1. 2021/02/07(日) 21:26:20
料理というのは非常に煩雑な作業で、献立を考えるところから始まって、食材を揃え、同時進行で煮たり焼いたり炒めたり刻んだりしながら、すべての料理をちょうど美味しいタイミングで食卓に並べなければなりません。
2ステップどころかマルチステップが求められます。集中力と注意力をフル稼働する必要があるので、前頭葉の働きが低下している認知症グレーゾーンの人にはうまく対応できません。
そのうち、今夜のおかずを何にするかも考えつかなくなり、料理を作ることを避けるようになります。認知症グレーゾーンの人が料理を作れなくなる背景には、記憶力の低下とともに、「めんどうくさい」という意欲の低下も大きく影響していると考えられます。
(中略)
惣菜の中身がポテトサラダやきんぴらごぼうなど、バランスの取れたものを選んで買っているうちは、まだある程度の気力が残っています。
一方で、毎日おにぎりや即席ラーメンだけで済ませていたり、買ってきた惣菜を皿に盛ることもせずにパックのまま食卓に出すようになってきたら、認知症にかなり近づいてきていると考えたほうがいいでしょう。
本来、料理を作ることは認知症対策にとても有効です。それをやめてしまうと認知症がより進みやすくなるところも問題です。
料理をやめた途端「認知症リスク」が急増する訳 | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
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親が急に料理をやめたり、食卓にパックの惣菜を皿に盛ることもせずに並べたりするようになったら要注意。急に料理をやめると、「認知症リスク」が高まる可能性があります。その理由を医学博士の朝田隆氏が解説。
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