1. 2017/10/15(日) 10:33:36
給付型奨学金は、同会の奨学生(8月で約4600人)が全員対象となり、成績などによる選別はない。年間の給付額は高校生が24万円、大学生・短大生・専門学校生が36万円、大学院生が48万円。貸与と合わせた合計は、54万(国公立高校生)~144万円(大学院生)となる。
同会は収入の多くを寄付に頼り、給付型の新設でさらに年間15億円ほどの支出が見こまれる。14日の活動に参加した、同会の奨学生で帝京大3年の若林博幸さん(20)は「自分も高い教材や、友達と遊ぶ機会を我慢することがある。給付型奨学金ができるのはとても助かります」と語った。
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事故や病気などで親を亡くした子どもたちに奨学金を出してきた「あしなが育英会」(東京)は、来年度から返済の必要がない給付型奨学金を新たに設ける。14日には東京都新宿区で募金活動を行い、学生らが支援を呼びかけた。 あしなが育英会の奨学金はこれまで、返済が必要な貸与型だけだった。しかし、同会から奨学金を受けている大学生200人を調査したところ、6割が他の奨学金も利用していたことが分かった。学費の負担をめぐる議論が注目されていることもあり、新たに給付型を作ることにした。