1. 2021/05/02(日) 16:03:58
期待が膨らむ回答ばかりでした――総理大臣になったら、国債(国の借金)はどのように返しますか?
河野 これは大きな質問ですね。今、日本の借金は非常に大きいので、この借金が大きくなりすぎないように、無駄遣いには気をつけないといけないと思います。それともう一つは、日本の経済をもっと発展させて、企業も個人もお金を稼げるようにすること。そうすると法人税や所得税、消費税などの税金を払う人が増えて、国の税収も増えていきます。少し長い時間をかけて、戦略を作っていかなければならないと思います。
出典:dot.asahi.com
河野 僕のところにはときどき、「政治家になりたいので、事務所で働かせてください」と、大学生や大学を卒業したばかりの人が来ます。僕がその人たちに言うのは、「政治家になるというのは手段です。ゴールじゃありませんよ」ということです。
たとえば、自分の生まれた町をよくしたい、困っている人を救いたいとか、あるいは自然を守りたいなど、何かゴールがあって、それを実現するための手段の一つが政治家です。ほかにも自分で会社を興して、お金をたくさん稼いで、そのお金でゴールを達成するというやり方もあるだろうし、NGOを立ち上げて仲間と一緒に活動するという方法もあると思います。
政治家になることをゴールにすると、そのためには何をやってもいいんだとなってしまうし、全員が必ず政治家になれるわけではないので。でも政治に興味があるのはすごくいいことだから、いろんなことを勉強してほしいな。がんばってね。
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新型コロナウイルスのワクチン担当の大臣として注目を集める河野太郎大臣。月刊ジュニアエラ5月号では、その河野太郎さんに、5人の子ども記者がオンラインで直撃取材した。総理大臣になったら国の借金をどう返すか、なぜ政治家を目指したか、英語の勉強方法など、子どもたちからの様々な質問に答えた。