1. 2025/04/28(月) 10:15:34
現在、妻が担っている家事は朝食の準備と平日の洗濯(洗濯機を回すだけ)です。育児はすべて雅人さんが丸抱えしている状態です。筆者は「仮に雅人さんがすべての家事、育児を担当した場合、奥さんの代わりに朝食の準備と平日の洗濯をすれば良く、それ以外は同じですよ」と助言しました。
離婚に伴って息子さんの環境をなるべく変えないことが大事です。筆者は「どちらが息子さんを引き取れば環境の変化を最小限にできるかは明らかですよね」と念押ししました。雅人さんは「息子は大半の時間を僕と過ごしており、あまり妻に懐いておらず、最近は距離をとっている感じでした」と答えます。
そのことを踏まえた上で、雅人さんは妻を喫茶店に呼び出し、親権をあきらめるように迫ったのです。「もし、有希人に「パパとママ、どっちと暮らす」と尋ねた場合、僕を選ぶに決まっているよね」と。しかし、妻はそれでも妻は首を縦に振らなかったのです。
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今回はてんかん持ちの子どもを守るために、親権を勝ち取った井上雅人さん(42歳)の相談事例をもとに、行政書士とファイナンシャルプランナーの資格を持つ筆者が解説します。