1. 2025/06/05(木) 12:12:46
息子が依存症を患ったのは個人タクシーの運転手だった十数年前。入退院を繰り返し、被告は心臓に持病を抱えながら寄り添った。地域の断酒会にも息子は拒んだが、一人参加した。夜に酒を買いに出かけないよう見張るため、玄関前で寝袋を敷いて寝た。老いる身に労苦は重く、体重は35キロまで落ちた。
今年1月、家族を取り巻く環境は一段と厳しくなった。息子が救急搬送され、依存症に起因する記憶障害の発症が分かった。入院先の病院から「回復は難しい」と知らされた被告はわが身や夫の年齢を思い、息子が生涯暮らせる施設を探し回った。しかし見つからず、深く落胆した。
「自分が責任を負う」。被告は夫に「だめなら考えがある」とも伝え、5月2日に退院させて自宅に連れ帰った。その3日後―。
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広島市中区の川土手で息子=当時(55)=を絞殺したとして母親の被告(80)が殺人罪で起訴された事件は、発生から5日で1カ月になる。アルコール依存症や重度の記憶障害に苦しむ息子の将来を悲観した末の犯行とみられ、老いた家族の境遇も背景に透ける。