1. 2022/05/06(金) 14:24:38
様々な要因が考えられますが、1つは住宅・建設業者の収益構造に無理が生じていることが挙げられます。賃貸住宅よりも分譲マンションや建売住宅の方が効率的に利益を得ることができるため、新しい住宅を建築し続け、それらの営業に力を入れ売り続けるというのが利益を最大化するロールモデルとなっているためです。また、政府の政策もまた、住宅過多に寄与しています。近年は中古住宅の購入を後押しとなる政策も徐々に増えてきています。ですが、かつては補助金や住宅ローン減税などの処置は新築住宅の購入を後押しするものに偏っていたことも一因です。
住宅利用されていない空き家がこのまま増え続ければ、廃墟が増え、それらの始末に多額のコストがかかります。さらに。廃墟が増えると治安が悪化するというデータもあり、決して喜ばしい現象とは言えません。目先の利益ではなく、永続性のある住宅売買のビジネスモデルを新たに創り出す時がきていると言えるのではないでしょうか。
+524
-7
「少子高齢化」の波はいたるところに弊害をもたらしますが、実際、数値で見るとどれほどまで進んでいるのでしょうか。また、「少子高齢化」に伴い人口が減少するなか、なぜか住宅は増え続けているという現象があります。