1. 2023/05/16(火) 15:24:41
親の価値観から逃れられずに婚活に苦労するケースもあります。38歳の会社員K子さんは、東大卒の41歳のキャリア官僚(国家公務員)とマッチングしました。
同世代で高学歴、高収入の申し分ない相手です。それにもかかわらず、K子さんの毒親の母親が「相手の親の学歴」にこだわって引かなかったのです。母親は「両親ともに大卒でないと認めない」というのです。彼の母親は高卒でした。
大学進学率は現在約55%ですが、婚活世代の両親の学生時代では30%台。両親がともに大学を出ている家庭は多くありません。説得してもK子さんの母親が頑なに反対します。
K子さんと母親は、いわゆる一卵性母娘のような密な関係だったので、親離れ・子離れができていません。K子さんは最後まで「親の学歴なんて私には関係ない!」と強く反発できず、破談に至りました。
ちなみに、キャリア官僚は好条件でしたから、K子さんと別れた瞬間に多くの女性から申し込みが殺到。あっという間に成婚してしまいました。
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アラフォー世代の親は60~70代が中心です。母親が結婚・出産した40年近く前なら、専業主婦になる女性がメジャーな価値観の世代だったともいえます。娘も結婚したら仕事を辞めて家庭に入り、家事や子育てに専念したほうが幸せだと考えているのです。そんな親に洗脳され、その価値観を共有している女性たちはアラフォーになっても、「結婚=永久就職」で夫の稼ぎでラクに暮らせると思っているケースが少なくありません。