1. 2022/07/15(金) 11:27:35
女性に言えば「セクハラ」、男性に言えば「笑いのネタ」に? 男性が感じる“生きづらさ”の本質を探る - All About NEWS
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ジェンダー平等への意識の高まりと、根強く残る「男だから」「男らしさ」の狭間で“生きづらさ”を感じる男性もいる...
6年前、学生だった筆者が遭遇したこんな出来事を思い出した。
「このままじゃお前、一生童貞だぞ!」
アルバイト先の会社の飲み会で、1度も彼女ができたことがないという洋二さん(仮名・当時大学3年生)に対して、社員の高橋さん(仮名・当時40代後半)が冗談交じりに言い放った。
「えっ!? 洋二君、彼女できたことないの?」
女性陣からは驚きの声が上がった。洋二さんは最初、髙橋さんの言葉に「彼女欲しいっすね~」とうまくかわしていたが、次第に高橋さんは、周りの女性たちに「洋二はなんで彼女ができないんだと思う?」と意見を求め始めたのだ。
「洋二は男らしくないし、ひょろひょろしてるから?」「ん~顔?」「お金があればモテる!」
お酒の入った女性陣からは、痛烈な意見が飛んだが、洋二さんは「まじか!」「辛いわ~」と大げさなリアクションで笑いを取っていた。彼は、いわゆる“いじられキャラ”だったのだ。
その飲み会に参加していたのは、男女含め10人ほど。女性の中には、少し引いた様子でお酒を飲む者もいたが、ほとんどが高橋さんと一緒になって洋二さんをいじっていた。洋二さんは終始笑っていて、嫌がっているようには見えなかった。しかし、2カ月後、洋二さんは突然アルバイトを辞めたのだ。
後に、人づてに「洋二は、髙橋さんに対してかなり不満を持っていた」と聞いたが、それが高橋さんに伝わることはなかった。
近年、セクハラ対策として、コンプライアンス窓口などの制度が整いつつある。しかしこのような制度を利用するのは女性が大半だ。
20代男性の“生きづらさ”の2位は「男性が弱音を吐いたり、悩みを打ち明けることは恥ずかしいという考え」。
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