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397. 匿名 2016/09/21(水) 22:16:35
愚問という言葉があるが、さてこれから夕飯を仕掛けようかという時分に
「かかさま。けふの夕食はなに?」という子供の問いかけ程、愚問に似つかわしいものはないであろう。
怱々と成す日次の家事におかれて、ふさわしい献立を先立って考えれる程の余裕は皆無なのを、子に説明したとてよろしくない。
しかし、それを毎日の約束事のように尋ねてくるのは、わたしには皆目わからないのである。
メニィウの心積りを発表して肩などを落とされれば、創作の意欲をそぐわれるし、
翻って、大喜びで期待されたとて、味に意気地のないわたしには障害が高い。
また、何が良いなどと急な注文を付け加えられると、素材の乏しい我が家にはほとほと煩わしい限りである。
そんな心情を子へ目で訴えながら、瞬時にわたしはイジワルを言うものだ。
「けふの夕食はお米と梅干しよ」
すると子は、またかかさまのおふさげだと見いだして。
「ええぇ」などと舌を出して笑うのである。+26
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