1. 2022/10/10(月) 13:20:10
反則金や罰金は、国の大事な収入となるため、偉い人たちは徹底的にお巡りさんたちのケツを叩いてくる。とにかく警察にとって「違反者は大事なお客さま」。いまや、違反者へかける言葉も、丁寧で優しい言葉遣いが大事な流儀となっている。
警視庁の各交通機動隊は1隊4中隊で編成され、各中隊はさらに2つの小隊に分かれている。つまり一つの部隊には8つの小隊があり、この8つの小隊をこうして競わせて年間順位まで決めてくるのだった。
■ドライバーのうっかりミスも売上げにする
そもそも交通違反は、知らないうちに犯してしまっている場合が多い。標識の見落とし、勘違いなどは、いわゆるうっかりミスだ。速度違反だって、悪質性の高いものは、それほど多いわけではなない。
けれども、そういった一般ドライバーが犯しがちなうっかりミスを、ミスとして注意するのではなく、取り締まって売上げにしてしまうのが、白バイ隊員なのだ。
■違反の頻発スポット「漁場」では白バイが待ち伏せ
ノルマをクリアするためには、いかに良質な漁場を確保しているかということが重要であった。こうした場所は、先輩から後輩へと白バイ乗りに引き継がれていく。
ある時は見えない所に隠れ、ある時は同じ場所を何度も流しながら、獲物を待つ。経験を積むと、車両の動きで「こいつは違反をするぞ!」と直感的にわかるようになる。
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交通取り締まりノルマの実態を、白バイ隊員の視点から明かした人物がいる。元警視庁交通機動隊員として22年間、白バイに乗ってきた洋吾氏だ。 近著には『白バイ隊員 交通取り締まり とほほ日記』もある洋吾氏が、「白バイ反則切符ノルマ」の実態に迫る。