルノは出鼻をくじかれてしまう。しかしガル子の「どうぞ」というサインに甘え、まずは謝罪から始める事にした。
「あの………僕、ガル子さんに失礼な態度を取ってしまって」
(……あれ?この後は何と言うんだったっけ……?)
あれだけシミュレーションしていたのに、続きの言葉が全く出て来ない。グラスに入っていたワインを飲み干し必死に思い出そうとする。
「大丈夫、あれだけハッキリ断ってくれた方が私は………」
「違うんだ、ガル子さん!僕は…………」
ガル子の言葉を強く否定し二杯目のワインを注ぐと、それも一気に流し込んだジョルノ。
(あ………何だこれは……?頭が回る………ガル子さん、君が……好きだ………)
「う……………」
まだ外が薄暗い早朝、顔に当たる柔らかな感触に目を覚ました。
(僕は一体………そうだ、ワインを飲んで意識が飛んでしまって…………ん?)
寝惚けながら顔の向きを変え、その柔らかい膨らみにそっと触れてみる。
(これはもしやガル子さんの、む………ね……?!)
慌てて手を離し自身の置かれている状況を確認すると、枕替わりにしているのがガル子の膝だと分かり更に驚愕するジョルノ。
(………う、うわっ!!)
驚きのあまりソファから落ち大きな音を立ててしまうが、ガル子から聞こえる小さな寝息にホッと胸を撫で下ろした。
(僕が何故、ガル子さんの膝に……?!記憶が……)
バクバクと大きな音を立てる心臓、見る見るうちに熱を帯び赤くなる顔、中央から火照る身体……男性故に反応をしてしまった部分を鎮めるべく、窓の外の景色に目をやり今日の予定を確認する。
(あぁ、今日はこれから任務があったんだ)
このまま二人で過ごしたい……許されない想いを打ち消し机に向かうと、ノートを引っ張り出し適当に一枚破った。ガル子宛のメッセージを書き記し、昨晩の残骸を片付けてからテーブルに置く。
ガル子の身体に優しく毛布を掛けてやり、名残惜しそうに寝顔を見つめるジョルノ。頬と唇を交互に行き交う視線はやがて頬に定まり、恥じらいながら唇を落とした。
「ガル子さん、行ってきます」
(僕が君の恋人になれたら、唇を………)+14
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245. 匿名 2020/04/07(火) 21:18:04
>>240
>>241
アニメ放送中の賑わいはすごかったですね
アニメが終わっちゃったし、新年度で忙しいのもあるかも
でも今でもガル子さんたちとジョジョ愛を語りあえるのは嬉しいです+14
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246. 匿名 2020/04/07(火) 21:18:49
>>244
からの離ればなれ!続きが気になる~!
昔はジョルノの魅力に気付かなかったけれども、投稿者さんのおかげで気付くとこができた(^-^)
ありがとう♪+13
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247. 匿名 2020/04/07(火) 21:20:11
>>242
推しキャラは5部だけど他の部も好きですよ!
ぜひお願いします( ´∀`)+12
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248. 匿名 2020/04/07(火) 21:35:52
>>237
私も同じくですw
リアルではジョジョ友いなくてクソッ!クソッ!なので、ここや他ジョジョトピでジョジョへの思いの丈や妄想を吐き出させていただけて感謝です(*^人^*)+11
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249. 匿名 2020/04/07(火) 23:33:56
>>220続き
☆サン・ヴァレンティーノ・6☆
ガル子がゆっくりと玄関のドアを開けると、真正面に神妙な面持ちのリゾットが立っていた。いつものリゾットならば、その大きな身体を少し屈めて、出迎えたガル子にノーズキスをしてから部屋に入っていく。互いの鼻先がチョンと触れ合った後、リゾットは一瞬だけとても優しい表情をしてくれる。ガル子はそれが堪らなく好きだった。
だが今日のリゾットはじっとガル子を見つめ、言葉もなく立ち尽くしている。アジトでの経験からなのか、ガル子は今でもリゾットに黙って見つめられるのが大の苦手だ。苦い過去から逃れるように、ガル子は思わず下を向いてしまった。
時が止まり、出口の見えないトンネルのように息苦しい沈黙。このままではいけない。再びガル子が顔を上げようとした時、意外なものが目に飛び込んできた。自分への詫びのつもりだろうか?リゾットの大きな手に、たった一輪、真っ赤な薔薇が握られていた。
(いつもは手ぶらで来るくせに…)
ガル子は心の中で悪態をつきつつも、リゾットの行動を嬉しく思った自分が悔しい。今度はリゾットの視線に気負けしないよう、ガル子は更に不機嫌な表情を作ってから顔を上げた。そしてリゾットを真っ直ぐに見つめ返し、掴んだままのドアノブをギュッと握りしめた。そしてドアノブが僅かに軋んだ瞬間に、ようやく2人の時間が動き始めた。
「……昨日は…」
「……あのッ…」
偶然にも同時に言葉を発してしまい、2人は顔を見合わせ動きを止めた。薔薇を差し出そうと伸ばしたリゾットの手は、ガル子に届く前に行き場を失い、宙に浮く。謝罪の言葉と共に花を贈る予定が崩れてしまい、リゾットは気まずそうにガル子から視線をそらした。そしてそのまま力無く、薔薇を持つ手を下げてしまった。
①部屋に入るよう促す
②外に誘う
ここは①を選択。
こんな時にはどうしたらいいのか、ガル子にも正解が分からない。ただ、このまま玄関先に立ち続けても意味が無いことは確かだ。
「あの…部屋に入りませんか?」
「……」
「早く水に挿してあげないと…萎れちゃう…」
リゾットは手に持った薔薇を一瞥すると、無言で小さく頷いた。ガル子はリゾットの背中を軽く押して入室を促したが、やはりいつものように鼻先を合わせてはくれなかった。
今すぐにでも、リゾットの胸に飛び込みたい。指先だけでもいい、その温かい肌に触れていたい。目の前にあるリゾットの背中に、ガル子の心が狂おしいまでに騒めいている。しかし今その誘惑に負けてしまったら、二度とリゾットに本音をぶつけられなくなってしまう。今日だけは、自分の気持ちを正直に伝えると決めたのだ。ガル子は甘い誘惑を断ち切るように、部屋のドアをピシャリと閉めた。+13
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250. 匿名 2020/04/08(水) 00:43:02
>>241
鬼滅の刃に浮気しちゃってました… 申し訳ないです+4
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251. 匿名 2020/04/08(水) 07:46:58
>>249
リゾットのお話、とても楽しみに待っています。+8
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252. 匿名 2020/04/08(水) 10:37:24
>>243
>>247
コメありがとうございます(о´∀`о)
たまには別の部で好きなキャラの話を書いてみたいと思います!+6
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253. 匿名 2020/04/08(水) 16:32:01
>>234
ピストルズがコメントしてくれた〜w!ありがとうございます!
>>236
ありがとうございます!ジョルノ目線のお話、書きすぎかな……と思っていたのでとても嬉しいです。
>>246
そのような嬉しい事を仰って頂き、本当に光栄です。ありがとうございます!+7
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254. 匿名 2020/04/08(水) 18:23:52
>>244続き、本編に戻ります
あの日の記憶に誘われるまま歩き続け、到着したのはとある公園。ガル子が愛を伝えてくれた場所だった。
「君との思い出がもっと欲しかった………」
自分の気持ちに気が付いていたら、もっと早く気持ちを伝えていたら。例えガル子の任務は避けられなかったとしても、違う結末を迎えられたかもしれない。
ゆっくりと景色を眺めあの日ガル子が座っていたベンチに向かいながら、たった数日間の初恋を噛み締めるように思い出す。
「最後に見せたのがたったワイン二杯で酔い潰れた僕だなんて…………ん?」
ベンチが近くなって来ると女性が俯き座っているのが視界に入る。(先客か……)と思ったが見覚えある長い髪をかきあげる仕草、そしてはっきりと見えた顔に自身の目を疑った。
「…………………ガル子さん?!」
他人の空似か、彼女が恋しくて幻を見ているのか……?ガル子がこんな所に居るはずはない。しかしジョルノはその名を叫ばずにはいられなかった。
「ガル子さーーーーんッ!!」
その大きな声に女性は驚き立ち上がると、ボストンバッグを抱え逃げるように走り出してしまう。
「待って下さい……ガル子さん!!」
全速力で追いかけるジョルノに呆気なく捕まった女性は、やはり紛れもなくガル子だった。
「ハァ………ハァ……何故逃げるんですか……」
ガル子の手首をしっかり掴んだジョルノが、呼吸を整えながら問いかける。
「………………………」
「ガル子さん?」
「人違いだったの………」
「え……?」
潜入調査の任務はガル子と似た名前の他の人物への指令である事が判明。
元々当日に潜入先組織の詳細等を知らされる予定であった為、その該当人物及び同任務への支障は無い……との事でガル子は元の所属先に戻るようにという連絡が出発直後にあったという。
「じゃあ……ガル子さんは今まで通り、僕達と一緒に……!」
「私………」
「…………?」
暗い表情の理由が分からず返す言葉が見付からないジョルノに、ガル子が少しずつ心情を吐露し始めた。
「誰も知らない土地で、やっと気持ちを整理出来ると思ってたのに……」
「あの、ガル子さん……待って下さい僕の話を」
「覚悟をしてたのに……ジョルノの顔を見たらやっぱり、私………」
「……………………」
「ごめんなさい、泣くつもりなんてなかったんだけど……」
突然の涙に戸惑いハンカチを差し出そうとしたジョルノは、ガル子の口から信じ難い言葉を耳にする。
「だから私、しばらくどこか遠い国に行こうと思って。いつになるかは分からないけど……必ず気持ちにケジメをつけて帰って来るから!」
「………行かせません」
もう離すものかとガル子を強く抱き締め、耳元で囁くように懇願する。
「お願いだ………僕の話を聞いて下さい」
選択肢
①「もう決めたから」とジョルノから離れる
②小さく頷きジョルノの腕の中で話を聞く
ここでは②を選択し続きます。+16
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255. 匿名 2020/04/08(水) 18:58:20
>>254
やったぞ続きだァ~!
ジョルノ~気合い入れろよォ~!+10
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256. 匿名 2020/04/08(水) 19:03:22
>>254
桜をバックに綺麗ですね!
合成ですか?凄いなぁ~(^∇^)
保存したッ!+9
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257. 匿名 2020/04/08(水) 23:16:25
>>251
そう言って頂けると、細々とでも続けようという気持ちになれます。ありがとうございます(*'▽'*)+6
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258. 匿名 2020/04/08(水) 23:42:29
>>254
ちょっと指令先間違えたの誰ww
再会できてよかった
頑張れジョルノ!+10
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259. 匿名 2020/04/09(木) 06:53:55
>>249続き
☆サン・ヴァレンティーノ・7☆
部屋に入ったからといって、気まずいことに変わりはない。2人は視線も合わさぬまま、リビングまで来た。
ガル子は窓辺に立ち、いつもと変わらぬ外の風景をぼんやりと眺めた。ここ南イタリア・ネアポリスでの生活に、ガル子はなかなか馴染めなかった。そんなガル子の心を支えたのはこの窓からの風景と、決まってこの先の細い路地から現れるリゾットの姿だった。故郷のシチリアを離れたリゾットにも、そういうものがあるんだろうか…ガル子は漠然とそんなことを考えていた。
一方、リゾットは無意識にソファーのいつもの場所に腰を下ろしかけた。が、すぐにハッとした表情をして立ち上がった。ガル子が意外と頑固な女だということは知っているが、今日は少し手強そうな印象である。
「ガル子、昨日は本当に済まなかった…」
リゾットはガル子の近くに歩み寄り、改めて一輪の薔薇を差し出した。これが二度目ということもあり、リゾットはとても居心地が悪そうだ。
①拒否する
②素直に受け取る
ここは②を選択。
ここで拒んでリゾットに恥をかかせるのは本意ではないし、このままでは意地っ張りの自分がどんどん悪態をついてしまいそうだ。ガル子は薔薇を黙って受け取り、そのままリビングを出て行った。
リビングを出たガル子は洗面所に行き、棚の中を覗いた。
「確かここに…」
ガル子は背伸びをして棚の奥まで手を伸ばし、シンプルなガラス製の一輪挿しを取り出した。それから薔薇のラッピングを丁寧に解き、一輪挿しに長さを合わせて斜めにハサミを入れ、華奢な器に活けてやった。贈られた薔薇はまだ開ききってなく、もう暫くガル子の目を楽しませてくれそうだ。ガル子は薔薇の一輪挿しを手に取ると、急いで洗面所を出た。
ガル子が再びリビングに戻ると、リゾットはソファーのいつもの場所に座っていた。ガル子は一輪挿しを持ったままリゾットの横を通り過ぎて寝室に入り、薔薇をベッドサイドテーブルに飾った。リゾットはその様子を愛おしげに眺め、リビングに戻ってきたガル子に声を掛けた。
「ありふれたもので悪いな…。これぐらいでお前の機嫌が直せるとは思ってないが、昨日の埋め合わせなら必ず……」
「私は怒ってませんし、埋め合わせも要りません。リーダーが来ないなんて、よくあることだし…仕方ないことで……だから、来なかったことに関しては怒ってません。でも……」
「…でも、何だ?」
「でも、連絡が無かったことは怒ってます…」
「急な任務が入っ……」
「いつだって、連絡くれないじゃないですか!詳しく話して欲しいとか、長いメッセージが欲しいとか……そういうことじゃないんです」
ガル子の声が次第に震え始め、涙を溜めた瞳がリゾットを見ていた。
「任務の邪魔になるのは困るから、私から連絡は…だから、ワンコール鳴らすだけでいいんです。それで時間が無いのは伝わります。何よりも、リーダーが無事だって分かればいいんです……」
「ガル子…」
「リーダーみたいな人を、安否も分からず待つって……とても怖くて、苦しいんです…」
大粒の涙を溢して嗚咽するガル子。リゾットはそんなガル子を自分の側に引き寄せ、小さな子供をあやすように優しく抱きしめた。+14
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260. 匿名 2020/04/09(木) 06:59:00
>>244
リゾット書いてる者です。
今トピにざっと目を通したら、>>244の直後の私の投稿内容(表現)が被ってしまってました(ό௰ὸ)その辺の確認がしきれてなくて済みません…。+7
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261. 匿名 2020/04/09(木) 08:26:30
>>260
どちらも素敵なお話だし、私は気にしません。
リゾットや推しから薔薇をもらったら、すぐに舞い上がるわ\(^o^)/+6
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262. 匿名 2020/04/09(木) 11:13:53
>>261横
ご本人に謝られてるのでは?
+6
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263. 匿名 2020/04/09(木) 16:17:19
前のジョジョトピでフーゴのフィギュア落選で嘆いていた方がいらっしゃったので…キャンセル分を先着で発売するらしいです。私は入手出来ましたが、とってもカッコ良くてお勧めですよ!
トピずれごめんなさい。+12
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264. 匿名 2020/04/09(木) 17:21:02
>>263
隣のDio様も美しいですね(*´ェ`*)+9
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265. 匿名 2020/04/09(木) 19:04:18
>>263
ありがとうございますッ!
フーゴのフィギュア落選しちゃって落ち込んでました‼️
全然知らなかったので嬉しいです(^-^)
私もトピずれごめんなさい(>_<)
あまりにも嬉しかったので、お礼だけさせていただきました。
+9
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266. 匿名 2020/04/09(木) 21:58:59
>>255
>>256
>>258
コメントありがとうございます!語彙力がない上ツッコミどころ満載な設定なのに、こうして読んで頂けて本当に嬉しくて……。
もしよろしければなんですが、後日談というか結ばれた後の二人のお話を書いても大丈夫でしょうか?
+9
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267. 匿名 2020/04/09(木) 22:01:57
>>260
そんな、全然問題ないですよ!よくある言い回しですし、気になさる事はないと思います。
御丁寧にありがとうございます。
+9
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268. 匿名 2020/04/09(木) 22:53:51
>>267
優しいお言葉、ありがとうございます。
もう少しこまめにトピのチェックするようにしますね(。•́ωก̀。)+9
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269. 匿名 2020/04/09(木) 22:56:52
>>266
やったー!!楽しみにしています。超甘ーいのが見たいです!+8
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270. 匿名 2020/04/10(金) 02:25:07
>>254続きです
ガル子はジョルノの腕の中で小さく頷き、何かを決意したように話を始める彼の言葉に耳を傾けた。
「君は信頼している仲間であり、それ以上でもそれ以下でもない………そう思っていました、あの日までは」
「………うん」
「ですが……自分の気持ちに気が付いていなかっただけだと分かった。その日の夜にそう確信した瞬間君への想いが次から次へと溢れ、眠れぬ夜を過ごしました。同時に……何故あんな軽率に返事をしてしまったんだろうと自分を責め、強く後悔したんです」
そこまで話すと溜め息をつき、ガル子の髪にキスをして再び言葉を続ける。
「………その日からの僕は、いつ君に謝ろう?どうやって想いを伝えよう?そればかりが頭の中を埋めつくし何も手につかなかった。せっかくのチャンスも酒で無駄にした上、君が黙って僕の前から消えてしまった時……自分の愚かさを呪いました」
「ジョルノ………」
目の前から聞こえる胸の音の大きさに、彼がどれだけ緊張しているのかが伝わる。予想していなかった展開にガル子の胸も大きく高鳴り、不意にあの日の記憶が蘇った。
「………ジョルノ、急に呼び出したりしてごめんなさい」
「いえ………話とは?」
「あの、私………ジョルノの事が好き。ずっとジョルノの傍にいたい、一番近くでジョルノを支えていたい。だから……私を貴方の恋人にしてくれませんか……?」
「………話はそれだけですか?」
「え………?」
「すみません、君の気持ちには応えられない」
(ジョルノらしい断り方だったなぁ……)
「ガル子さん……?」
僅かな間ボーッとしていたらしく、怪訝そうに顔を覗き込まれる。
「あっ………ごめんなさい、ちょっと思い出しちゃって……」
「…………君が僕に告白をした日の事ですか?」
「うん………」
「その記憶が笑いながら語り合える思い出になるように……どうか今度は僕からの告白を聞いて下さい」
ガル子を抱き締めていた腕を離し、少しだけ後ろに下がったジョルノ。てんとう虫のブローチを外し、それにキスをするとガル子の前に跪き差し出した。
「君を心から愛しています。困難な任務も君のサポートと笑顔が……ガル子さんという存在があったからこそ耐えてこられた。二度とない時を、まだ見ぬこれからの日々を……君と共に歩いて行きたい。僕からの愛を受け取って貰えますか……?」
選択肢
①ジョルノに愛を伝え受け取る
②受け取れないと拒否する
ここでは①を選択、次は最終話になります。+14
-3
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271. 匿名 2020/04/10(金) 05:14:46
>>270
大好きなジョルノさんのお話、大切に拝見しました。
甘くて読んでいて幸せになれますね。
ジョルノさんの絵も素敵です。+12
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272. 匿名 2020/04/10(金) 09:04:45
>>259続き(もう少しだけお付き合いください)
☆サン・ヴァレンティーノ・8☆
ガル子はされるがまま、リゾットにその身を預けた。いつもと変わらぬリゾットの温かい胸。ガル子の心は苦しさと安心感が入り混じり、涙がとめどなく溢れ続ける。
「お前に甘えすぎていたな…。組織にいたのだから理解しているはず、と。俺の考えが及ばずに済まなかった。そこは改める」
リゾットは自身の至らなさを悔いながら、ガル子の髪を何度も撫でた。ガル子は無言で小さく頷き、リゾットの背中に両腕を回してギュッと抱きしめ返した。
①このまま仲直りする
②本音をこぼす
ここは②を選択。
「……本当は、寂しいです…」
心地良いリゾットの腕の中で、ガル子はポツリと呟いた。リゾットなりに自分を大切にしてくれていることぐらい、ガル子にだって分かっている。けれども以前のように我慢して、歪んだ関係にはしたくはなかった。
「約束してもダメになって…ナターレも会えなかった……。声が聞きたくても、リーダーからの連絡を待つしかないし…側にいて欲しい時に、いてもらえなくて…それから…それから…」
リゾットは言い返すでもなく、怒るでもなく、ただ黙ってガル子の言葉に耳を傾けている。途切れた言葉の続きを促すように、涙で濡れたガル子の頬をリゾットは自身の親指で拭った。
「リーダーは…私をどこにも連れて行ってくれない。たまにでいいから、2人でどこかに出掛けたいです。夜の海辺の散歩も好きですけど…けど…一緒に太陽の下を歩きたい…」
再びガル子は言葉を詰まらせた。ガル子は今頃になって、言い過ぎてしまったのではないかと怖くなってしまった。我に返ったガル子の心臓は鼓動を速め、呼吸まで乱れ始めた。そんなガル子に気付いたのか、リゾットが口を開いた。
「他に言いたいことはあるか?」
その口調は普段通りに穏やかだった。ガル子はそんなリゾットに驚いたが、ここまで言ったのなら後は同じだ…そう思い、腹を括って言葉を繋いだ。
「えっ…と…あと、1つだけ。あの、もう少しだけ、私に自分の話をしてください。今朝は何を食べたとか、そんなのでもいいですから…せめて2人きりの時は、普通の男の人でいて欲しいんです…」
ガル子は胸のうちを言い切ると、リゾットから身体を離した。2人は目を合わせたまま、暫く黙り込んだ。
「私のこと、怒ってますよね…ひどいワガママで、無理なことを言って」
「いや…怒っていない。怒る理由が無い」
「えっ……」
「俺がお前の立場なら、やはり同じことを思うだろう。お前が物分かりのいい女ではなくて、本当に良かった」
リゾットの最後の一言の意味が、この時のガル子には少しも理解が出来なかった。ただ、僅かに口元を緩めたリゾットはどこか嬉しそうに見えた。+16
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273. 匿名 2020/04/10(金) 10:29:12
>>272
ハァーン(・´д`・)
リゾットの優しさと切なさにキュンキュンですわ+10
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274. 匿名 2020/04/10(金) 14:04:22
>>272
曲者をまとめる凄腕の暗殺者なのに女の子には不器用なリゾット
好き…(*´ω`*)+11
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275. 匿名 2020/04/10(金) 19:45:51
投稿期限まであと1週間ですね。
すぐトピが立ちますように!
何回申請しても通らないんだよなぁ~+11
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276. 匿名 2020/04/10(金) 20:06:59
>>275
すぐ立つこともあれば1ヶ月くらい立たないこともあるし基準がわからないですね(・ω・`)
最近コロナやら何やらで気が滅入ることが多いけどジョジョトピが癒し+13
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277. 匿名 2020/04/10(金) 21:05:50
>>276
本当に癒される!
しつこく申請しても立たないと、運営が養豚場の豚をみるような目で却下しているのかと思ってしまいます。+10
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278. 匿名 2020/04/11(土) 02:18:58
>>275
でも今ジョジョトピ3つありますよね。なぜ一度にそんなに有るのか不思議
私もここが一番の楽しみです。投稿して下さる方、ありがとうございます!そして皆さまのコメントも楽しみにしています+8
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279. 匿名 2020/04/11(土) 02:32:48
>>271
ありがとうございます!ジョルノ推しの方からそのようなお言葉を頂けて、本当に本当に嬉しいです。
つい甘めなジョルノになりがちですが、好きな女性の前でだけはそんな風になってしまうのもいいな……と思ってます。+9
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280. 匿名 2020/04/11(土) 02:37:20
>>269
二人のもどかしい関係と甘さを意識しつつ、書いている途中です。本当にありがとうございます!+7
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281. 匿名 2020/04/11(土) 07:54:47
>>270 続きです
「私も……ジョルノを愛してます」
ゆっくりと両手を伸ばしたガル子は、ブローチごと包み込むようにジョルノの手を取った。そしてブローチにキスをすると自身の胸元に付け、柔らかい微笑みをジョルノに向ける。
「ガル子さん………!」
勢い良く立ち上がりもう一度ガル子を抱き締めるジョルノの顔は、無邪気に両想いを喜ぶはち切れんばかりの笑顔だった。
「ジョルノが私の事を……………夢みたい」
ガル子は自分の頬をつねり難しい顔をすると、何故かジョルノの前髪まで弄り始める。
「………では、夢ではないという事を証明します」
前髪を弄ぶ白く柔らかい手をそっと退かし、まずはその手のひらにキス。
眼差しで愛を語りながら顔を近付け、ガル子の唇に自身のそれを優しく押し当てた。
「フフ、僕も夢みたいだ…………」
唇を離したジョルノは目を細め、ガル子の髪を優しく梳かすように撫でる。
「………じゃあ、私からも証明を」
ジョルノの肩に手を置き、少し背伸びをするガル子。それに気付き身を屈めキスを待つ彼に、想いの全てを込めた深く長いキスを送った。
「ん……………」
吐息が漏れ、一瞬驚いたような反応をするジョルノの身体。絡めていた舌と唇を離したガル子は、再び愛の言葉を口にする。
「ジョルノ……愛してる」
「……………ど」
「ん……?」
「もう一度、今のキスを下さい」
その要求にガル子は恥じらいながらも頷き、もう一度深く唇を重ねる。
「もう一度………」
「あの、もう一度………」
「ガル子さん、もっと……」
ジョルノの[もう一度]はいつの間にか[もっと]に変わり、幾度唇を重ねても終わる気配が感じられない。
「もう、ジョルノ……………」
困ったような笑顔を浮かべるガル子に、まだ足りないと言いたげなジョルノだったが渋々顔を離した。
「分かりました。今はこれで我慢しておきます」
視線を外し少し不貞腐れたような表情と口調は年相応に幼く、今までの彼のイメージからはまるで想像がつかない。
(心を許したらこんな顔も見せてくれるんだ……)
ガル子がひっそり喜びを噛み締めていると突然ジョルノの携帯が鳴り、すぐに対応する彼。
ガル子の件で組織から連絡があったブチャラティからで、ジョルノに顛末を伝える為の電話だった。状況を簡単に説明したジョルノは電話を切り、さて……とガル子のボストンバッグを持ち上げる。
「………そろそろ皆の所に戻りましょうか。君が居なくなって、まるで葬式のような雰囲気でしたからね」
そう言ってガル子の手をしっかりと握り締めると、ジョルノは嬉しそうに走り出した。
「あっ……待って、ジョルノ!」
ジョルノに導かれるようにガル子も走り出し、二人は共に仲間の待つアジトを目指す。
「ねぇ、ガル子さん………!」
息を切らしながら振り向いたジョルノの笑顔はキラキラと眩しく、翡翠色の瞳は真っ直ぐにガル子を見つめていた。
「君を好きになって、本当に良かった……!」
最後までお読み頂き、本当にありがとうございました!心から感謝します。
+17
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282. 匿名 2020/04/11(土) 09:33:01
>>227 続きです。
毎晩続きを上げようと思いつつも、いつも修正途中に寝落ちしちまうため亀更新…(ノ_<)
任務を完了し帰還したイルーゾォ、ギアッチョ、ペッシの三人がアジトのリビングのドアを開けると、珍しくチームの面々が揃っている。
ガル子を家へ送り届けた後のメローネの姿もそこにあった。
そのメローネを見るなり、イルーゾォは食ってかかった。
「おいメローネ!!さっきは良くも騙してくれたな!!」
「なんだ、もう知っていたのか。あっあっ!でもな、騙したわけじゃあないぜ?ガル子が怪我をしたというのは嘘じゃあないしな。なぁ?ペッシ。」
「(オ、オレに振るなよぉ!!)う、うん、まぁ…。」
「おいメローネ…よく分からねえがペッシを巻き込むんじゃあねえ。」
プロシュートが静かにスタンドを出現させてメローネを睨む。
「兄貴ィ…!」
「おいおいプロシュート!物騒なものは仕舞ってくれ!」
プロシュートのスタンドを見て焦ったメローネは、イルーゾォへ向き直った。
「一応弁明させてもらおうか。なぁイルーゾォ、最近ガル子と全く会ってなかったろう?そればかりか連絡も疎かにしていたんじゃあないのか?」
メローネの質問に、イルーゾォは分かりやすく怪訝な顔をする。
「あ?お前何でそんなこと…」
「彼女を一目見ただけで分かったぜ。お前に気を遣っているのか、捻挫とは言え怪我をしても連絡しようとしない健気な彼女を見ていると、ディ・モールト興奮…じゃあない、可哀想に思ってしまってな。忙しいのは分かるが、空いた時間に連絡くらいしてやったらどうだ?言い方は悪いが、釣った魚に餌をやらないというのは感心しないぜ?あのガル子がオレの悪巧みを知ってて見逃したんだ、彼女、実は相当溜め込んでいたんじゃあないか?」
「『釣った魚に餌はやらない』ってよォ…。」
ギアッチョのスイッチが入ってしまったことを察して、隣にいたペッシは慌てて宥めようとしている。
「…うるせえ!余計なお世話だ!大体会ってねえって見ただけで分かるって何だよ!!」
イルーゾォは再びメローネに噛み付く。
「そりゃあ、表情もそうだが、肌の色艶なんかが良好じゃあなかったからな。ペッシもそう思っただろう?オレが思うにあれは女性ホルモンが…」
「ええっ、いやオレは特に…!」
「メローネ!ペッシを巻き込むなと何度も言わせるんじゃあねえ!!」
メローネに突然話を振られたペッシが慌てて否定すると、プロシュートはメローネに向かって怒鳴る。
「…お前!!それ以上オレの女へのセクハラ発言は許可しねえ!!」
イルーゾォは最早メローネに殴りかかりそうな剣幕だ。
「おいおいお前ら、しょうがねぇなぁ〜。イルーゾォ、ちょっと落ち着けや。メローネ、それガル子本人に言ってねえだろうなぁ?」
(キレ散らかしているギアッチョ含め)飛び交う怒声に、それまで黙ってやり取りを聞いていたホルマジオは呆れ返って言った。
「お前たち…そんなことよりまずは任務の報告をしろ…!プロシュートはいい加減スタンドを仕舞え…!」
リゾットの低く威圧感のある声がアジトのリビングに響き渡ったところで、漸く喧騒は鳴り止んだ。+14
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283. 匿名 2020/04/11(土) 09:33:31
>>281
朝から爽やかな気分になったよ!
ジョルノは本当に爽やかなヤツでした…!
承太郎さんに報告しておきます。+12
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284. 匿名 2020/04/11(土) 09:41:04
>>282
隣でキレてるギアッチョがツボる(笑)
リーダーとホルマジオは大変だなぁ😁
一番大変なのはペッシか!
変態メローネ最高です。+9
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285. 匿名 2020/04/11(土) 10:04:48
>>281
何度もキスをせがむジョルノがかわいすぎる!
読みごたえのある長文をありがとうございました
+12
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286. 匿名 2020/04/11(土) 10:09:49
>>282
他のメンバーも出て来て嬉しい!
ガル子を「俺の女」とはっきり言うイルーゾォも健気なガル子に興奮する変態メローネもいい!+13
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287. 匿名 2020/04/11(土) 12:59:30
コロナで気が滅入るけれども、もし一緒にお篭りするなら誰と居たい?+9
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288. 匿名 2020/04/11(土) 13:34:16
>>287
仗助とゲームしたい!+7
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289. 匿名 2020/04/11(土) 13:49:54
>>148 だいぶ間が空いてしまいましたが続きです。
一応このトピ内で終わり…たい…(´ー`)
(※再びガル子サイドに戻ります)
何とかホテルへ辿り着き財布と地図を手にしたガル子だったが、時間的にヴァポレットでの散策は諦め、サンマルコ広場沿いの老舗カフェのテラス席で一息ついていた。
日が落ちた始めたヴェネツィアの街は、昼間とはまた違った雰囲気を纏い始めている。
今回の一人旅は自分の意思で決めたことではあったが、カーニバルに参加するわけでもなく、賑やかなその様子を一人カフェから遠巻きにして眺めている自分に、ガル子は物寂しさを感じ始めていた。
それとともに思い出しかけた嫌な記憶に意識を引かれたガル子だったが、突然かけられた声に引き戻される。
「ねぇねぇ、君、観光客?」
顔を上げると、ニヤニヤしながらガル子を見下ろす二人組の男達がいた。
「一人なの?俺らと遊ばない?」
しまったナンパだ…と思った時には遅く、ガル子は男の一人に腕を掴まれてしまっていた。
もう一人の男の、舐め回すような視線がガル子に絡みつく。
「ちょ…やだ…離してください…!」
「可愛いねえ!そんなこと言わずによォ…」
男の腕を振りほどくことができずにいると、別の男の声がガル子の耳に入った。
「君たち、オレの連れに何か用か?」
カーニバルの衣装の一種なのか、風変わりなアイマスクをつけた男がナンパ男の腕を掴んで制止している。
「ああ?なんだよ、邪魔するんじゃあねえよ。この子は俺らと…」
「おやおや〜、オレらと一緒に遊んでくれるのか?それはディ・モールト楽しみだなぁ!君たちはさ、どの仕方が好みなんだい?」
彼は言いながら手持ちのノートパソコンを開き(ガル子からは見えていないが)舌舐めずりをしながら画面を男達に見せた。
「おい、コイツやべぇ…行こうぜ…!」
画面を見た男達は顔色を変え一目散に去って行った。+13
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290. 匿名 2020/04/11(土) 14:06:30
>>289
ナンパ野郎も逃げ出すメローネww
ガル子とメローネ再会待ってました!+9
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291. 匿名 2020/04/11(土) 14:28:56
>>284
コメントありがとうございます!
年長組(←あくまで私の予想です)とペッシは気苦労が絶えなそうです(。-∀-)
私の妄想の暗チは間違いなく仲良しクラブだ…w+11
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292. 匿名 2020/04/11(土) 14:30:41
>>286
コメントありがとうございます!
恋人キャラ含め、暗チみんなに気にかけてもらえるガル子…だいぶ私の願望がw
暗チのワチャワチャ妄想、楽しくてしょうがないです(о´∀`о)+10
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293. 匿名 2020/04/11(土) 14:38:57
>>288
あ~それ凄く楽しそう!+7
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294. 匿名 2020/04/11(土) 14:54:41
私も暗チとワチャワチャしたい!
一緒にお篭りする!+11
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295. 匿名 2020/04/11(土) 17:32:43
>>290
コメントありがとうございます!
悪い男避けにもなるメローネ(゚ω゚)w
どこまで変態度を出そうか(というか出せるか?w)試行錯誤しながら書いてますw+8
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296. 匿名 2020/04/11(土) 17:32:46
>>287
推しのスクアーロとボスについて語り合いたい+10
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297. 匿名 2020/04/11(土) 18:12:45
>>294
暗チとワチャワチャお籠りいいですね♡
護チもミスタやナランチャなんかが盛り上げてくれそうで楽しそう!
普段なら、お酒持ち寄ってサッカー観戦したりしてそうだけど、今やってないだろうしイタリア勢もどう過ごしているんだろうか( ˘ω˘ )+13
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298. 匿名 2020/04/11(土) 18:47:12
>>281
最高でした。
やっぱり幸せなハッピーエンドは良いですね。
ジョルノさんの絵も可愛いです。+10
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299. 匿名 2020/04/11(土) 18:50:53
>>287
1人だけならジョルノさんとお籠もりしたいです、チーム合同で持ち寄りパーティーとかも楽しそうかも。
色々な地域のイタリア料理とか、生ハムを持ち寄ったり、色々なドルチェとか食べてみたいです。+8
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300. 匿名 2020/04/11(土) 19:28:18
>>287
億泰くんとお家デートしたいです!猫草とお父さんとも仲良くしたい……♡+8
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301. 匿名 2020/04/11(土) 23:08:16
>>273
>>274
コメありがとうございます(о´∀`о)
情の深さと不器用さで我が身を削ってしまう感じのリゾットに、ガル子が応えられる女になるといいなぁ…と思ってます。+5
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302. 匿名 2020/04/12(日) 15:54:48
ホストクラブ・パッショーネに行きたい。
NO.1は誰かな?
指名するならブチャラティかプロシュート兄貴…。
迷うわ~。+10
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303. 匿名 2020/04/12(日) 16:49:21
>>302
ホストクラブ!!
5部のキャラって合いますよね。乙女ゲーム的にも良さそう。
指名は…う~ん迷って選べない!
私はハマりたての頃、バンドパロを妄想してました。
見た目だけでボス、アバッキオ、リゾット、メローネで脳内V系バンドを組ませてましたw+9
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304. 匿名 2020/04/12(日) 17:02:34
>>302
プロシュート兄貴とティッツァーノで迷う…
こんなホストクラブ通いつめるわw+8
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305. 匿名 2020/04/12(日) 17:56:33
>>302
甘く酔わせてくれるジョルノさんを指名したいです。
ティッツァーノさんも穏やかに会話してくれそうでいいですよね。
私は最初、ジョジョ5部のお話はバンドマンの話だと思っていました。
スタンド名が洋楽のバンド名だったりするから、アバッキオはベースとかしている人だと思っていました。+7
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306. 匿名 2020/04/12(日) 18:05:43
>>272続き(なかなか終わらない…)
☆サン・ヴァレンティーノ・9☆
「あの、それ…どういう意味ですか?」
『物分かりのいい女【ではなくて】本当に良かった』そんなリゾットの言葉に、ガル子は少し引っ掛かった。遠回しに「鈍い女」と言われているのか、それとも他に意味があるのか?ガル子は眉間にシワを寄せて、リゾットの様子を伺っている。
「意味…か…」
ガル子の不意を突いた質問に、リゾットは少しばかり困ってしまった。いつも不安げなガル子には、自分の言葉がネガティブに聞こえたのかもしれない。リゾットはそんなガル子に歯痒さを感じるが、そこがまた放っておけない部分でもある。
「俺の言い方が悪かった。つまり…俺がお前にとって【不満をぶつけられる相手】だと分かって安心した。まあ、そんなところだな。どんな時も文句一つ言わない、お前のその物分かりの良さが、俺は以前から気がかりだった」
まさかリゾットがそんなことまで気にかけているなんて、ガル子は夢にも思っていなかった。やはり自分は「鈍い女」だ。
「私、別に物分かりがいいわけじゃ……ただ、言っても仕方のないことだから…」
「それなら何故、俺に言おうと思った?」
「不満を溜め込んで、嫌いになりたくないから…リーダーのこと…。だから私に言いたいことがあったら、リーダーも言ってください」
リゾットは即座に首を横に振り、ガル子の手を優しく握った。ガル子はしばらく黙って考え事をした後、リゾットの手をギュッと握り返してぽつり、ぽつりと独り言のように話し始めた。
「私、今でも考えるんです…。もしネアポリスに来なかったら、私は今頃どうしてるかな?って。やっぱり今日も、アザだらけの身体で任務してるのかな…なんて」
そう言うと、ガル子は寂しそうに微笑んでみせた。そしてガル子は、複雑な表情を浮かべるリゾットの頬をそっと撫でた。
「あの、リーダーに1つだけ訊いてもいいですか?」
「なんだ?」
①何故、自分を助けたのか?
②自分のどこが好きなのか?
ここは①を選択。
「あの時…どうして【あの人】に会いに…私を助けたんですか?それで私がリーダーのものになるわけじゃないし、最悪、私に恨まれるかもしれないのに…」
「……俺は見返りが欲しくて、お前を助けたわけではない。お前が苦痛から解放されれば…お前が幸せになるなら、どう思われたとしても俺は満足だ」
「例えばですけど…助けてやったんだから、俺の女になれ!って言えば、手っ取り早……」
「俺がそういう卑怯な男だったとして…だ。お前は俺の横で笑ってくれるのか?」
「それは……」
きっと自分は笑わないだろう。ガル子は言葉に詰まり黙り込んだ。
「ガル子、あの薔薇をどう思う?」
リゾットはそう言って、ガル子が寝室に飾った薔薇の一輪挿しを指さした。
「どう、って…綺麗ですけど」
「お前が手元で見た時と、その美しさに差はあるか?」
「無いですよ。まるっきり同じ薔薇なんだから…」
「それと同じだ、ガル子。愛する者の幸せな姿を近くで見る、それはもちろん素晴らしいことだ。だがそれが叶わなくても…その姿を遠くからでも見るというのは、それと等しく素晴らしいことだ」
「そんなの…苦しくないですか?」
「そうだな…苦しい時もある。ただ、自分の隣にいることで、美しい花が枯れてしまうのなら…俺は離れることを選ぶ。大切なのは【愛する者が幸福でいる】ことだ。違うか?」
リゾットは諭すような穏やかな目で、ガル子を真っ直ぐに見つめた。+13
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307. 匿名 2020/04/12(日) 18:39:16
>>283
まさかの康一くん!ありがとうございます!承太郎さんへの報告はどのように……w
>>285
初めての深いキスに病みつきになるジョルノを書いてみたかったので……ありがとうございます!
>>298
ありがとうございます!やっぱり幸せな二人を書くのが楽しいです。+8
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308. 匿名 2020/04/12(日) 18:56:55
>>281 その後
ガル子とジョルノが恋人の間柄になってから1ヶ月程経った頃のお話です。
「ミスタ!どうしていつも後先考えず突っ込んで行くんですか!!」
「だ〜か〜らよォ!悪かったって言ってんじゃあねーか!!」
任務から戻ったジョルノとミスタの口論が続いており、見かねたガル子は二人を宥めようと声をかけた。
「あの………少し落ち着いて、こうして無事に二人共戻って来られたんだし」
「ガル子〜、お前からもジョルノに言ってやってくれよ……最近こいつ煩くてかなわねぇ」
ミスタはガル子の後ろにサッと隠れると、べーっと舌を出す。
「ガル子さん、これは僕とミスタの問題です。君は何も分かっていないのだから、余計な口出しをしないでもらいたい」
確かに最近のジョルノは任務絡みでピリピリしている事が多いと感じていたガル子。少し棘のある彼の言葉にたじろぎながらも、このままでは皆との関係が悪くなってしまうと心配し意見を口にした。
「確かに私には分からない事があるけど、最近のジョルノは少し皆に突っかかり過ぎだと思う。この間だって………」
「今までの僕とは違うんだ……頼むからガル子さんは黙ってて下さい!!」
言葉の途中ジョルノの怒号と壁を殴る音に遮られ、ガル子は何も言えなくなってしまった。
「ジョルノ……………」
「取り乱してすみません、部屋に戻ります」
「あっ、あの……待って!」
引き止めようとジョルノの手を掴むが虚しく振り払われ、そのまま見送ってしまったガル子。
「おいおい、ジョルノはどうしちまったんだ?」
ミスタは顰め面で腕を組み、宙を睨みながら考え込む。
「ジョルノ、最近少しナーバスになってるみたいで……」
「お前とくっ付いてハッピーな時期なんじゃあねーのか?…………ま、あいつなりに考えてる事があるんだろうな。ガル子、しっかり見ててやれよ」
ガル子の肩をポンと叩きおどけた投げキッスをすると、ミスタも自室へと戻って行った。
選択肢
①とりあえず今日のところは自分の部屋へ戻り休む
②ジョルノの様子が心配なので部屋に様子を見に行く
ここでは②を選択します。
「やっぱりちゃんと話を聞いておきたいし、ジョルノの部屋に行こう……あっ、そうだ!」
ガル子は徐にキッチンへ向かうと冷蔵庫を開け、中身を確認する。
「よかった、卵も牛乳もある!あ、バニラエッセンス………もある!最近私も忙しくて作ってなかったし……」
いつもジョルノが可愛いと褒めてくれるエプロンを身に付けたガル子は、早速プリンを作り始めた。
「………ジョルノ、喜んでくれるかな」
続きます+8
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309. 匿名 2020/04/12(日) 19:32:38
>>306
リゾットの愛が深くて胸がいっぱいになります
ガル子がリゾットに会えて良かった…+12
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310. 匿名 2020/04/12(日) 21:50:31
>>306
リゾットのセリフがあの声で再生される~!+9
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311. 匿名 2020/04/12(日) 21:54:52
>>308
ラブラブになってるかとおもいきや…あれれ?
どうしたのジョルノ
続きが気になります!+8
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312. 匿名 2020/04/12(日) 21:58:34
>>302
ボスは上客しか会えないNO.1なのか、それともオーナーなのか
その座を狙う新人ジョルノ
あ、私はスクアーロを指名します+11
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313. 匿名 2020/04/12(日) 22:12:55
>>302
何それ楽園ですかッ!?
No.1にはなれなそうだけど、上から目線の接客が一部のマニアに受けそうなイルーゾォ君を指名したいです(๑˃̵ᴗ˂̵)σ+8
-3
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314. 匿名 2020/04/12(日) 23:54:32
>>313
横
指名したら歌ってくれますか?(・∀・)+5
-0
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315. 匿名 2020/04/13(月) 00:43:20
>>314
煽てまくって気を良くすると「こォれしきィィイイのオオことォォオオオ♫」と歌いながら一気飲みしてくれるかもしれませんね(。-∀-)w+8
-3
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316. 匿名 2020/04/13(月) 01:10:25
>>289 続きです。
「邪魔者退散だな!さてと…」
「あっ…助かりました…ありがとう…。」
「ん〜?礼を言われるようなことは何もしてないぜ…それよりも…だ。」
立ち去る男達を見届け、アイマスクの男はガル子の方へ向き直る。
「君、健康状態は……ん?君はさっきの…」
「さっき?」
「…いいや、何でもない。ああ、この席空いているか?」
見渡すと、カーニバル最中だからだろうか今日は特に混雑しているようで、他の席はほぼ埋まっている。
「ええ…どうぞ。」
「グラッツェ!」
彼はガル子の向かいの席に腰を下ろしノートパソコンを開き、何やらブツブツ独り言を言いながら一心に打ち込み始めた。
ガル子はカフェに口をつけながら、何気なくその様子を眺めていた。
アイマスクをしていても分かるほど整った顔立ちをしていて、綺麗な緑色の瞳がガル子の目を惹く。
暫くして打ち終えたのか、彼は顔を上げた。
「意外に積極的だな。その熱視線、ディ・モールト興奮するぜ!」
「あ…!違うの!じろじろ見てしまってごめんなさい。あの…貴方のアイマスク、珍しいね。片目だけ開いてるのね。そういうのも、この辺に売っているの?」
「あっあっ、よく聞いてくれた!このアイマスクは仮装じゃあなくて趣味で着けているんだ!片目しか空いてないというのが、スゴクエロティックだろう?あのな、これは素材にもこだわってるんだぜ…」
ガル子の質問に、彼はスイッチが入ったように熱弁し始める。
「(しまった…ちょっと変わった人かも…。)へえ…仮装じゃあないのね。でも今日のカーニバルにぴったりね。」
「そうだろう?オレのこの格好が浮かないのはここくらいかもしれないな。普段は存在自体がセクハラだとか、歩く18禁だとか散々好き勝手言われるんだ。ベリッシモ失礼だよなぁ。あっあっ、君は分かってくれるか!?この良さを!!因みにこの服の模様は×××…」
「(ちょっと…じゃあなくてかなり変わった人だったかも…)」
セクハラと思えなくもないような言葉を連発しながら熱く語る彼に、明らかに周囲の人々は引いているが、ガル子は不思議とそこまで嫌な気分にはならず、苦笑いしながらも相槌を打つ。
一通り話し終え満足したのか、サラリと髪を揺らし、彼はガル子の顔を覗き込んだ。
「それで、君は観光客か?見たところ連れはいないようだが、一人旅か?」
「え?あ…ええ。貴方は?」
「いや、オレは仕事で来ている。」
「そう…この時期に仕事で来る人もいるのね。」
ガル子はカーニバルの人の群れをぼんやり見ながら話すガル子であったが、その顔に浮かぶ暗い表情を彼は見過ごさなかったようだ。
「どうした?浮かない顔だな。折角のカーニバルの夜だがあまり楽しんでいるようには見えないな。」
「…そんなことないよ。前からずっと来てみたかったし…見てるだけでも楽しいよ。」
午後6時を告げる鐘楼の鐘の音が鳴り響き、ガル子はハッと顔を上げた。
「ああ、こんな時間。そろそろホテルに戻ろうかな…。」
立ち上がろうとしたガル子の腕を、彼は突然ぎゅっと掴んだ。
「よし!一緒に来てくれ!」
「…え!?」
選択肢
①さわらないでッ!わ、私の腕にッ!人を呼ぶわよっ!!とビンタ
②彼について行ってみる
→選択肢が二つ出るも、プレイヤーが選ぶ前に勝手に②が選択されてしまいます
「こっちだ!」
戸惑うガル子の返事を聞く前に、さっさと会計を済ませ、彼はガル子の手を引き、サンマルコ広場中央へ向かって歩き出していた。+13
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317. 匿名 2020/04/13(月) 04:28:11
>>316
メローネの台詞が彼らしくて笑うw+8
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318. 匿名 2020/04/13(月) 06:38:01
>>316
メローネさんの「あっあっ」が好きです。+9
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319. 匿名 2020/04/13(月) 07:56:29
>>316
①を選んだら…ヒイィ~((( ;゚Д゚)))
と思ったら強制的に②w
選択肢すら無視するメローネさすがです!+8
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320. 匿名 2020/04/13(月) 12:26:26
>>317
コメントありがとうございます!
毎回台詞まわしになかなか苦戦するので、メローネらしいと言っていただけてとても嬉しいです(´∀`)+6
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321. 匿名 2020/04/13(月) 12:28:39
>>318
コメントありがとうございます!
メローネの「あっあっ」がなんか可愛くて好きでつい使っちゃいますwよくよく読み返したら二回言わせてましたね(。-∀-)+5
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322. 匿名 2020/04/13(月) 12:32:00
>>319
コメントありがとうございます!
あのメローネだから、ガル子の意思関係なく突っ走りそうじゃあない?とか思ってしまってw
①の選択肢、選べればアニータENDかもですね((((;゚Д゚))w+5
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323. 匿名 2020/04/13(月) 14:19:04
>>311
読んで頂きありがとうございます!
続きが楽しみだと仰って頂けるのは本当に励みになります。+6
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324. 匿名 2020/04/13(月) 14:54:13
>>308 続きです
「ジョルノ………私だけど、ちょっといい?」
部屋のドアをノックし声をかけるものの、数分待っても返事が無い。少し悩みもう一度ノックしようと手を伸ばした時、ガル子は自分がエプロンを着けたままだと気付いた。
「あっ!やだ、もう………ジョルノは疲れて寝ちゃってるかもしれないし、また明日出直した方がいいかな……」
「…………ガル子さん?」
突然背後から聞こえた声に驚き持っていたトレイを落としそうになるが、ギリギリ持ち堪えたガル子はフゥーッと安堵の溜息を零して振り返る。
「ジョルノ………シャワー浴びてたんだ」
濡れ髪にバスローブ姿のジョルノは先程までとは違い落ち着いた様子で、ガル子は一先ず胸を撫で下ろした。
「えぇ、サッパリしました。ん?ガル子さん、持っているそれは…………」
「久しぶりにプリンを作ったの。ジョルノと一緒に食べようと思って!」
どうやってそんな所に付いたのか、カラメルソースを頬に付けたガル子は嬉しそうに笑う。
「君って人は、本当に…………」
ジョルノは目を細め呟き、ガル子の頬に付いたそれをペロリと舐め取った。
「ん……ベネ。ガル子さん、部屋の中へどうぞ。僕も君と話がしたいと思ってたんだ」
「……………………」
「ガル子さん……大丈夫ですか?」
「!……………うん、大丈夫」
もう数え切れない程のキスをしているが「それ以上」はまだの二人。頬を舐めるという小悪魔的なジョルノの行為は、ガル子の心と身体を甘く刺激する。
部屋に入りソファに座った二人は、顔を見合せ微笑むと早速プリンを食べ始めた。
「………うん、やはりガル子さんの作ったプリンは最高に美味しいです!」
「本当?………よかった」
「それに……君の可愛らしいエプロン姿、とても癒されます」
「フフッ、ありがとう!私………早くジョルノにプリンを食べて欲しくて、慌ててたみたい」
「…………愛しています、僕の大切な人」
照れ笑いするガル子を突然抱き締めたジョルノ。耳たぶを甘噛みし、弄ぶようにキスをしながら謝罪の言葉を口にした。
「先程は本当にすみませんでした。君をあんな風に怒鳴ったりして………」
「そんな……!余計な口を挟んだ私が悪かったの。本当にごめんなさい」
いつの間にか耳を愛撫するように舌を這わせていたジョルノの唇が、少しずつ下がっていく。柔らかな感触と首筋にかかる吐息が身体を火照らせ、ガル子はあらぬ方向に意識が向いてしまう。
「………違う、悪いのは完全に僕だ」
首筋に唇を落としていたジョルノはその言葉と共に動きを止め、身体を微かに震わせながらガル子の胸に顔を埋めた。
「ジョルノ………?」
「君という存在が、出来てしまったから」
「…………………………」
「自分よりも大切で、守らなければならない愛する君……だから僕は必ず君の元に生きて帰ると心に誓った。今までだって勿論、組織や仲間を守る……その意識は強くありました」
ジョルノは縋るようにガル子の胸へ顔を擦り付け、涙声で言葉を続ける。
「どうしようもなく怖いんです……僕にもしもの事があったら、ガル子さんはどうなる?任務の最中そんな考えが頭をよぎり、つい皆に八つ当たりのような言動をしてしまう。そんな自分に嫌気がさして………」
ジョルノの思いもよらない告白にガル子は………
選択肢
①「ジョルノ……ありがとう」とキスをする
②「ジョルノ……」何も言えず髪を撫でる
ここでは①を選択して続きます。+15
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325. 匿名 2020/04/13(月) 15:46:36
>>324
ジョルノさんの色違いの衣装と背景の薔薇が素敵です。
どうなる事かと思いましたら、やっぱりジョルノさんは素敵でした。
続きが読めて嬉しいです。+9
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326. 匿名 2020/04/13(月) 16:36:23
>>324
濡髪のジョルノ///
画像も凝ってステキです(*‘ω‘ *)+10
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327. 匿名 2020/04/14(火) 04:34:51
>>309
コメありがとうございます(๑°ㅁ°๑)
リゾットって「愛や情が深過ぎるが故に不幸になってしまう人」ってタイプだと思うので、それが報われるといいなぁ…と思って書いてます。
>>310
あの声で再生されたと言われて、とても嬉しいです!アニメ化のお陰で、書く時も読む時も動きや声のイメージ付けやすくなりましたよね(*´꒳`*)+9
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328. 匿名 2020/04/14(火) 10:10:43
5部アニメで声優さんにも興味持ったから少し調べてみたよ
主人公チームやボスや暗殺チームはもちろん、他のキャラも別のアニメだと主役級の人たちが声やってるんだね
つくづくジョジョってすごいと思った
ぜひこの声で乙女ゲームを…m(__)m+8
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329. 匿名 2020/04/14(火) 20:45:28
>>326
>>325
コメントありがとうございます!ジョルノとガル子のこれからの関係で書いていいのか止めておいた方がいいのか分からない場面があり、なかなかストーリーを進める事が出来ないチキンな私……。
画像は色々と弄るのが好きなので、そのように仰って頂けると嬉しいです!
+7
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330. 匿名 2020/04/15(水) 07:47:11
>>324 続きです
「ジョルノ………ありがとう」
「ガル子さん、僕は………」
顔を上げたジョルノの唇を自身のそれで塞ぎ、言葉の続きを言わせないガル子。いつもより長く続く濃厚なキスにジョルノの呼吸は少しだけ乱れたが、その表情は不思議と穏やかに変化していく。
「君のキスは、魔法みたいだ………」
唇を解放されたジョルノは気恥しそうな笑顔で呟き、甘えるようにガル子の肩に顎を乗せた。
「ねぇ、ジョルノ……私をそんなに大切に想ってくれているなんて、本当に嬉しい。でもそれが原因で貴方をこんな風に悩ませてるなら……私はすごく苦しいの」
切なげな声でそう話し始めたガル子。不安な気持ちと愛する気持ちが入り混じる中、ジョルノはその言葉に耳を傾ける。
「一人で全てを抱え込まないで、自分だけで解決しようとしないで。もっと私や皆を頼って欲しい……皆、ジョルノの事を心配してる」
「皆が、僕の事を………?」
「もちろん!仲間でしょ。それにね……悪い結果ばかりを考えていたら、いつか身動きが取れなくなる日が来ると思う。いつだって最善の行動を取ってきた貴方なんだから……いつも通りのジョルノでいてほしい」
いつの間にか涙を流していたガル子は最後に一言付け加え、泣きながら笑った。
「覚悟は、出来てるから」
ガル子の言葉と涙にジョルノは自身の思慮の浅い言動を痛感し、同時に彼女の強さを思い知る。それは彼の心に黄金色の光を射し、暗く広がっていた雲を容易く蹴散らした。
「ガル子さん、ありがとう。僕が未熟でした……」
ジョルノの眩しい笑顔に安心したガル子はテーブルの上を片付けながら、流してしまった涙を拭う。
「ジョルノの力になれたなら、本当に良かった。今日は疲れてるでしょ?ゆっくり休んでね」
「あの……もう一つだけ、いいですか?」
ジョルノはガル子の手をトレイから離し、その手をバスローブがはだけた自身の胸にそっと押し当てた。
「ジョルノ…………?」
少し前から抱いていた、こらえきれぬ想い。ガル子との関係を前進させたいジョルノは、それを伝えようと行動に出る。
「今なら……素顔の僕を君に見せられるような気がします。ありのままの姿を、ガル子さんに受け止めて欲しい」
「…………うん」
それとなく分かっていたガル子は、ジョルノの言葉に静かに頷いた。
「君を見つめるだけで、言葉を交わすだけで、肩を抱くだけで……僕の心はある欲求に支配されるようになりました」
そう話し心を落ち着けるようにひと呼吸おいたジョルノは、ゆっくりと言葉を続ける。
「ガル子さんを抱きたい、ガル子さんの全てが欲しい、ガル子さんと一つになりたい……しかし僕にはこれらを言葉にして君に伝える勇気が無かったんです」
「どうして?」
ガル子のストレートな問いに、ジョルノは数秒の間を置き苦笑いで答えた。
「もしも君に拒否されてしまったら……その恐怖に勝てませんでした」
弱気な笑顔に心を鷲掴みされ、言葉を失っているガル子。その耳に伝わるジョルノの甘い囁きは彼女の理性を徐々に溶かしていく。
「でも、今なら言えます。ガル子さん……今夜、君の全てを僕にくれませんか……?」
ソファにガル子を優しく押し倒したジョルノは、答えを催促するような視線を送り続けた。
選択肢
①首を横に振り視線を逸らす
②ジョルノの視線を受け止め頷く
ここでは②を選択して、続きます。+12
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331. 匿名 2020/04/15(水) 11:12:07
>>330
ジョルノさんのひとつひとつの台詞がロマンチックで素敵です。
敬語のキャラクターが好きなので、ジョルノさんのお話は読んでいて幸せな気持ちになります。+10
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332. 匿名 2020/04/15(水) 23:27:55
>>306続き
☆サン・ヴァレンティーノ・10☆
「どうしてそんなに…自分を犠牲にするんですか…!言ってることは正しいかもしれないけど…もう少し、自分のことも…」
「何度も言うが…お前が幸せならば、俺は満足だ。自分を犠牲にしていると思ったことなど、一度たりとも無い。自分が【犠牲】になっただのと嘆くのは、相手からの見返りを何か一つでも期待しているからだ」
「でも……」
ガル子は口を開きかけたが、瞬く間にその表情を曇らせた。リゾットに求めてばかりで、何も返せないでいる自分。ガレリアを1人で歩きながら、昨日はそんな自分を戒めたはずだ。ガル子は口をつぐみ、自分の愛のカタチを模索した。
リゾットが組織に入るまでの過去を、ガル子は今も全く知らない。リゾット自身が話してくれるまで、こちらから聞こうとも思っていない。ただ、ガル子には分かる。ちっぽけでくだらない理由で身を堕とした自分とは、リゾットが全く違うという存在だということだけは。
リゾットは【与える人】…哀しいほどに【与え過ぎる人】なのだ。大切な者の為なら、その身を削ることも厭わない。ひどく不器用な男だ。もし、もっと器用だったなら生まれ故郷のシチリアで、今頃は温かい家庭を築いていたかもしれない。彼自身、今の自分をどう思っているのだろう?やはりガル子には、リゾットの本心が見えなかった。
①リゾットに口づける
②リゾットに抱きつく
ここは①を選択。
ガル子はリゾットの唇に軽く口づけをした。リゾットの反応を確かめるようにチラリと見上げ、ガル子は再び唇を重ねた。驚いた様子のリゾットを慈しむように、ガル子は何度も何度もその唇を啄んだ。
「お前からとは、珍しいな…」
「ダメ…でしたか?」
リゾットは答える代りに、もう一度ガル子と唇を重ねようとした。が、ガル子はそれをさらりとかわして言葉を続けた。
「リーダーみたいな愛し方、私には出来そうにありません。愛しているからこそ、私は近くに…隣に居たいし、居て欲しい。それは【見返り】とかそんなことじゃなくて、自然なことだと思うんです」
「ガル子…」
「花を眺めるだけなら、遠くからでもいいですけど…それを綺麗に長く咲かせるには、誰かがちゃんと近くで見て、手入れしないとダメなんです。葉が萎れていたり、虫がついていたり…近くに居なければ気付けないでしょう?……私はそう思うんです」
2人は無言のまま、ただただ見つめあった。
「リーダーも私も茎や葉っぱがボロボロで…お互いにしっかり手入れしてあげないと枯れちゃいます。それに私、ハコベみたいな小さい花しか咲かせられないから…近くで見てくれないと、咲いてても分からないですよ」
ガル子はそう言ってニッコリと微笑み、両手でリゾットの頬を包みながら再び口づけをした。+12
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333. 匿名 2020/04/16(木) 01:21:45
>>282 続きです。
家に帰宅したガル子は、落ち着かない様子で携帯電話を握りしめていた。
メローネには、イルーゾォからの連絡を待てばいい、もし何か聞かれても素知らぬふりをすればいいと言われている…が、ガル子の携帯電話の電源は今もOFFのままだ。
「本当、私何してるんだろう…。こんなに罪悪感を感じるくらいなら、あの時やっぱり電話して、本当のことを言えば良かったな…。」
しかしメローネから事故に遭ったことが彼に伝わっている以上、このまま何も連絡もしないわけにはいかないと、ガル子は携帯電話の電源を入れた。
ガル子は一度大きく深呼吸をして気持ちを落ち着けてから、イルーゾォの携帯電話に電話をかける。
彼は今日は一日任務ですぐに電話には出れない筈なのだが、予想外に早く電話に出たので、一度落ち着けたはずのガル子の心はまた動転する。
「あっ……イルーゾォ!ごめんね、今日はまだ任務中…だよね?…あのっ………」
『…ガル子か!?メローネから聞いたが、お前事故に遭ったというのは本当か!?今どこに…病院か!?どこの病院だ!?電話をかけてくるということは、話はできるし動けるんだな!?医者の診断は!?』
電話に出たイルーゾォから質問責めにあったガル子は、彼がメローネの目論見どおり自分を心配していたことを察し、さらに後ろめたさでいっぱいになってしまう。
「あ………あのね、事故って言っても、あの…自転車とぶつかっただけなの。だから怪我って言っても軽い捻挫だけ……。」
『………捻挫?だがメローネは…電話もできない深刻な状況だと…』
選択肢
メローネがイルーゾォを騙していたことを
①知っていたと正直に話す
②知らなかったふりをする
→②を選択
「…メローネさん、そんな風に言ってたの?」
『そりゃあもう…てっきり命に関わるような大事故かとよォ…本当に捻挫だけなのか…?』
「…うん…。」
『…なんだよ…メローネにまんまとしてやられたぜ…。お前の携帯は電源入ってねえ上に、直接病院に行こうにもどこの病院か分からねえ。事情知ってるメローネは別の任務に出ちまって電話も出ねえし…。』
「…そうなんだ…ごめんね…心配かけて…私、メローネさんがそんな風に言っていたなんて知らなくて…。電話は…病院で切ってから、ずっと電源を入れるの忘れてたの…!」
本当のことを言うべきと分かってはいる筈なのに咄嗟に吐いてしまった嘘に、ガル子は自分自身で驚く。
「(私…嘘を…でもイルーゾォは私がメローネさんと一緒に居たことまではやっぱり知らないみたいだし…このまま…。)」
『…そうか…なら仕方ねえよな。ひとまずは、捻挫だけで済んで…お前が無事で良かった。』
「………うん………。」
ガル子は結局本当のことは言えず、口籠ってしまう。
「だが…お前…」
ここに居るはずのない彼の声が、電話口からではなくガル子のすぐ真後ろから聞こえ、ガル子はビクリと肩を震わせた。
「そんな嘘つくためにわざわざ電話してきたのか?」
ガル子が恐る恐る振り向くと、怪訝な顔をして携帯電話を握りしめたイルーゾォがそこに立っていた。+9
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334. 匿名 2020/04/16(木) 03:55:13
>>316 続きです。
彼に半ば強引に手を引かれ広場の中央へ行くと、そこでは音楽が流れ、集まった仮装の人々が思い思いにダンスに興じていた。
「…ダンスパーティー?」
「そうだ!招待制のような本格的なものではないが。スゴク盛り上がっているな!さあ、オレたちも…」
「えっ!?踊るの!?……私が……?」
「折角カーニバルに来たんだ、楽しまなくちゃあ勿体ないじゃあないか!」
「…でも私、ダンスは…。それに仮装もしてないし…。」
ガル子は周りの参加者と自分を見比べる。
「ん〜?…ああそうだ、少し待っていてくれ!」
「えっ、ちょっ…!」
彼はそう言って広場傍の出店へと駆けて行った。
「待たせたな。これでどうだ?出店で手に入る簡単なものではあるが、十分『らしく』なるだろう?」
「え…これ…」
彼がガル子に手渡したのは、キラキラとした細工が施されたラベンダー色のコロンビーナであった。
「わざわざ買ってきたの…?あっ、お金は…!」
ガル子は慌てて財布を出そうとするが彼はそれを制止し、戸惑うガル子の顔にコロンビーナを器用に着けた。
「良しッ!ベリッシモ似合っている!あのな、これはオレが君に着けてほしくて買ったんだ、気にするな。それよりも…オレが選んだものが君の顔に…スゴクいいッ!!」
「………ありがとう。」
ガル子は仮面の下の顔が赤くなっていくのを感じる。
「でも私、本当にダンスなんて踊ったことないよ…。」
「それはオレも同じだ!だが踊り方や上手い下手なんかよりも、何かを始める時に最も重要なのは楽しむことじゃあないか?それに…」
彼は仮面を着けたガル子の顔にそっと触れる。
「これを着けた君は、いつもの君じゃあない。今夜だけ別人になったつもりで楽しむってのも悪くないだろう?」
彼の手が触れた頰が熱い。
「オレと踊ってくれるか?シニョリーナ。」
そっとガル子の手を取り、今までになく真剣な瞳でガル子を誘う彼に、ますます頰を紅潮させながら小さく応えた。
「… sì.」
「そうこなくてはな!!」
嬉しそうに笑うと、彼はぐいっとガル子を抱き寄せた。
至近距離で目が合ってしまい、彼に聞こえてしまうのではないかと思ってしまうほど、ガル子の胸は高鳴っていた。
「(私今…どんな顔してるんだろう…仮面をしていて良かった…。)」
音楽に合わせ、彼と一緒に見様見真似でステップを踏む。
ダンスの経験がないと言う割に上手くエスコートする彼に合わせて夢中にステップを踏み踊っていると、彼の言うように、今日の自分は別人でまるで違う世界にいるような錯覚すら覚えてしまう。
「ディ・モールトいいぞ!その調子だ!」
気づけば、踊り始めるまでの葛藤など忘れてしまうほど、ガル子は彼とのダンスに夢中になっていた。
ダンスの最中時折かち合う綺麗な翡翠色の瞳に、ガル子は完全に心を奪われてしまっていた。+11
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335. 匿名 2020/04/16(木) 05:58:20
>>332
リーダーの犠牲の定義が深い…!
すごく素敵だ!+8
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336. 匿名 2020/04/16(木) 07:28:11
本当に。
こんなお話が書ける>>332様もきっと深みのある素敵な方なんだろうなと思いました( ´∀`)
続きもたのしみにしています!
ところで、今日4月16日はジョルノのお誕生日と聞いたのですが…合ってます?+8
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337. 匿名 2020/04/16(木) 07:42:35
>>333
ヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!
どうなるの?!+7
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338. 匿名 2020/04/16(木) 07:44:39
>>334
メローネはテンション高くて良いなぁ!
楽しい人だよね~(о´∀`о)+6
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339. 匿名 2020/04/16(木) 09:50:37
>>336
本当だ!
ジョルノお誕生日だ!(゜▽゜*)+7
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340. 匿名 2020/04/16(木) 09:56:18
プロシュート兄貴の影響でタレ目のイケメンキャラが好きになり、アバッキオやリゾットみたいな長身にロングコートに萌え、苦手だったロン毛の男キャラもかっこいいと思うようになった
ジョジョが私の好みに影響しまくっている
でも漫画やアニメだけじゃなくてジョジョトピの影響もあると思うw+9
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341. 匿名 2020/04/16(木) 16:39:40
>>334 続きです。
「ふふっ、それでその同僚さん、『ベニスの商人』に怒ってるのね!」
「そうなんだ!ベリッシモ可笑しいだろう?」
ホテルへの帰り道、二人は他愛ない会話をしながらゆっくり歩いていた。
もうじきホテルに着くというところで、ガル子はふと彼に話を切り出した。
「今日初めて会ったばかりだけど…貴方と話してると本当に楽しい。ねえ、私のつまらない話を聞いてくれるかな?」
「君の話?つまらなくなんてないさ!君のアレやコレやを聞けるなんて…ベリッシモゾクゾク…いやワクワクする!!」
すっかり彼のテンションに慣れたガル子は、ふふっと笑いながら話し始めた。
「私ね、実はここへは婚約者と来る予定だったの。彼と一緒にこのカーニバルに参加するのを、ずっと楽しみにしてて。でも結局、彼の浮気で婚約は破談…それが一カ月前の話。私、悔しくてヤケになって、このヴェネツィア滞在はキャンセルせずに、一人でも行ってやる!って。でも実際に来てみて、楽しそうな人達を一人で遠目に見てたら正直、ああ来なきゃよかったかな、なんて思ってたこともあったの。でも…。」
「でも?」
「来て良かった!ディ・モールト!!楽しかった!!貴方、最初は可笑しな人かと思ったけど…誘ってくれて、こんな気持ちにさせてくれてありがとう。」
「ん?なんだ君…オレのこと可笑しい奴だと思っていたのか?」
「あっ、ああごめんなさい、つい…!」
「いやいいんだ!むしろ最高にいいッ!君にそんな視線を向けられていたのかと思うと、ディ・モールト興奮する!!」
「………やっぱり可笑しな人!!」
ガル子が思わず吹き出すと、彼は悪戯っぽく笑った。
「ここまで送ってくれてありがとう。今日は本当に楽しかった…。あのっ………!」
ホテルに着いた頃には、このまま彼と別れたくないという思い…自分は彼に恋をしたのだとガル子は気づいてしまっていた。
ガル子はせめて彼の名前や連絡先を…
選択肢
①聞く
②聞かない
→②を選択
知りたいと思ったが、仮面で顔を隠したカーニバルの今夜、それを尋ねてしまうのはタブーに思えてしまって、口を噤んだ。
「…ううん…何でもない…。…あの…また…会えるかな…?」
「ん〜?どうだろうなぁ?」
「………。」
「そんな顔をするんじゃあない。縁があれば、またきっとどこかで会える。」
「…そうだね…じゃあ…。」
「ああ、またな。オレもディ・モールト!楽しかった!」
彼は振り返り、夜の街の喧騒の中へと去って行った。
ガル子はその後ろ姿が見えなくなるまで目で追い続けた。+10
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342. 匿名 2020/04/16(木) 18:23:14
>>337
コメントありがとうございます!
ガル子は鏡があるところでは気が抜けなそうです(°_°)
なんかこの話想定外に長くなってしまって反省…終わるのかな…+8
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343. 匿名 2020/04/16(木) 20:20:27
>>331
いつもコメントを頂き、本当にありがとうございます!明日までにラストのお話の手直しが終わるよう頑張っています。+6
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344. 匿名 2020/04/16(木) 20:41:15
>>341
ディモールト良いッ!
次の展開に興奮するぞ!+5
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345. 匿名 2020/04/16(木) 20:43:26
どのお話もとーっても魅力的だねミスタァ~!
このまましばらくお預けなんて耐えられねーぜ!+6
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346. 匿名 2020/04/16(木) 20:46:18
明日の夜には書き込みできなくなってしまうッ!
どうして明日までなのよォオオ~!+7
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347. 匿名 2020/04/16(木) 21:14:48
>>330 続きです ⚠R18的な描写を含んでいます⚠
ジョルノから送られる熱い視線を受け止め小さく頷いたガル子は、彼の背中に腕を回しそっと引き寄せる。
「ジョルノ………愛する貴方の願いを、私が断る訳ないでしょう?」
「………本当ですか?!」
耳元で囁かれた受容の返事に喜びの声を上げたジョルノは、素早く身体を起こしガル子をヒョイと抱き上げた。
「えっ、ちょっと待って………ジョルノ!」
既に嬉々として視線と歩みをベッドに向けているジョルノに、ガル子は慌てて声をかける。
「………どうしたんです?」
「あの……シャワーを浴びたいの」
ジョルノはハッとしたような表情を浮かべ、抱えていたガル子を申し訳なさそうに下ろした。
「すみません、気付かなくて………僕、相当浮かれてるみたいだ」
「ううん、大丈夫………」
ガル子はそう言うとジョルノの首筋に唇を軽く落とし、頬を染めながらバスルームへ向かう。
「ガル子さん、まだかな……」
時計に目をやったジョルノはまだ5分程しか経っていない事を知り、思わず出てしまう溜息と少しの笑い。
「………フフ、さすがに焦り過ぎか」
ベッドに寝転んだりソファに座ったりと落ち着かない様子のジョルノだったが、いつしかその姿は窓辺に落ち着いていた。夜空に浮かぶ月を眺め、静かにガル子を待つ。
どれくらいそうしていたのか、ドアがノックされる音で我に返ったジョルノ。バスローブ姿のガル子をキスと共に迎え入れ、二人はベッドに腰掛ける。
「ガル子さん……」
バスローブの腰紐に手を伸ばしたジョルノは、愛しい人の名を呼びながらそれを解きゆっくりと押し倒した。
露わになった白い肌と柔らかな双丘。桜色の突起にすぐにでもキスをしたい衝動を抑え、自身もバスローブを脱ぎ捨てる。
「君の全てを、僕が…………」
小さな呟きに期待と不安が込められているのを感じ取ったガル子は、すっかり乾いていた金色の巻き毛を撫でながら顔を近付けた。
「ジョルノ………大丈夫。貴方が思うままに抱いてほしい」
「………!ガル子さん……」
その言葉で箍が外れたようにガル子に覆い被さったジョルノは、何度も愛の言葉を繰り返す。
「愛しています、ガル子さん……愛してる、僕には君だけ……愛してるんだ」
ジョルノの唇が、指が、視線が……その全てがガル子の身体を溶かしてしまうような愛撫を注ぎ続ける。
「あ……っ、ジョルノ……………」
白いシーツの波にさらわれた二人は求め合うまま一つに繋がり、ただひたすら行為に溺れ愛し合った。
やがて狂おしい欲望をガル子の中に全て吐き出したジョルノは、まだ乱れている呼吸で繋がったままの彼女を放心状態で見つめている。
「…………ッ…ガル子さん、僕………」
「ジョルノ………?」
「もっと、君が欲しい………」
ガル子は静かに頷き、微笑みながら両腕を広げた。ジョルノは勢い良くその胸に飛び込み、二人は再び甘美な時間に身を委ねる。
幾度となく身体を重ねた二人は、心地良い疲れと共にいつの間にか眠りに落ちていた。
「ん、ジョルノ………」
夢でも見ているのかジョルノは眠ったままガル子を強く抱き締めており、その苦しさから目を覚ましたガル子。
起こさないようそっと腕を退かし、時計を確認するとまだ朝の四時半。
「起きるには早いし………あ!今日は……」
選択肢
①再びベッドに入り眠る
②自分の部屋にある物を取りに行く
ここでは②を選択、次話はラストです。+13
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348. 匿名 2020/04/16(木) 22:51:23
>>347
ジョルノが色っぽい…ごちそうさまでした(?)
その後も楽しみにしています+9
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349. 匿名 2020/04/16(木) 22:56:31
>>341
すごく楽しげで紳士的なのに会話にちょこちょこ変態さが見え隠れして笑ったw+7
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350. 匿名 2020/04/16(木) 23:05:58
>>333
監視できるわ急に現れるわ、マン・イン・ザ・ミラー怖すぎる(´□`;)
あと画像のイルーゾォかっこいい+9
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351. 匿名 2020/04/16(木) 23:24:58
>>338
コメントありがとうございます!
メローネはテンション高くて何事も楽しんじゃいそう(そしてガル子を巻き込むw)なイメージで書いてるので、そのように言っていただけて嬉しいです(゚∀゚)
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352. 匿名 2020/04/16(木) 23:28:36
>>344
コメントありがとうございます!
続き、大分駆け足になりそうですが何とか終わらせたいので頑張りますᕦ(ò_óˇ)ᕤ
(つい『そうこなくてはな!メローネ!』とレスしそうになりましたw)+8
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353. 匿名 2020/04/16(木) 23:32:19
>>349
コメントありがとうございます!
変態さが出せていたなら嬉しいです(´∀`)
真面目な台詞と、変態な台詞の塩梅が何とも難しい…w+6
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354. 匿名 2020/04/17(金) 00:07:34
>>347
「ガル子さん、まだかな……」の台詞か少し少年らしさを感じるような感じがして愛おしくなります。
ストーリーの後に載っているジョルノさんの絵も素敵です。+6
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355. 匿名 2020/04/17(金) 01:12:41
>>333 続きです。
「イルーゾォ………!?」
「…気づいているか?ここは鏡の中だ。」
言われて辺りを見渡すと、いつの間にスタンドを使われていたのか、確かに左右の景色が逆転している。
「………何で………」
「質問に質問で返すんじゃあねえよ…。」
イルーゾォは苛立ちを露わにする。
普段の彼は影を潜め、今目の前にいる彼は冷淡な暗殺者そのものに見えてしまい、ガル子は思わず小さく身震いする。
「知ってんだよ。メローネから全部聞いた。オレとアイツが電話してる時、お前はアイツと一緒に居た…そうだよな?」
「………。」
「メローネと一緒にオレを騙そうとしてたのか?それにさっきもお前『知らなかった』と嘘をついたよな?」
「………。」
突き刺すような鋭い視線を投げかけられ、ガル子は声が出ない。
暫く無言の状態が続いた後、イルーゾォはガル子から視線を外して小さく呟いた。
「何だよ、だんまりかよ……。」
先程までは確かに彼を怖いと感じでいたはずなのに、その姿は力を落とし悄気た子供のように見え、ガル子は慌ててイルーゾォに呼びかけた。
「イルーゾォ、あのね…!!」
彼に近づこうとするが、痛む足が思う通りに動かない。
次の瞬間には視界がさらに反転し、元の世界へ…つまりは彼の世界から拒否されたのだと悟った。
「イルーゾォ…。」
鏡の世界に引き込まれた時に使われたであろう部屋の姿見の中に彼の姿を探すも見当たらない。
ガル子は痛む脚を引き摺りながら鏡の前まで行き、もう既にそこにいるのかどうかすら分からない彼に向かって語りかけた。
「全部…言い訳にしかならないけど…。ずっと会えてなくて…電話で声も聞けなくて…。我慢してたけど寂しかった。だから、メローネさんの言葉に乗ってしまった。少しでも気にかけてもらえるならって。さっきの電話でも本当のこと言えなくて誤魔化すために嘘をついてしまって…。本当、馬鹿だよね…。」
鏡の中からは応答は無く、目を凝らして鏡の中を覗いてみるが、依然そこに彼の姿は見えない。
もしかしたら、もうイルーゾォはこの部屋には居ないのかしれない。
それでもガル子は鏡の中へ語りかけ続けた。
「…最初から強がらないで、正直に『寂しい、会いたい』って言えば良かった…。イルーゾォ…本当にごめんね…。もう絶対に貴方を騙したり、嘘ついたりしない…。」
ガル子は目を閉じ、彼の姿を写してはいない鏡にそっと寄り添う。
「だから、お願い…もう一度…。」
無機質な鏡面に触れた時の冷たさが、彼の自分に対する感情を物語っている気がして、ガル子の目にはじわりと涙が浮かんだ。+8
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356. 匿名 2020/04/17(金) 02:16:41
>>341 続きです。
(頻回に投稿、大変申し訳ないです…)
※また暗チサイドです。
「メローネ…お前、任務外の時間にコソコソ出掛けて何してんだ?」
イルーゾォが怪訝な顔でメローネに尋ねる。
「何って…ベイビィの母親候補を探していただけだが?」
「へえ…?」
イルーゾォの含みを持たせた言い方に、メローネは片眉を上げた。
「ん?何が言いたい?」
「いや…母親候補って、あの女が?あのピアス拾った女。見たぜ、昨日の夜一緒にいるところ。今日は今日でずっと尾けてたよなぁ?てかよぉ、ああいう大人しそうなタイプ、一番母親には向いてねぇって言ってたじゃあねえか。」
「何だイルーゾォ、覗き見か?なかなかいい趣味だな!」
「ちげーよ!そんなことするかよ!偶々見かけたんだよ、偶々!」
「ベイビィの母親を探していたというのは本当だ。こちらもな、その最中に偶々彼女と再会したんだ。ベイビィ・フェイスが使えるかどうか分からないからな、可能ならそれ以外の手で探る方がいいだろう?」
「それはそうだけどよ…。それでどうなんだ?あの女は?」
「直接話もしたが…本当にただの観光客のようだ。その後も怪しい行動は特に無いし、個人情報も調べたが不審な点は無い。ああ、これが彼女の資料だ。」
「ふうん…ならもう用は無いよなァ。ああ、この女、ここに滞在するのも明後日までか。帰っちまったらもう会うこともねえな。」
「………ああ、そうだな。」
「お?何だァ、その反応は!」
メローネが珍しく歯切れの悪い返事をすると、イルーゾォは水を得た魚のように下卑た笑みを浮かべた。
「いや……。一般の観光客といえど、彼女があの場で何か見た、聞いた可能性はまだ捨てきれないだろう?彼女がここを去るまでは、念のため追跡を続行する。」
「へえ、そりゃご苦労なこった。それよりよぉ、お前あの女に気が有ったり…。」
「おいイルーゾォ、そこまでにしとけよ。任務に支障が出ねえなら、任務外の時間に何しようとメローネの勝手だぜ?オメーも嫌だろ?プライベートのことをアレコレ詮索されるのは。」
煙草を蒸しながらそれまで黙って会話を聞いていたホルマジオが見兼ねて声を上げた。
「…ちっ。まあせいぜい任務に支障が出ないように頼むぜ?」
「…ああ、分かっている。」+5
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357. 匿名 2020/04/17(金) 02:41:26
>>350
コメントありがとうございます!
マンミラ汎用性高いですよね(妄想でもw)
このイルーゾォの画像(珍しく?)キリリとした表情がキマっててお気に入りです(〃ω〃)+7
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358. 匿名 2020/04/17(金) 11:14:24
>>332
リゾットの愛し方もガル子さんの愛し方もどちらも共感できるしお互いを想う気持ちが伝わってきて切なくも温かい気持ちになりました!
ハコベみたいな小さな花しか咲かせられないからと慎ましやかなことを言うガル子さんの、だから近くで見てくれないと、とそういう形でちゃんと恋人としてそばにいて愛するだけではなく愛させてと伝えている感じがとても可愛らしくてキュンときました♡+5
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359. 匿名 2020/04/17(金) 11:19:03
part2で寸止めナランチャを書いたものです|д・)
part4で続きを書ければと思ってたのですが、バタバタしていてアバッキオの誕生日しか書けずでした( ;´꒳`;)
ナランチャ途中までは書けてるんですが半端なところでトピ閉じになってしまうのもなぁと思い、次が立つことがあれば投下させていただけたら嬉しく思います。本当はズッケェロやサーレー、コスメカウンターガル子の続きや新しい話もいくつか書く気がムンムンわいて来てたのに全然書けず、次までに書きためておけたらなぁと思いつつ毎回そう言ってる気がしたり_( _´ω`)_
part3で有難くもナランチャの話のお声がけいただいたのでご挨拶だけでもできればと思いコメさせていただきました!
皆さんの素敵なお話を一気に読めてズキュゥゥンしてます(*´艸`)+9
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360. 匿名 2020/04/17(金) 11:24:18
>>359
楽しみにしています!+4
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361. 匿名 2020/04/17(金) 12:41:50
>>347 続きです
自室へある物を取りに行っていたガル子はジョルノの部屋に戻り、忍び足でベッドに近寄ると彼の寝顔を確かめる。
スヤスヤと寝息を立てるその可愛らしい唇にキスをしてベッドに潜り込み、逞しい胸元に頬を擦り付けながら目を閉じた。
「………………ふ、あ……」
全身をベッドの中で思い切り伸ばし控えめな欠伸をしたジョルノは、自身にピッタリと密着して眠るガル子に思わず口元が緩む。
「ガル子さん………おはようございます」
顔に掛かった長い髪をそっとずらし唇を啄むと、バスローブを羽織りキッチンへ向かう。
冷蔵庫を開けミネラルウォーターを手にしたジョルノは、喉の渇きに従いそれを一気に飲み干した。
「おっ、ジョルノ!お前がこの時間に起きてるなんて珍しいな〜!」
「ミスタ……おはようございます」
突然現れたミスタの大声に眉を顰めつつ挨拶を返し、ペットボトルをゴミ箱に放り投げる。
「なぁ、ガル子知らね?明日の任務の事で確認してー事があんだけど、部屋に居ねぇんだよ」
ミスタが筒状に丸めピストルズと遊んでいた書類をサッと取り上げ、内容を一瞥したジョルノは不満気な顔でそれを返した。
「この任務……僕が代われるかどうかブチャラティに相談してみます(ガル子さんとミスタが恋人のフリ?……冗談じゃない)」
「フッ、そーかそーか!……ところでお前、いい面構えになったなぁ……昨日とは別人だ」
その言葉で昨日の件を思い出し、ジョルノは自身の非を素直に認め謝罪する。
「ミスタ、昨日は本当にすみませんでした。僕の未熟さが原因です………」
そんな彼を激励するように肩を組み、豪快に笑い飛ばしながら背中をバシバシと叩くミスタ。
「いーって、気にすんな!お前らしく行こうぜ」
「………ありがとう、ミスタ」
「おう!じゃ、任務の件宜しくな〜!」
いつでもポジティブで物事を引き摺らないミスタという男は、ジョルノにとって真に頼もしい存在だった。
ガル子も飲むかもしれないとミネラルウォーターを手にしたジョルノは部屋に戻り、ベッドに静かに腰掛ける。
愛しい人の寝顔を堪能しようと顔を覗き込んだ瞬間、閉じられていた瞼がゆっくりと開いた。色素の薄いブラウンの瞳と翡翠色の瞳が暫し見つめ合う。
「あ……ガル子さん、おはようございます」
「………ジョルノ、おはよう……」
身体を起こし寄り掛かるよう隣に腰掛けたガル子はまだとても眠そうで、そんな彼女の何気ない表情がとても愛おしいとジョルノは思う。
「ガル子さん、ミネラルウォーターを持って来たんですけど飲みますか?」
「ありがとう!ちょうど喉が渇いてたの」
まだ冷たいうちにとガル子に勧め、蓋を緩めてやってから手渡す。
笑顔で受け取りゴクゴクと飲む彼女の横顔を見ているうち、昨晩の乱れた姿を思い出し中心から熱くなってしまう身体を制御出来ない。
「ガル子さん………」
ガル子を抱き締めようと伸ばした腕は虚しく空を切り、ベッドに倒れ込むジョルノ。
ガル子は飲みかけのペットボトルをテーブルに置き、ラッピングされた小さな箱を手にしてベッドに戻る。
「ん?ジョルノ、どうしたの?」
「い、いえ………なんでもありませ……ん?その箱は……?」
「ジョルノ、お誕生日おめでとう!」
祝福の言葉と共に小箱を目の前に差し出されたジョルノは、今日が自身の誕生日だったと気付いた。
「ありがとう、ガル子さん!………開けても?」
勿論!という顔で頷く彼女に早速中身を確認するジョルノは、そのプレゼントに顔を綻ばせる。
それはてんとう虫の形をした懐中時計だった。羽を広げると文字盤が見えるもので、裏にはジョルノの名前と愛の言葉が刻印されていた。
[Sei sempre nei miei pensieri e nel mio cuore.]
(あなたはいつも私の想いの中に、そして心の中にいます)
「ガル子さん、本当にありがとう……大切にします!」
ガル子を強く抱き締め何度も何度もキスをするジョルノは、まるで子供のようにはしゃいでいる。
「よかった、喜んでもらえて………」
「あとは………………!!」
「えっ?!ジョルノ……!」
ジョルノは突然ガル子を抱き上げベッドに下ろすと、おねだりをしながら覆い被さった。
「今日一日、君の時間を全て僕に下さい」
「……最初から、そのつもりだったのに」
クスクスと笑うガル子に、ジョルノはバスローブを脱ぎながらキスの雨を降らせ続ける。
「ガル子さん……僕の愛を受け止める覚悟をして下さいね」
最後まで読んで頂き本当にありがとうございました!心から感謝しています。
+8
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362. 匿名 2020/04/17(金) 12:44:32
>>359
寸止めナランチャ!(゜▽゜*)
アバッキオのバースデーも素敵でしたがナランチャの続きもぜひ!サーレーも好きです
1ヶ月だけなんて短すぎる~(。´Д⊂)+7
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363. 匿名 2020/04/17(金) 12:56:48
>>348
>>354
コメありがとうございます!最後のお話は大分長くなってしまい、本当に申し訳ないです……。
もしもまた書かせて頂けるような機会がありましたら、その時はよろしくお願いいたします。
+5
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364. 匿名 2020/04/17(金) 13:02:59
>>361
16日はジョルノの誕生日でしたね
幸せな誕生日になりそう(*´ー`*)
毎回楽しく読ませてもらいました!+6
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365. 匿名 2020/04/17(金) 13:11:25
>>356
メローネとイルーゾォのやりとりが読んでて楽しいです。からかおうとするイルーゾォと受け流すメローネw
ホルマジオはさすが、空気が読める兄貴肌ですね+5
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366. 匿名 2020/04/17(金) 13:17:02
>>355
寂しくて試したくなる気持ちわかる!
メローネ!責任とってなんとかして!と思ったけど余計ややこしくなりそう(´・_・`)
仲直りできますように+5
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367. 匿名 2020/04/17(金) 13:31:09
>>355 続きです。
ガル子は鏡から離れず、目を閉じ縋るように彼の反応を待ち続ける。
暫く無言の時間が続き、諦めかけたその時、鏡が水面の様に揺らめく。
ガル子自身はそれに気づかなかったが、懐かしさすら感じるあたたかい腕の中に包まれていることに…自分が彼の世界に『許可』されたことに気づき、ハッと目を開けた。
イルーゾォはガル子を抱き締めながらため息をついた。
「…悪かった…泣くんじゃあねえよ…。オレはお前の泣き顔が苦手だ…その顔見るとどうすればいいか分からねえ…。」
イルーゾォに怒った様子は感じられない。
「イルーゾォ、怒ってたんじゃあ…」
「…そりゃあ最初聞いた時は流石にムカついたが…。そもそもお前があんなことしたのは、オレに原因があるんだろ?分かってんだ…本当は怒ったりなんかしてねえ…お前を責めるつもりもなかった…。それより…オレは自分が情けねえ…。」
「…?」
「スタンド…精神力が具現化したものだとは言うが…お前のこととなると不安定になっちまうんだ…。今まで任務で何があっても動揺したりしなかったのによ…。」
「…?どういうこと…?」
「…お前の存在は、オレのスタンドの力を左右しちまうくらい大きいってことだ。さっきだって、お前が嘘ついてるって分かったら、それだけでスタンドが不安定になっちまって、そのつもりは無かったがお前を鏡の中から追い出した。今日の任務中も、お前のことが気掛かりで、ヘマしちまいそうになって…まあギアッチョとペッシのフォローで何とかなったが…。リーダーからは同情されて慰められちまう始末たぜ…まだ怒られた方がマシだ…。クソッ、マジで情けねえ………。」
「………ごめん…。」
怒るどころか、頭を抱え今まで見たことがないくらいに落ち込むイルーゾォを前に、ガル子はつい謝ってしまう。
「…だからお前が謝るなよ…余計情けねえ…!ああそうだ!情けねえついでだから言うとな…!お前寂しかったって言っていたが…それはオレも一緒だ!だがそんなことこのオレが言えるわけねえだろ?大の男が寂しいなんてカッコ悪ィこと…。連絡もしなかったのは、会えねえのに連絡すれば、余計に会いたくなるって思ったからだ…。」
話をするたびに更に目に見えてイルーゾォは肩を落としていく。
「…あとな、オレも気づかなかったお前の本心をメローネが知ってたこと…何故このオレを差し置いてメローネがそんなこと知ってる?オレに直接言えよってな………アイツに嫉妬してた………何から何まで情けねえ………。」
普段あれだけ不遜なイルーゾォが、大きな背中を丸め本気で落ち込んでいる様子は、なんだか小さな子供のようにも見え、自分にそんな本音や弱音を打ち明けてくれた彼を愛しく思ったガル子は、思わずその体を抱きしめゆっくり背中を撫でた。+10
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368. 匿名 2020/04/17(金) 13:44:55
>>332続き
(長め&微エロ?展開上、エロ無しの個人的ルールを破りました…)
☆サン・ヴァレンティーノ・11☆
あの夜、ガル子はリゾットに不意を打たれて唇を奪われた。上司と部下、それ以上でもそれ以外でもない関係。少なくとも、ガル子にとってはそうだった。それなのに、リゾットの行為を不快だとは思わなかったガル子。リゾットの口づけは柔らかくて温かく、そして優しかった。荒々しく奪われるだけだったガル子の唇に、小さな希望の光が灯った瞬間だった。
リゾットと【純粋な恋人同士】になりたいという願いと、目を覆うような自分の過去を彼に知られてしまった苦しさ。2つの感情の狭間で、ガル子は今も葛藤している。そんなやり場のない気持ちをぶつけるように、ガル子は幾度となくリゾットと唇を重ねた。
一方のリゾットも、あれ以来ずっと葛藤を続けていた。【あの男】からガル子が辱めを受ける姿は、ただただ苦痛でしかなかった。だがそれ以上に耐え難い苦痛だったのは、愛する女の全てを受け止めきれない自分そのものだった。自分が出会い、愛したのは、そんな屈辱に耐え続けるガル子だというのに。手に余る愛情をぶつけるようにリゾットもまた、優しくガル子の唇を食んだ。
①「……抱いてください」
②「……抱きしめてください」
ここは①を選択します。
半年前のあの日のように、ガル子はリゾットの耳元で囁くように懇願した。リゾットはピタリと動きを止めたがそれも一瞬で、そのまま何も言わずにガル子の首筋に頬を埋めた。
「あの…きっと嫌な思いさせてしまうから…真っ暗な時間になっ……」
その言葉の意味をリゾットは瞬時に理解した。だがリゾットは何も言わずにガル子の身体を抱き上げて歩き出し、寝室のベッドの上に静かに寝かせた。
リゾットはガル子の身体を優しく撫でながら、きつく抱きしめた。それから自身の唇をガル子の頬、耳、首筋を何度もゆっくりと往復させ、その柔らかな肌の感触を確かめた。洗い立てのガル子の髪から漂う仄かなシャンプーの香りと、ボディクリームの甘く纏わりつく匂い。いつもと変わらぬ香りのはずだが、それが徐々にリゾットを深淵に引きずり込んでいくようだった。
ガル子の身体は以前のように強張ることはなく、リゾットの愛撫をしっかりと受け入れている。それを確認したリゾットの唇は、ガル子の喉元から鎖骨へと少しずつ降下していった。リゾットはガル子のシャツのボタンを片手で1つずつ器用に外し、露わになった胸元をじっくりと見つめた。可愛らしい淡い色の下着をリゾットが外した瞬間、ガル子は咄嗟に身を捩って乳房を隠す。だがそれだけでは隠しきれない、ガル子の身体に残る無数のタバコの火傷の跡。ガル子の脇腹に残った男の痕跡を消すように、リゾットは強く唇を押し当てた。
「やっぱり…暗くなってから……」
「それでは、可愛いお前の姿が見れない」
「こんな傷だらけの身体…【あの人】に監視されているようで……」
「ガル子…今、お前の目の前にいるのは誰だ?アイツではない。目の前にいるのは【リゾット・ネエロ】という、お前を愛してやまない男だ。そうだろう?」
リゾットは珍しく、ガル子に対して声を荒げた。
「……」
「たった一つ、俺に出来ること…それはお前の全てを愛すること。それを今、証明させて欲しい。俺を…信じてくれ」
リゾットの唇は再びガル子の身体を這い、全ての傷跡に口づけをした。ガル子はこれ以上、抵抗はしなかった。いつしか陽が傾き、部屋はオレンジ色に染まっていた。
ブランケットを口に押し当て、必死に声を抑えているガル子。リゾットの愛撫にピクリと跳ねる身体と、小刻みに荒くなる呼吸の中に僅かに混ざる嬌声。紅潮し汗ばんだ頬に髪が纏わりついた、うつろな瞳のガル子の横顔。窓から差し込む夕陽に照らされたその姿は、誰よりも美しかった。
ここから2人が【恋人同士】になるのには、そう時間はかからなかった。自分の腕の中で恍惚の表情を浮かべるガル子が、リゾットにはこの上なく愛おしい。ゆっくり、ゆっくりと、そして次第に激しく、2人の乱れた呼吸が響くだけの部屋。
「リ…ット……リゾッ…ト……!」
ガル子の吐息混じりの小さな叫び。2人が葛藤と呪縛を断ち切った瞬間だった。+9
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369. 匿名 2020/04/17(金) 14:00:08
>>361
最後まで素敵なお話が読めてすごく嬉しいです。ハッピーエンドになるのも最高です。
ジョルノさんも素敵なバースデーになりましたね。+8
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370. 匿名 2020/04/17(金) 14:07:54
>>367
イルーゾォォォ!情けないついでに言うっていう素直じゃない言い方がイルーゾォすぎて、その勢いでそこからバーっと本心を言ってくれるところにめちゃくちゃニヤけました!♡
自分の意思でガル子さんを追い出したわけではなくガル子さんのことで不安定になってスタンド能力にも影響を及ぼしたってところがすごくベネです(*´꒳`*)+7
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371. 匿名 2020/04/17(金) 14:12:19
>>361
最初はどうなるのかと思いましたが、ハッピーエンドで良かったー!この1ヶ月間、貴方様の作品が日々の楽しみでした。本当にありがとうございました。次の機会も楽しみにしています!+6
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372. 匿名 2020/04/17(金) 14:21:26
>>368
愛するガル子さんの身体につけられた傷を見るのは辛いですよね…それも以前の男につけられたものなら尚更(´•̥̥̥ω•̥̥̥`)でも傷を気にするガル子さんの全てを包み込むリゾットの大きな愛にキュンとしました!
しかも最後ガル子さんがリゾットの名をッ!ずっとリーダー呼びだったのがやっと!ここから普通の恋人同士な2人になっていくんですかね|´-`)
何気ないおねだりをしたりわかりやすく拗ねてみたりするガル子さんを時折微笑しながら愛おしそうに見つめる普通の恋人同士なリゾット&ガル子さんの続きが知りたいぞ!です(ノω`*)+8
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373. 匿名 2020/04/17(金) 15:17:16
(夜に来れそうにないので少し早くて恐縮ですが…)
主さん、作品書いて載せて下さってる方々、トピの最後の最後まで見に来てコメントしたりプラス押したりしてくれてるジョジョ世界大好きなここの皆さん…
仮に今までの間隔パターンと同じでも次採用は3ヶ月後位だとすると、その頃社会がコロナでどうなってるのかちょっと想像がつかないですが…皆さんそれまでどうかお元気で…(T_T)/~~~
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374. 匿名 2020/04/17(金) 16:58:18
>>356 続きです。
⚠️キャラ女装あり⚠️ご注意願います。
※再びガル子サイドです。何だか無理矢理展開ですみません…(ノ_<)
昼食後の昼下がり。
ガル子は、ホテルの自室から窓の外をぼんやりと眺めていた。
明日の朝、ガル子はヴェネツィアを発つ。
前々から行きたかった場所はまだあるのに、気乗りがしないのは何故か…答えは分かりきっていた。
ラベンダー色の髪の彼の姿を無意識に探してしまうが、あの日以来その姿を見かけることはない。
「…あの時…勇気を出して、名前と連絡先を聞けば良かったのかな…。きっともう会えない…想いを伝えることすらできなかったなんて…。」
陽の光に煌めく運河を行き交うヴァポレットやゴンドラを眺めながら、ガル子はため息をつくも、このままモヤモヤした気持ちでこの滞在を終えるのはやはり勿体ない…きっと彼ならそう言うだろうと気持ちを切り替え、最後の目的地へ向かうため重い腰を上げた。
選択肢
目的地は
①ゴンドラ乗り場
②大鐘楼
→①を選択
途中寄り道をしながらゴンドラ乗り場へ到着したガル子であったが、カーニバル開催中であるからか、ゴンドラ乗り場は予想以上の混み具合であった。
予約をするべきだったな…などと考えながら順番を待ってみるも、あまりの混みようにとても乗れる気がしない。
残念だがゴンドラは諦めようか、そう思い始めていた時、少し前に並ぶ女性客とやり取りをしていたゴンドリエーレがガル子に話しかけた。
「お嬢ちゃん、今日は大混みなんでね、他のゴンドラが戻るまで大分待ってもらうことになりそうなんだが…こちらのお客さんが、自分も一人だから一緒に乗らないかって。何かよく分からないが、ピアスのお礼だと。どうするかい?」
今日は先日会った時の様なドレスは着ておらず普段着のような服装であったため気づかなかったが、見につけているコロンビーナと翡翠色のピアスを見て、彼女があのピアスの持ち主の女性であると漸くガル子は気づいた。
「あっ…この間の…ピアスの…!」
「ああ、お嬢ちゃん…こちらさんは、どうやら話せないようなんだ。」
よくよく見れば、彼女とゴンドリエーレは筆談でやり取りをしていたようだ。
選択肢
①一緒に乗る
②断る
→①を選択
ガル子は少し躊躇ったが、また再会したのも何かの縁かと、彼女の申し出を受けることにした。
「じゃあ折角だし…お願いしようかな…。」
ガル子の返事をゴンドリエーレが紙に書き渡すと、彼女は小さく微笑んだ。+8
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375. 匿名 2020/04/17(金) 17:53:32
トピ主です
毎回毎回「どうして『30日』だけなのよォオオオ~~ッ!」と思いつつ、毎日楽しく拝見していました
コロナや何やらで気が滅入ることが多いですがこのトピのおかげで楽しく過ごせました
ありがとうございました
イベントを書いてくださった皆様、ぜひまとめをお願いします
また次のトピでも楽しみましょう+10
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376. 匿名 2020/04/17(金) 18:29:55
>>374 続きです。
引き続き⚠️キャラ女装あり⚠️ご注意願います。
ゴンドラに揺られながら、彼女の翡翠色のピアスが傾いた陽の光で煌めく。
その様子を見ながら、ガル子は同じ色の瞳の彼のことをまた思い出しそうになるも、それを紛らわすように周りの景色を眺める。
時折目が合うと、ニコリと微笑む彼女は、あのピアスを拾った日の印象と随分と違うように思える。
一緒にいた男達の物々しい印象が余りに強すぎたのかもしれないが、むしろガル子に微笑みかける彼女の瞳は穏やかで、同じ女性であるのに、目が合うと何故かガル子の頰は紅潮してしまう。
サンマルコ広場を過ぎると、有名なため息橋が見えてくる。
ガル子と彼女を乗せたゴンドラのゴンドリエーレは、ふとその橋を見て二人に話しかけた。
「あの橋のジンクス知っているかい?日没時にあの下でキスした二人は、永遠に幸せになれるんだってな。お嬢ちゃん達、女二人でここを通るなんてちと寂しいなぁ。」
「あはは、そうですね…私実はすごく憧れてたんです、そのジンクス。今、私にも一緒にそれを叶えたい、そんな人がいるんですけど…彼の名前も知らないし、連絡先も…どこに住んでいるかも知らないんです。多分もう会えないだろうし、そもそも…彼が同じように思ってくれてるかも分からないですけどね…。」
「事情はよく分からねえが、そいつぁ切ないねえ、お嬢ちゃん。」
「ふふっ…本当に…。ここを去る前に、もう一度会いたかった…。せめてこの想いを伝えるだけでも…できたらいいのに。………ああ、ごめんなさい、何で私ったらこんな話…恥ずかしい…!」
ため息橋へ向けていた視線を慌てて真向かいに座る彼女の方へ戻した時、目の前の彼女…と思っていた人物はガル子をじっと見つめ、徐ろにつけていたコロンビーナを外す。
そしてガル子と視線を合わせると、彼女…いや彼は、ガル子の手を引き体を寄せて、その唇をガル子の唇に重ねた。
それは丁度、ゴンドラがため息橋の下を通過する瞬間だった。
沈みかけの夕陽が、運河の水面をキラキラと美しく照らしていた。+7
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377. 匿名 2020/04/17(金) 18:35:41
>>368続き(駆け足気味で申し訳ないです…)
☆サン・ヴァレンティーノ・12☆
2月16日、午前8時30分。ガル子の部屋。
ガル子とリゾットは、いつもより少し遅めの朝食をとっていた。大好きなチョコレートとヘイゼルナッツの入ったコルネットに、リゾットはエスプレッソ、ガル子はカモミールティーが定番だ。リゾットはいつもと同じように見えるが、ガル子は気恥ずかしさでリゾットの顔をまともに見れずにいた。
あれから2人はベッドの上で、ただ寄り添って過ごした。今までと少し違うのは、リゾットが少しだけ自分のことを聞かせてくれたこと。ガル子はそれが嬉しかった。そして安心したせいなのか、急に空腹を思い出した2人は顔を見合わせて笑い合った。ガル子が作った夕飯を食べ、シャワーを浴び、夜はただ寄り添って眠る。リゾットが与えてくれるこの安心感が、どんなに美しい宝石よりも価値がある。ガル子にはもう、迷いは無かった。
「ガル子…メシを食い終わったら、港に行かないか?」
「え…まあ、別に構いませんけど…」
「今日は風も無いし、海も穏やかだ」
「でも…朝から散歩なんて、珍しいですね」
「…たまには悪くないだろう」
「明日、雪でも降るかしら?」
ガル子はそう言いつつも、嬉しそうにニッコリと笑った。リゾットはそんなガル子を可愛く思いながら、砂糖のたっぷりと入ったエスプレッソを一口で飲み干した。
午前10時過ぎ、サンタルチア港。
相変わらず歩くのが早いリゾットと、その上着の裾を掴んで歩くガル子。時々ガル子が上着の裾を引っ張ると、リゾットがバツの悪い顔をして立ち止まる。そんな2人の光景も、以前と全く変わらない。
「懐かしいですね、あの場所!」
ガル子はこの先に見える卵城を指差し、リゾットの腕を軽く引っ張った。
「リー…えっと…リ…ゾット……」
「なんだ?」
ぎこちなく自分の名を呼ぶガル子の様子に、リゾットは俯いて笑いを堪えているようだった。
「…もう!なんですか!」
「いや……」
「……。あのッ!これから卵城の屋上に行きませんかッ!」
ガル子は少しムッとした顔で、リゾットに提案した。
「そう怒るな…ガル子。最高の眺めが台無しになるぞ」
「…怒ってません!」
「ならば、いいんだが…」
リゾットは詫びる代わりにガル子の手を取ると、そのまま卵城に向かって歩き始めた。
卵城の屋上からの眺めが、今のガル子の瞳には以前よりも美しく映った。少し風が冷たいが、ガル子の腰を抱くリゾットの腕が温かくて心地良い。
「あれはカモメ?それともウミネコかな?」
頭上を舞う海鳥を見て、ガル子はリゾットに尋ねた。
「さあな…翼が黒みがかってるから、ウミネコだとは思うが」
「へぇ…なるほど。…あッ、そうだ!」
ガル子は何かを思い出したのか、急に自分のバッグの中をガサゴソと漁り始めた。
「あの…手を出してください」
ガル子の意図が分からないが、リゾットは素直に右手を差し出した。
「これ、リ…リゾットにあげます」
ガル子はリゾットの右手に何かを乗せて、その手をギュッと握りしめた。ガル子が手を離すと、リゾットは手のひらには小さな金属製のチャームが置かれていた。
「これは…鳥……ツバメか?」
「はい!私が子供の頃に母から貰った物だから、少し傷があるけど…」
「そんな大事な物を、俺が持つ訳にはいかない」
「大事な物だから、リゾットに持っていて欲しいんです。いつでも無事に家に帰れますように、って」
「俺は船乗りじゃ…」
「船乗りでも、ギャングでも変わらないでしょう?愛する場所に帰りたいって気持ちは…」
ガル子は優しく微笑むと、再びリゾットの手を強く握った。
「もし、私達が二度と会わないような関係になってしまっても…私はあなたの無事を願います。だから、私のことが大嫌いになっても…このツバメを捨てたり、失くしたりしたらダメですよ。幸運を運んでくれるんだから」
「…分かった」
リゾットはツバメのチャームを握りしめ、ガル子の額に口づけをした。それからガル子とリゾットはぴったりと寄り添い、2人が出会ったネアポリスの街をいつまでも、いつまでも眺め続けた。
fine+9
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378. 匿名 2020/04/17(金) 18:51:37
>>376
とうとう正体を明かすのか!
ガル子の反応が楽しみ~
+7
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379. 匿名 2020/04/17(金) 18:56:12
>>377
リゾットがガル子さんを嫌いになるとかあり得ないよ!!安心して幸せになって!
毎回わくわくしながら読ませてもらいました
ありがとうございました+9
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380. 匿名 2020/04/17(金) 19:49:52
>>335
>>336
リゾットは常に相手を主軸に考えて、行動する人という印象。相手の思惑に影響されず、確固たる信条や愛情を持っているイメージです。
それに比べて、私はペラペラの浅い人間です…(¯▽¯٥)w+7
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381. 匿名 2020/04/17(金) 19:59:16
お目汚しの長文でとても迷いましたが、まとめさせて頂きました。拙いストーリーにも関わらず読んで頂けた全ての方に、心よりのお礼を申し上げます!
日本式バレンタイン
>>161ジョルノ、ブチャラティ、アバッキオ
>>186ミスタ、ナランチャ
ジョルノその後
>>308>>324>>330>>347>>361
ジョルノ>>141>>156>>174>>188>>199>>205>>215>>233>>244>>254>>270>>281+8
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382. 匿名 2020/04/17(金) 20:07:52
>>381
日本式バレンタインもジョルノルートもとても素敵でした
また新作を楽しみにしています+6
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383. 匿名 2020/04/17(金) 20:13:33
今回推しのルートもイベントも少ししか書けず…
>>128 ミモザの日
>>145 暗殺チームと買い物
>>176 親衛隊と買い物
次回はいいイベントが思いつくといいな
1ヶ月楽しかったです
皆様ありがとうございました+8
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384. 匿名 2020/04/17(金) 20:23:17
自分の中で「リゾットとガル子を結ばせてあげたい」という自己満足で書いた話を長々と…読んで頂いた方々に感謝です。嫉妬深いリゾットからトピを3つも跨いでしまい、申し訳ないです(。•́︿•̀。)
嫉妬深いリゾットの後日談
>>122
>>137
>>166
>>197
>>220
>>249
>>259
>>272
>>306
>>332
>>368
>>377
兄貴とペッシとエイプリル・フール
>>170
1ヶ月間、ありがとうございました!+7
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385. 匿名 2020/04/17(金) 20:33:58
>>367 続きです、これで終わりです(やっと…!)
「やっぱり私もごめん…。勝手に、寂しい思いをしてるのは自分だけって思い込んでた…結果貴方に嘘ついたり、騙すような真似をして…。」
ガル子はイルーゾォの背中を撫でながら、今までの自分の行動に思い巡らせた。
「本当だ…今日が4月1日だからってやり過ぎだ…。」
「うん、本当にごめん…。」
「寂しい時は他のやつなんか頼らずにオレに直接言え…。」
「うん、次からは絶対にそうする…!」
「………おい、いつまで撫でてる…子供扱いは許可してねえぞ!」
「ふふ…ごめん。でも私と同じようにイルーゾォも葛藤していてくれたんだなって分かって…なんか少しホッとしちゃった。あ、でも…」
「何だ?」
「任務に影響が…って言うのは聞き捨てならないよ!…って私が言うのもアレだけど。だからね、私はこれからは絶対にあんなことしないし、自分が思ってること、感じてること、隠したりしないよ。イルーゾォが安心して任務に行けるように、私も変わらなきゃ。だから、イルーゾォも何か思うことあったら、教えて?お互いが不安になる要素はなるべく作らないようにしなきゃ。あっ!私はスタンド能力は使えないからよく分からないけど、精神力がスタンドの力に影響するっていうのが本当なら、逆に私がもっと貴方の支えになれれば、もっと強くなるってこともあり得るかな!?」
「…お前には敵わねえな。」
イルーゾォはガル子の背中に手を回し、抱きしめた。
ふとイルーゾォは思い出したようにガル子に尋ねた。
「で?結局怪我ってのは本当に捻挫だけだったのか?」
「あっ、うん。これ…。レントゲンも撮ったけど、異常無しだって。」
ガル子は捻挫した方の足を見せる。
「(ああこりゃあ…暫くお預けだな…)たくよぉ、どれだけ心配したと思ってんだよ…。」
「うん…ごめんね…心配してくれてありがとう…。あっ、あのね、メローネさんも、悪気があってああいう風に言ったわけじゃあないと思うの…だから…!」
「…どうだろうなぁ?」
「ええ…!」
焦るガル子を見て、イルーゾォは悪戯な笑みを見せた。
「…冗談だ。分かっている。」
いつものイルーゾォの笑顔に、ガル子は胸を撫で下ろした。
「つーか捻挫って言ってもよぉ、歩く時痛えんだろ?まさかここまで歩いて帰ってきたのか?」
「あっ、ううん!メローネさんがバイクで送ってくれ………」
その言葉を聞いたイルーゾォの顔色がみるみる変わるのを見て、ガル子はハッとした。
「おい…メローネが送ってくれたって言ったか?それはバイクでってことだよなぁ?」
「…えーっと…。」
「隠し事はもう無しなんだよなぁ?お前、アイツと仲良くバイクで二人乗りで帰ってきたっつーわけかぁ!?」
「あの…ごめんなさい!!」
「それは肯定っつーことでいいんだな…あの野郎ォ!!絶対ェ許可しねェェェッ!!!」
「(メローネさん、ごめんなさい………!!!)」
心の中でそう呟いたガル子であった。
【FINE】
何とか終わらせました…最後の方駆け足で、あまり手直しもできず投稿したので、いつも以上の駄文になっているかもしれません(ノ_<)
読んでいただけた方、本当にありがとうございました!+7
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386. 匿名 2020/04/17(金) 21:05:45
>>376 続きです、最後ですッ(何とか間に合った…)
橋の下を通り過ぎ、漸く唇が離れる。
何が起こったのか俄かに理解できないガル子であったが、目の前の女性だと思っていた人物をよくよく見れば、それは紛れもなく、会いたくて堪らなかった彼その人であった。
「…………!?」
「すまないガル子!ゴンドラを降りたら説明する!!」
「えっ…うん………。って、え………今………」
「ん〜?」
「………あの………キス………した………!?」
「ああ、した!あの橋の下でキスした者同士は幸せになれるんだろう?…ああ、そうだ!君の唇の感触はベリッシモ最高だったなぁぁぁ!!」
「…………!!!!」
ガル子が真っ赤になって言葉を失っていると、ゴンドラはリアルト橋へ到着し二人はゴンドラを降りる。
「ガル子すまない!ここで待っていてもらえるか?必ず戻る!」
「え…!?」
降りるなり、またもガル子の返事を聞く前に、彼は急ぎ足でその場を走り去った。
「すまない!待たせたなガル子!」
顔を上げると、以前会った時と同じ服装、髪型の彼の姿があった。
「…何で………それに私の名前………。」
ガル子が問いかけると、あのピアスを見せながら彼は話し始めた。
「ずっと黙っていてすまない。オレの名はメローネ。ネアポリスのギャングの一員だ。このピアスを落とした時は、潜入任務の直後だった。そこへ突然現れた君を、オレ達は怪しみ、敵対組織の手の者ではないかと疑った。だからオレは、君を探るために君に近づいた。」
「…メローネ……ギャング………」
「そうだ…オレが怖いか?」
ギャングと聞いても、ガル子はどう転んでも彼を怖いとは思えず慌てて首を振ると、メローネは少しホッとしたような表情を見せた。
「君に出会ってから、オレは君の情報を調べた。だから君の名前も知っていた。気づかなかったろうが昨日も君を尾行していたんだ。君がここを去るまで、君のことを監視する………つもりだった。」
「つもり…?」
「そうだ、ただ監視するだけ…もう君に近づくつもりもなかった。だが、君が明日帰ってしまうと知り、居ても立っても居られなくなったオレは、わざとまた君に近づいた。………ベリッシモ自分でも信じがたい行動だぜ。」
「それって…」
「そしてゴンドラで君の話を聞いて、オレは自分を止めることができなかった。………オレは君に惚れているのだろうか?」
「…!?……えっと、私に聞かれても……!!」
「あっあっ、すまない、気を悪くしないでくれ!本当に分からないんだ!今まで、女性をそんな風に見たことはない…何なら、利用するだけの対象だったからな。初めての感情…ああそうか!これが所謂初恋というものか!?…ディ・モールト!!興味深い!!」
メローネの言葉に頭が追いついていないガル子を見て、メローネは手にはめていたグローブを外し、ガル子の髪をそっと耳にかけ、持っていたピアスをガル子の耳のピアス穴に器用に通した。
「これ…私に………?」
「思ったとおりだ。君の綺麗な黒髪にスゴクよく似合うな。」
頰を赤らめて耳のピアスを大事そうに触れるガル子を見て、メローネはガル子を引き寄せ、抱きしめた。
「…ディ・モールト!!可愛いすぎるぜガル子!!前言撤回だ、やはりオレは、確実に君に惚れちまってるんだな!!」
「メローネ…私も貴方が好き…。」
もう会えないと思っていた彼に再会し、彼も同じように自分を想っていてくれたことを実感し、彼の腕の中で漸く幸せに浸るガル子であったが、彼は突然何かを思い出したように叫んだ。
「あっあっ!そうだガル子!もう一度ゴンドラに乗るぞ!!」
「えっ?何で?えっ?今?…あっ、ちゃんと男の格好でもう一度やり直すってこと?」
「いや、それもあるが…それだけじゃあない!!重要なことを忘れていた!!」
「重要なこと…って?」
「君の好みを聞いていなかった!!この中から選んでくれるか!?」
※ベイビィ・フェイス(親機)の画面のスチルとキスの仕方番号の選択肢あり
→どれか一つを選択(…しないと進まない)
「…ええっ?…これ…かな…?いや私ったら何を正直に答えてるの…!?」
「そうか!この仕方がいいんだな!ディ・モールトいい選択だ!さあ、ガル子!ため息橋の下でのキスをやり直しに行くぞ!!あっあっ、急がないと完全に日が落ちてしまう!!」
「ええ〜!?」
ガル子はメローネに半ば強引に手を引かれ、ゴンドラ乗り場へと再び歩き出した。
【FINE】
+6
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387. 匿名 2020/04/17(金) 21:12:26
>>360
>>362
そう言っていただきありがとうございます( ;´꒳`;)
何とか着地できるようにナランチャの続き頑張ります!
サーレーはちゃんと?サーレーらしい感じでいこうと思ってるのでR指定頑張ります(ノ∀`)
ほんと1ヶ月って短いですよね!乙ゲートピGERしてくれたらいいのに|´-`)
素敵なイベントを読ませてくださったガル子さん方ありがとうございました!
今回サラッとしか参加できなかったので次回は私もちゃんとイベント発生させられるようにちょっとずつ攻略進めときたいと思います|´-`)また次のpartでお会いできることを楽しみにしてます(*´꒳`*)+7
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388. 匿名 2020/04/17(金) 21:19:16
>>377
素敵なエンディング!
とっても甘い気持ちになりました(о´∀`о)+5
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389. 匿名 2020/04/17(金) 21:36:37
皆さん一ヶ月大変お世話になりました!
遅くなりましたが、自分が書いたものをまとめさせていただきます(´∀`=)
【メローネ】※⚠️は女装あり注意です
>>126 >>129 >>135⚠️
>>148 >>289 >>316
>>334 >>341 >>356
>>374⚠️ >>376⚠️ >>386
【イルーゾォ】
>>209 >>211 >>227
>>282 >>333 >>355
>>367 >>385
最後の方、コメントくださった方一人一人にお返事できなくて申し訳ありません!
また急ぎ足で、まとめて投稿することになってしまって大反省です(ノ_<)
次回からはもっと計画的に行きます…!
読んでいただけた方、コメントくださった方ありがとうございました!
そしてトピ主様、ステキなトピ立てをしていただき、また、キュンなイベントを書いていただいた皆様、一ヶ月大変楽しませていただきまきまして、本当にありがとうございました╰(*´︶`*)╯♡
+6
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390. 匿名 2020/04/17(金) 21:37:05
>>361 オマケのようなものです
「それは無理な話だな……この指令はミスタとガル子が適任だ」
「しかし、この内容なら僕でも………!」
「お前には他にやるべき任務があるだろう?私情を挟むんじゃあない」
「……………分かりました」
ブチャラティにあっさりと却下され結局ミスタとガル子二人での任務となった為、遂行当日は二人が戻るのをアジトで待っていたジョルノ。
「これは任務だ、僕は何をそんなに気にして……」
自分にそう言い聞かせブチャラティから頼まれた雑務をこなす中、徐にポケットからてんとう虫の懐中時計を取り出した。
つい何度も手にしては眺めてしまう刻印された愛の言葉に、ジョルノの表情は蕩けるばかり。
「ガル子さん、僕も愛してい………」
「ん?珍しいな……てんとう虫の懐中時計か」
「!ブチャラティ……」
すっかりその存在を忘れていたブチャラティに、平静を装いながら入力した書類を手渡す。
「………ん、ミスは無いようだ」
「では次の書類を……」
「いや……ちょっと待て」
「?はい……」
ブチャラティの鋭い眼光に(何か間違えてしまったか?)と不安になるジョルノだったが、その口から出て来たのは全く予想外の言葉だった。
「……帰って来たみたいだぞ」
「はい?」
「ガル子とミスタが、帰っ……」
「確認して来ます!」
そういえばガル子がいつも履いている靴の音が聞こえた。ジョルノは玄関に走って行き彼女の姿を確かめる。
「ジョルノ!ただいま!!」
「おっ、早速ジョルノの出迎えか!」
ガル子とミスタの無事を視認したジョルノは、真っ先にガル子に向かい走り出した。
「ガル子さん、おかえりなさい!」
自身のその言動に何か引っかかり、それが何なのか思い出そうとする。
「……………あ、これは……」
そうだ、ガル子はいつもこうして真っ先に……誰よりも早く自身を出迎えてくれた。今回の任務は危険を伴わないものだったとしても、いつ何があるかは分からない。
いつもガル子はこんな心情でいたのだろうか……それを思うとジョルノは胸が締め付けられた。
「………ジョルノ!!」
胸の中に飛び込んで来た彼女を抱き締め、改めてジョルノは強く誓う。
(僕は……君を守る、必ず生きて戻る。そして、いつか………)
to be continued………
しつこくすみません、ありがとうございました!
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