1. 2024/09/30(月) 15:55:05
近づいて観察すると、腐食が進んで、木材が折れて崩れているものもある。屋根の装飾に使われた部分は、青カビが生えて、表面が黒ずんでいる。
出典:fnn.ismcdn.jp
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なぜ、開館から25年近く経って、このような事態に陥ってしまったのか。建築エコノミストの森山高至氏は、隈氏の設計についてこう断罪する。
「直接雨風にさらされるところにスギを使っている点が問題です。本来であれば油分の多く雨に強い木材を使うべきですが、おそらくコストが高いので安い木材を並べたのでしょう。
小規模な商業施設であれば、こうしたデザインはまだ理解できますが、美術館という大型の公共案件ではありえません。『海の家』をつくるような感覚で仕事をしているのではないでしょうか」
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