1. 2023/08/30(水) 19:58:00
2015年に創業した会社「ヴァンガードスミス」。70人ほどいる社員のうち、隣人トラブルの相談業務を担っているのは、すべて元警察官だといいます。
自身も北海道警察の警察官だったヴァンガードスミスの田中慶太社長(42)は、会社を立ち上げた経緯について、こう話します。
田中社長:「例えば交番勤務をしていた時に、もう少し踏み込んで話を聞いてあげたいなと思った時に、やはりどこかで線を引かないと業務が回らない。民間企業でトラブル相談を受けられるようにして、事件手前の防犯を提供すると社会が良くなるのではと思い、(会社を)始めました」
この会社では、中立の立場でそれぞれから聞き取りを行い、これまでおよそ2万件の隣人トラブルを収束させてきたといいます。
出典:news.tv-asahi.co.jp
隣人トラブルの解決を支援する専門会社が注目を集めています。利用料金は個人で加入する場合、月額平均500円。アパートなどの管理会社が一括で契約するケースもあり、会員数は現在、全国に96万人と急増しています。
田中社長:「近隣トラブルは突然起きて、突然殴り合うというよりは、徐々に悪化していって気持ちがパンと切れてしまうこと。この感情のステップを上げないということが私たちの見ているところ。相談しやすい環境をどうやって作っていくか、トラブルを悪化させない防犯の考え方がすごく大事だと思っています」
+186
-7
テレワークなどでそれまでは気にならなかった隣人トラブルに悩む人が増えています。こうしたトラブルを、元警察官が中心となって事件になる前に防ぐビジネスが急成長しています。