1. 2016/11/11(金) 21:41:45
■今注目の“胃がんリスク層別化検査”って?
実は、現在、内視鏡や胃部X線による検診を受けずして行える“新しいタイプの胃がん検診”があるのです。
それが、“胃がんリスク層別化検査”、通称“ABC検診”で、ほんの少しの採血だけで行うことができます。また、早期の胃がん発見率はバリウムによる検診よりも高いといわれています。
■何を調べる検診なの?
“胃がんリスク層別化検査”は、胃がんの原因となる“ヘリコバクター・ピロリ菌感染”の有無と、“胃粘膜性萎縮度”、この2つを調べ、胃がんリスクを判断する検査です。
A群:ヘリコバクター・ピロリ陰性+萎縮性胃炎無
B群:ヘリコバクター・ピロリ陽性+萎縮性胃炎無
C群:ヘリコバクター・ピロリ陽性+萎縮性胃炎有
D群:ヘリコバクター・ピロリ陰性+萎縮性胃炎有
検査結果より、A群では、1年後に胃がんが発生する頻度予測はほぼゼロで、B群では1,000人に1人、C群では500人に1人、D群では80人に1人と、A群からD群になるに従い、徐々に胃がんリスクが高くなっていきます。
出典:wooris.jp
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部位別のがん罹患率はもちろん、がんでの死亡率も高く、毎年トップ3に必ず入っている“胃がん”。塩分の摂り過ぎが胃がんリスクを高めることは明らかとなっていて、味噌やしょう油、漬物や干物など、塩分が多いものを好む日本人は、食塩摂取量も諸外国に比べ摂り過ぎの傾向にあります。