1. 2025/07/16(水) 14:58:02
海外では「やせすぎモデル」の起用を規制する動きもあるが、日本では対策が遅れており、細身のアイドルなどが礼賛される傾向も根強い。糖尿病薬が「やせ薬」として不適切に使われている問題も起きている。
栄養不足で骨が発達せず骨粗しょう症になったり、ホルモンの分泌が乱れて月経周期の異常を起こしたりし、髪や肌質の低下、貧血、メンタルの不調など様々な症状を引き起こす恐れがあるためだ。糖尿病にもなりやすく、将来生まれてくる子に影響を与える懸念もある。アフリカなど貧困国の子どものような栄養失調による健康問題が、日本人女性にも起きている可能性があると警鐘を鳴らす。
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ニッセイ基礎研究所の村松容子・主任研究員は「多様な美を許容せず、やせ一辺倒の価値観が浸透している」と語る。日本人女性の自尊感情の低さを要因とする研究もあるという。ファッションジャーナリストの宮田理江さんは「欧米では個性を重視するが、日本は同調圧力が強く、周囲と同じでないと不安になる傾向がある」と指摘する。