1. 2023/10/26(木) 22:55:01
もともと内臓脂肪には、体の機能を調節するための物質を分泌する役割があります。その物質のなかには、食欲を抑えるなどいい効果をもたらすものがある一方、悪い働きをするものも。
内臓脂肪が適正量であれば、いい効果のほうが優勢ですが、増えすぎると悪い効果のほうが優勢になってしまうことが明らかになっているのです。
さらに、内臓脂肪はがんを引き起こすきっかけにも。本来細胞には、体にとって不都合な細胞が自然と淘汰される、「アポトーシス」という機能が備わっています。ところが大量のインスリンが分泌されると、アポトーシスが効きにくくなり、悪い細胞が増殖するのです。
ほかにも、胆石や骨粗鬆症を引き起こすおそれがあるなど、内臓脂肪はまさに万病のもと。
出典:fujinkoron.ismcdn.jp
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私は内科医として、健診センターでのべ20万人以上もの健康診断を行ってきました。そこで糖尿病をはじめ、さまざまな病気の人を診て気づいたのが、そのほとんどの人にかなりの量の脂肪、特に内臓脂肪が蓄積されているということでした。