1. 2016/08/21(日) 00:00:32
■植物油が精子減少の大きな原因
精子減少の原因はいくつか指摘されていますが、環境ホルモンが生物の性ホルモンを撹乱し、生殖機能を損なうとされています。環境ホルモンは、正確には「外因性内分泌かく乱物質」といい、内分泌(ホルモン)系に悪影響をおよぼす化学物質のことで、ダイオキシンやPCB(ポリ塩化ビフェニル)が代表的です。地球の生態系を狂わす恐るべき物質として一時は大変な注目を集めました。1998年には流行語大賞にノミネートされるなどメディアでも盛んに取り上げられましたが、ダイオキシンやPCBへの対策が進んだこともあってか、最近では話題に上ることが減りました。
しかし、精子減少に歯止めがかかったわけではありません。新たな原因としてカノーラ菜種油や水素添加植物油に環境ホルモンと同じような性撹乱作用があることが突き止められました。カノーラ菜種油は、サラダ油やキャノーラ油などの調合油の主成分です。
出典:biz-journal.jp
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日本の少子化は深刻です。政府は、その対策として出生率1.8を目標に掲げ、2020年代半ばの達成に向けて子育て支援策を打ち出していますが、待機児童問題ひとつを見ても悲観的にならざるを得ません。子育てのための社会制度や施設の充実も急務ですが、少子化解決にはもうひとつ根本的な問題も潜んでいます。日本では10組に1組のカップルが不妊症だといわれています。不妊症は世界的に増加傾向にあり、その大きな原因のひとつに男性の精子減少が挙げられています。