1. 2022/11/18(金) 12:23:12
――ひと口に“子どものいない人生”といっても、さまざまなケースがありますね。ただ、子どものいない人たちがどんな思いを抱いているのか、世間に伝わりきっていないことも大きいように思います。
「子どもがいないと『自分は女性として義務をはたしていない』と肩身のせまい思いをし、自分のことを語りづらくなる人も多いですね。
“子どもがいない人”とひとくくりにせず、さまざまな背景があることを社会に識(し)ってもらうのはとても重要だと思います。最初からふたりで生きる人生を選んだ人もいれば、私たちのように結果的にそうなってしまった人もいます。
また、持病をもっていて、『次の世代に継ぎたくない』という責任感から子どもをもうけないという人もいます。『女性だから母性がある』という固定観念も、変えていかなければと思います。男女問わず、子孫を残したいと思わない人もいるし、結婚さえしたいと思わない人もいます。
出典:joshi-spa.jp
「“子どものいない人あるある”なのですが、母の日は“母と子”を意識させる催しで、母になれなかった女性の中には、その日がとてもつらく感じる方もいらっしゃいます。他にも、毎年送られる年賀状の家族写真とか、最近ではSNSなどで『ご報告』というタイトルから始まる妊娠報告に胸を突かれるというお話も聞きます。
『私事ですが……』とうやうやしく文章が始まり、妊娠の報告に続いて最後に赤ちゃんのエコー写真やお腹の膨らみを強調する写真が貼られていることが多いのですが、ビジュアルの与えるインパクトというのはとても強烈で、数日間そのイメージが焼きついて落ち込んでしまう方もいるのです。
出典:joshi-spa.jp
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“産まない産めない女性の幸せな人生計画”を応援するポッドキャストとサイト「FLOW」を運営し、子どものいない女性や夫婦の情報を発信するボレンズ真由美さん(41歳)。インタビュー前半では、3カ国8年間の不妊治療体験と、ご夫婦ふたりで歩む道を選ばれたあとの葛藤や、どのように気持ちを切り替えて行ったのかについてお話を聞きました。