調理実習の思ひ出

[190. 匿名]

メニューは班ごとに決める、味は二の次で時間内にきちんと完成させることが目標、という回があった。

イカのグラタン作ろう！とか、拘ってすぱいすからカレー作る〜？とはしゃぐ他班、一方私の班は

私：料理はカレーなら普通にできる
女子A：包丁怖くて持てない、料理したことない
男子B：中学デビューでいきりまっさかり（根はいいやつ）、料理はしたことないのでイキりがしぼんで妙に大人しい
男子C：食べ物ならなんでもいい！料理はしたことない

という編成、こりゃ凝ったものは無理だと判断し「サンドイッチとコンソメスープ」にしようと提案した。
AとBはサンドイッチならなんとか…とホッとした表情、Cはお気楽だった

実習当日、ハムとキュウリのサンドイッチ、玉ねぎのコンソメスープという実に地味なメニューがちゃんと時間内に仕上がった。
最初私らの地味さを笑ってた他班はスパイスを焦がしたり、しったか女子がイカをさばけなくて泣いてたりとカオス。結局完成したのはうちの班だけで、かなりの加点が入った。

先生は
「料理は生活の中で限られた時間で作らなければいけないことが多い、どんなに凝ったメニューでも腹ペコの家族をまたせることはよくないし、よく調べもせず手を付けると素材を無駄にするよね」
と総括し、Aはなんか「自分で料理を作れた！」という成功体験でビビッときたらしく、その後調理の道に進み、今はお店を持ってる。

私はいま平凡に主婦をやってるけど、あの実習で学んだことは多かったな。明日のお昼はAくんとこのテイクアウトしようっと。

[211. 匿名]

>>190
調理の道に進んでお店を持った"A"は女子なの？男子なの？

最初は「女子A：包丁怖くて持てない、料理したことない」で、"女子A"となってるのに、
最後の一行では「明日のお昼はAくんとこのテイクアウトしようっと」で、"Aくん"になってる。