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水道民営化について、どう思いますか?

165コメント2022/04/26(火) 20:09

  • 156. 匿名 2022/04/24(日) 22:50:15 

    >>53
    公営事業だよ。
    すごい簡単に説明すると、大阪市を除く府内の42市町村(構成団体)がお金を出し合って設置した一部事務組合。

    やってることは、
    その市町村から、毎日水を○○㎥買いたいって依頼を受けて、企業団が水を作って市町村に売る。
    市町村は、企業団から買った水や自分で作った水を市民に提供する。

    この方法のメリットは主に3つ。
    ①安くできる
    ②災害や事故が起きた時に断水の可能性を減らせる
    ③災害や事故が起きた時に他の市町村と調整ができる。

    ①例えば、岸和田市が市民に提供する水を全部自分で作るとすると、1の水を作るのにお金が1かかったとする。
    でも、企業団から買うとすると、0.8で買える。
    すると、市民の水道料金も安くなる。
    企業団は何で安く水を作れるかというと、岸和田市以外にも沢山の市から注文を受けて、沢山の量を作るから。
    岸和田市は自分の市民が使う量しか作らないから、割高になる。
    ②じゃあ、岸和田市は自分で作らないで、全部企業団から買えば安くなる。
    その考えは正しいけど危険だから、殆どの市で取り入れられてはいない。
    もし企業団で全ての水を作ってて大規模な機械故障で水が作れなくなったら、断水する。
    だけど、岸和田市は50水を作ってて企業団から50買ってれば、少なくとも50は市民に給水できる。
    水は大事だから、企業団と市町村か作ることによって、リスクヘッジができる。
    ③②と関連するけど、企業団が各市町村の調整ができる。
    例えば、岸和田市が50の水を作って企業団から50買ってる。
    でも、岸和田市の機械が故障して、30しか作れなくなった。
    企業団は、頑張っても60の水しか岸和田市に売ることができない。
    とすると、10たりない。
    この場合、どこの市町村も機械に余裕を持たせてるから、企業団が調整する。
    例えば、堺市は、自分達で30作って企業団から30買ってる。
    とすると、企業団が堺市に『岸和田市がピンチだから、普段は30売ってるけど20でいいですか?』って言って、浮いた分を岸和田市に増やす。
    堺市は、普段は30作るけど、岸和田市のために自分が作る分を40に増やして対応。
    これで、岸和田市の水は守られる。

    私は、大阪ではないけど、大阪水道企業団とも付き合いがある某水道企業団で働く地方公務員。
    私も、公務員試験に受かったから働いてて、受かるまで全く知らなかったから偉そうなこと言えないけど、これを期に水道にも目を向けてみてね。

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