1. 2020/05/06(水) 00:30:52
会社からみれば社員の今まで見えてこなかった能力の確認ができる。社員からみれば通勤して机に座らなくても給料がもらえる。コロナ禍による全国テレワークお試しキャンペーンは、このように会社と社員との関係を見直すきっかけになる可能性が高いのだ。
これからの10年間ほどで、おそらく会社での働き方は大きく変わりそうだ。これまでは大学をでたら「就職」をすることがあたりまえだった。そして日本人の多くが「会社」という組織にまずは入門することが前提だった。つまり良い会社、安定した会社に入ることが「仕事をする」ことと同義だった。
しかしコロナ後は、個人が複数の会社と業務委託契約を締結して働く。つまり自らの能力を売る、職能で働く時代に変わっていくことを意味している。そしてそうした能力を磨いてこなかった、あるいは能力がなかった人は社会から確実に落ちこぼれていく。つまり、会社という安寧の仕事場は確保されなくなるのだ。
+324
-55
コロナ禍が収まりを見せない。4月7日に緊急事態宣言がなされて以降、多くの企業がテレワークでの業務を余儀なくされた。現代の勤労者の多くが所謂事務系ワーカーである。