1. 2021/09/16(木) 09:14:23
朝課外とは教育課程に基づかない非正規の授業で、九州の高校で独自に定着。通常の始業時刻より約1時間早い午前7時半ごろからスタートするため、生徒も教員も、その分朝早く起きて登校する必要がある。・朝課外が負担になっているという意見は保護者からもあった。福岡市東区にある公立高3年の子を持つ親から届いた封書には「毎朝5時半に起き、眠たい目をこすりながらイヤイヤ出ていく姿をずっと見てきた。帰りは部活、帰宅後は多くの宿題、寝るのはいつも0時過ぎ……。親も毎日早起きして弁当作り。子どもは『分かる内容の授業に朝早く起きて行くのが嫌。選択制にしたらいいのに』と言っていた」とあった。
・ 多くの高校で朝課外はPTAが学校に依頼する形で実施され、教員の人件費はPTA会費から賄われていることが多い。塾や予備校が少ない地方で家計に負担をかけない学力向上策として各地で数十年前に始まったとされる。宮崎県内の普通科高校17校に聞くと、朝課外を続けている学校からは「PTAや保護者からの要望が根強くある」との回答が目立った。
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宮崎県立の進学校で勤務する30代男性教諭は「教員の立場からも朝課外の廃止を求めたい」と電話で訴えてきた。共働きで自身の子どもがまだ小さく「保育園は午前7時ごろ開園で、朝課外を午前7時半に始めるには午前7時20分までには学校に到着しなければならない。...