1. 2021/09/08(水) 15:57:52
貧困の要因の一つといえる失業も、その多寡は若年層になるほど学歴による差異が大きくなっている。またその学歴は幼少期からの家庭環境に左右され、さらにその家庭環境には教育に投資できる親の経済力が反映している。
努力しても報われないと端(はな)から思って諦観していれば、努力してやろうというモチベーションはなかなか高まらないが、そこでたとえ報われなかったとしても、不満感はさほど募らない。期待値と現実の間にあまりギャップが生じないからである。
日本青少年研究所が実施した「高校生の生活意識と留学に関する調査」によると、「現状を変えようとするより、そのまま受け入れたほうが楽に暮らせる」と答えた人は、1980年には約25%にすぎなかったが、2011年には約57%へと倍増している。
(↑一部抜粋)
+548
-35
「親ガチャに外れちゃったよ」。昨今、学生たちの会話に耳を傾けていると、時折そんな声が聞こえてくるようになった。<略>ガチャでどんなアイテムが当たるかは運任せである。<略>私たちは誰しもどんな親の元に生まれてくるかを選べない。<略>自分の人生が希望通りにいかないとしたら、それはくじ運が悪くて外れを引いてしまったからだ。親ガチャにはそんな思いが込められている。