1. 2020/09/06(日) 17:59:39
アメリカ合衆国農務省の分類では、「トマトは野菜」ですが、この分類は1883年に制定された「輸入野菜に対する課税法」を巡って争われた裁判が原因です。
この裁判は最高裁まで争われましたが、時のホレス・グレイ司法長官は「辞書によると、『果物』とは『植物の種子』、ないしは『種子を中に含む植物の部位』、ないしは『水を多く含み、柔らかく、種を覆う植物の部位』と定められている。しかし、一般的な文脈や関税法の趣旨においては、トマトは野菜である」と裁定し、「トマトは野菜」と明確に定められました。
「トマトは野菜」という分類から、2011年には「ピザは野菜」という分類も生まれています。当時のオバマ政権は学校給食に対して助成金を投じましたが、同時に「一定量の野菜を含めること」という規定を設けました。この規定によって「一定量の野菜」の定義について議論が紛糾。そして2011年1月にアメリカ議会を通過した改正歳出予算案は、「トマトソースを大さじ2杯含んだ料理は野菜として良い」としたため、トマトソースがかかったピザは野菜として分類できるようになりました。
出典:image.news.livedoor.com
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トマトは日本では一般的に「野菜」という認識で、スーパーマーケットの野菜コーナーに置かれています。しかし、トマトの赤い実は花が咲いた後に残る果実の部分であるため、植物学的には「果物」という意見もあります