1. 2024/08/18(日) 15:20:17
◆塾に通う小学生が30年前の2倍以上
「夏休みが昔に比べて数日短いなど、いろいろな要因があるとは思いますが、子どもの教育方針に関して、学校よりも親の考えが強く反映される世の中に変わったことが特に大きいと思います。例えば、習い事に通う子どもは昔に比べて格段に多くなり、多い子は週5でどこかに通っています。習い事は学習系に限らず、ダンス・楽器・演劇といった芸能系など多岐にわたり、親が送迎して徹底的にサポート。
さらに、中学受験をする家庭も多くなり、そういった家庭では日ごろから、学校の宿題以外でもドリルを買って勉強するなどしています。こうなってくると、学校側が子どもに強制させる宿題を多くするわけにはいかなくなりますよね」
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ただ、宿題が減っているのは、教員たちがそれぞれの家庭に任せてしまっているというわけだけではなく、子どもを想っての考えでもあるようだ。
「そもそも教員の意識としては、学習内容の定着のために課題を出していますが、果たして宿題にどこまでの効果が見込めるかが疑問です。中学・高校となったら自然と課題も増えて部活も始まって忙しくなるので、せめて小学生時代は好きなことする時間が多くてもいいんじゃないかという思いもあります。
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なぜ今の小学生の宿題は少ないのか