1. 2024/07/18(木) 20:57:37
「すごく救われています」。時折、長男(3)を預ける市内の女性(35)は打ち明ける。夫婦そろって精神疾患があり、夫は仕事も休みがち。心配事が絶えない。「ずっと子どもと一緒にいるとどうしても息が詰まる。少し離れる時間があると、また頑張ろうと思えるんです」
施設での預かりが多い中、里親の自宅での受け入れを進める動きもある。呉市では22年度、県内でも最多の109日分の受け入れを里親が担った。利用者からは「地域の家庭に託すのは安心感が大きい」といった声も届いたという。
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子どものショートステイは、国が補助する「子育て短期支援事業」の一つで、虐待防止につなげる目的もある。主な預け先は乳児院や児童養護施設。最大7日間を原則とする市町が目立ち、利用料は一日1人3千~5千円前後。ひとり親や生活保護世帯は減額や無料になることが多い。 広島市では、20年度はコロナ禍の影響で利用日数が190日と落ち込んだが、21年度は375日と約2倍になり、その後も加速度的に増えている。