1. 2017/06/09(金) 16:38:44
通報を受けて駆け付けた地元警察と検死当局は、損傷が激しい老夫婦の遺体に関して「夫婦が死亡したのは少なくとも2か月前で、夫が先に自然死を遂げ、重い認知症ゆえ自身の身の回りのことが何らできなくなっていた妻も数日後に死亡したと考えられる。外部侵入者や事件性を疑うべき点はない。さらにペットの犬が飢えをしのぐため2人の遺体を食べたと考えられる」との結論に至った。老夫婦はそれまで5頭の犬を飼っており、うち2頭はつながれたまま餓死していたが、残る3頭は2人の遺体を食べることで2か月間生き延びたと考えられるというものであった。
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地中海西部のバレアレス海に浮かぶスペイン・マヨルカ島のリュグマジョーに、家族に頼ることなく2人だけで暮らしていたという共に75歳の老夫婦(名前などは明らかにされず)。地元メディア『Diario de Mallorca』が報じたところによれば、妻のアルツハイマー型認知症は重く夫はひとりでその介護にあたっていたもよう。近頃まったく音沙汰がないことを心配し、先月下旬に彼らの自宅を訪ねてみたのは娘であったが、その目に飛び込んできた光景は彼女の想像した“最悪の状況”をはるかに超えたものであったという。