1. 2020/10/03(土) 14:07:02
●国会や地方議会
「うちの先生(議員)は60代の『紙』世代。何でも紙に一度印刷しないと、読んでもらえません。それに、スキャンダルネタに関するやり取りを万が一メールで誤って変なところに送ってしまったら、大問題ですから」
●児童相談所
「機微な子どもの個人情報を扱っているので、FAXを使っています。自治体ごとに個人情報保護条例が異なりますし、セキュリティーの対応もまちまちなので、メールなどでやり取りするのは難しいのです。せめてメールくらいはダメなのかと、議論になったことはあるのですが...」(東京都内の児相の所長)
●医療機関・保健所
「医療機関に手書きでなくハーシスに直接打ち込んでもらえるよう、調整を続けていますが、コロナ禍で多忙な医療機関にすぐに対応してもらうのは難しいです。医療機関からも『入力するのは手間がかかる。紙での届け出で十分事足りる』と難色を示されています。今までのやり方を早く変えようとして、混乱が起きたら医療体制の崩壊につながりかねないので、慎重に進めています」
●小学校などでも、家庭との連絡にFAXを使っているケースも
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「ハンコの次はFAXをやめたい」と、河野太郎・行政改革担当相が行政手続きのペーパーレス化・オンライン化の一環として意欲を示した「FAX廃止」。新型コロナ禍では、保健所でPCR検査結果の情報共有にFAXが使われていたことが記憶に新しい。ほかにも、行政や政治など...