1. 2024/03/30(土) 17:53:14
(抜粋)良い大学に入っても不幸な人もいます。世間で立派と言われるような職業に就いても、お金持ちになっても、犯罪やスキャンダルに手を染めて、不幸になる人もいます。
恋人がいても不幸な人はいるし、きれいな奥さんやかっこいい旦那さんと結婚しても、家庭を壊して不幸のどん底に落ちる人がいます。子どもが生まれても、独身時代と比べて自由がなくなったことなどで不幸を感じる人もいます。では、一見幸せをもたらしてくれそうなこれらの要素を持っていても、なぜ不幸に感じてしまう人が出てくるのでしょうか。
その理由は、人は慣れる生き物だからです。いわゆる良い大学に受かって、その当初はとてもうれしい状態だとしても、通っているうちにそれが当たり前になって、気づいたらその状態に慣れてきます。
立派な職業に就いても、最初のうちはその喜びにひたっていますが、気づいたらその状態に慣れて、当たり前になってしまいます。すてきな恋人ができてもそうです。気づいたらその状態に慣れて、当初はありがたかったその存在が当たり前の状態になってくる。
本当は幸せにもかかわらずその状態に慣れて、当たり前だと思ってしまう傲慢さを打ち破る唯一の方法は、今の有り難さに気づくことです。
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どうすれば「幸せな人生」を送れるのか。予備校講師の肘井学さんは「志望校に合格して、立派な職業に就いても幸せになれるとは限らない。幸せな人とは、受験に成功した人が『なる』ものではなく、今ある幸せに『気づく』ことができる人だ」という――。