1. 2025/06/17(火) 11:26:32
都内でオーナーとしてラーメン店と居酒屋を経営する男性は、原材料以外の面を嘆く。「人件費の高騰は大変ですが仕方のない面がある。これだけ出さないと今の時代は来てくれないよなとは思いますから。ただ、ここ最近は結構な額を提示しても外国人の方ばかりですね。日本人にとって飲食イコールブラックみたいな感覚なのか」
求人で来るのは外国人ばかり……と嫌悪したり差別的な意味で言っているのではない。
「いや、むしろ優秀な人が多い。ただ、チェーン店だったり商品の内容・提供の仕方が決まっている業種はいいのですが、お客さんとの会話やフレキシブルな対応となると少し難しい。私の店でもラーメン店のほうではすごく助かっています。食券ですし、注文も“麺固め”とかくらいですから。
ただ居酒屋はさまざまなお客さんがいますし、注文もラーメンと比較すると多い。もちろんフォローしますが、教育の時間もかかります。外国人の方の場合、一定期間で辞めていく人も少なくないのもつらいところ」
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2024年度、カレーやラーメン、居酒屋などの倒産が過去最多となっている。倒産が相次いだのは原材料・光熱費・人材費など、さまざまな要因があるという。飲食業界の“リアル”な事情について聞いてみた――。