「あの家は変な人が住んでいる」近所から噂される引きこもり息子との地獄のような毎日

517コメント

更新:2020/11/26(木) 16:10

1. 2020/11/16(月) 13:36:30

「あの家は変な人が住んでいる」近所から噂される引きこもり息子との地獄のような毎日 | 文春オンライン bunshun.jp

2019年時点での国内の引きこもりの総計は推定100万人以上。実に国民のうちおよそ1%が引きこもり状態になっている。家族が、友人が、はたまた自分自身が……何かしらのきっかけで引きこもりになってしまう可能性は0ではない。ここでは臼井美伸氏の著書『「大人の引きこもり」見えない息子と暮らした母親たち』より、大学受験・就職活動の失敗を経て引きこもり状態となってしまった青年が、家族との絆を回復するための第一歩をどのように踏み出したのかについて紹介する。


引きこもりが9年目に入るころから、俊英さんはだんだんと荒れるようになった。興奮すると、手がつけられなくなる。ものを投げたり、食べ物を投げたりする。ガラスを殴って手に大ケガをしたこともある。2階から外にものを投げることもあった。

次第に俊英さんは、近所の音に敏感になった。三上さんの家のそばには駐車場がある。そこに車が出入りするときに、敷いてある鉄板の音が大きく響くのが、気に入らないという。車が出入りするたび、窓を開けて「うるさいー!」と大声で怒鳴った。

大声だけでなく変な声を出すようになった。笑い声のような奇妙な声を、夜中に外に向けて発する。ラジオの音を、大きくして鳴らすこともあった。近所の人にも、「あの家に変な人が住んでいる」とだんだん知られてきた。

「あのころは、本当に地獄でした」両親は日に日に憔悴していった。息子と一緒にご飯を食べても、味がしない。どんなものも、「おいしい」と思うことがなくなった。

ついに、世津子さんは「若者教育支援センター」に電話をかけた。「うちの子を、そちらで預かってください」

まずは精神科医と面接をし、次に代表の広岡さんのカウンセリングを受けた。できるだけ早く俊英さんを家から出し、寮で生活させようと、方針が決まった。

広岡さんが2人のスタッフを連れてきた。世津子さんが俊英さんに説明をすると、俊英さんの表情が変わった。舌打ちして、激しく怒り出した。

「お母さん、部屋から出てください」と言われ、世津子さんは別の部屋に移った。ドアの向こうから、広岡さんたちが穏やかに説得している声が聞こえてきたが、俊英さんはなかなかうんと言わないようだ。

1時間くらい経ったころ、スタッフから世津子さんの携帯に電話があった。「俊英さんが車に乗りました。これから出発します」あっけない別れだった。

「『やっと出た』と思いました。寂しくはなかったです。本人が苦しんでいるのはわかっていて、どうにかしてやりたいと思っていましたから」(世津子さん)。

+929

-15

2. 2020/11/16(月) 13:37:26

生き地獄

+1248

-3

3. 2020/11/16(月) 13:38:02

いや当たり前だろ
そんな家と関わりたくないわ

+1217

-30

4. 2020/11/16(月) 13:38:06

どうにかしてやりたい。じゃなくて、どうにかしたかったんじゃ?

+970

-45

5. 2020/11/16(月) 13:38:13

夕方のニュースでよくやってるやつね

+223

-2

もっと見る(全517コメント)