1. 2022/07/07(木) 15:19:16
1千人近い生徒を長時間、グランドに立たせたら、熱中症で倒れる者もでるだろう。健康管理体制はどうなっているのだろうか。朝日新聞社仙台総局の幹部に尋ねると、県高野連の松本嘉次理事長を紹介してくれた。
「体調管理は個人。こちらの管理じゃない。倒れない子もいる。高野連の対応とすれば、ベンチで冷やしたタオルを用意し、それぞれに先生を配置し、倒れたら、すぐに対応している。熱中症対策は行っている」
--熱中症で倒れることのない環境が必要なのでは
「倒れないようにするといっても、われわれが分かるわけないじゃないですか。誰が倒れる、倒れないって分かりますか」
--いや、炎天下で生徒を長時間立たせること自体を回避した方がいいのでは
「それはもちろんだが、開会式は例年よりも熱中症対策として40分短縮した。だから、選手は1人も倒れていない。(倒れたのは)プラカードを持つマネジャーだけだ」
選手1人が体調不良を訴えた件はタイムラグがあったようで、取材当時は松本氏に報告があがっていなかった。
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楽天生命パーク宮城(仙台市宮城野区)で5日に行われた第104回全国高校野球選手権宮城大会(主催・宮城県高校野球連盟、朝日新聞社)の開会式を取材した。入場行進から県高野連幹部のあいさつ、選手宣誓に至るまで所作が徹底され、全体的に統制された進…(略)約45分の開会式が幕を閉じたが、それでも異変が生じる。